東京都福生市にお住まいの有野文子様。2014年5月、体調を崩されて、はっきりとした病名がつかず療養していたお父様が1年の入院期間を経て、81歳で亡くなりました。
1.去年の猛暑で体調を崩したのが始まりでした
2.高齢でもジーンズをはきこなす粋な父でした
3. 最初はメールで「葬儀レビ」に問い合わせました
3.転院を重ねたので、経済的にも厳しかったですね
4.戒名も本当は自分で付けたかったんです
5.従兄弟に葬儀を褒められたのが秘かな自慢です
父は私の住む町の隣駅で一人暮らしをしていました。ここ数年は高齢ということもあり、私も仕事を持っていますので、ヘルパーさんの助けを借りる日々でした。それが去年の夏の暑さでまいったのか、急激に食欲を失ってしまいました。無理して食べても戻してしまうというので、病院にかかりそのまま入院ということになりました。
いろいろと検査したのですが、わからずじまいでした。ですから治療といっても安静にして点滴をするぐらいだったんです。お医者様は、脳出血を起こした形跡があるので、その影響かもしれないと言っていました。でも不思議ですよね、脳出血を起こして本人が気づかないなんて。
一年近く安静と点滴、それとちょっとリハビリのような事もしていましたが、やはり状態は良くならずに、徐々に衰弱して4月に高熱を出して最後は肺炎で亡くなりました。
気さくで、かなり年をとってからもジーパンをはくような素敵な父でした。
私が一人娘だということもあって、すごく可愛がってもらいました。なんて言えばいいのかしら、年寄りくさくなくて、若い人の気持ちもわかる人でした。
定年まで自動車関係の会社で部長職に就いていたので、入院中も会社時代の夢をよく見ていたようで、「おい!君は」なんて部下を叱っているような寝言も言っていました。
昨年、最初の入院を父がした直後に、もう高齢でしたので、葬儀についてちょっと調べておこうかなと思い、インターネットで検索して「葬儀レビ」と同じようなサービスをしているところを見つけ、資料請求してパンフレットを郵送してもらいました。その時は、まだまだ先のことだと思っていたので、ぱらぱらとめくっただけでした。
えっと、通夜とか告別式を行わない直葬にしたかったので、「直葬」という言葉で検索したと思います、はっきり憶えていないのですが。それで「葬儀ナビ」にたどりついて、まずメールで問い合わせをしたところ、すぐに電話連絡が入って、いろいろと説明してもらいました。
最初に入院したところは1週間ですぐに転院しました。病気の原因がわかりませんでしたが、お話したように脳出血を起こした形跡があるというので、それを理由に2つ目の病院からリハビリ病院に、また転院しました。そこはリハビリがメインなので150日間の入院が可能でした。それで期限が来て、そのリハビリ病院の姉妹病院に転院しました。そこで父は亡くなりましたが、結局4つの病院にかかりましたね。
二つ目の病院は、衣服が病院指定のものではないとダメだったので、いろいろその指定のものを買い込みましたし、父のおむつ代もありましたし、転院毎に細々とした費用が重なり、トータルで非常に支出が多くなりました。
インターネットで調べてみると、戒名の金額が、どうしてこんなに高額なのかと納得がいきませんでした。ですから、時間がある時に図書館でも行っていろいろと勉強して自分で付けたかったんです。でも、そんな余裕もない内に父は亡くなってしまいましたが。
それこそ、葬儀をどうするかということに尽きますね。病院から推薦してもらって、葬儀を行うという選択肢ももちろんあったのですが、金額が全くわからなかったので、自分でこうして調べて、リーズナブルに葬儀を執り行うことができました。
8歳の娘がいるのですが、葬儀はまだショックが大きいだろうと判断して、当日はいつも通り学校に行かせました。それで、参列者は私と私の従兄弟夫婦の3人というこじんまりしたものになりました。葬儀の後に、従兄弟が、「そうか、お葬式は仰々しくしなくて、こんなに簡素でも素敵なんだね」と言ってくれました。従兄弟は会社員なので、仕事の絡みでもたくさんの葬儀に今までも参列していたようだったのですが、ともかく仰々しい式が多く、内心、少し疑問を持っていたようなんです。それが今回の葬儀で、目から鱗が落ちたようですね。何だかそれで、私もこの父の葬儀を誇りに思いました。
リーズナブルな価格設定だったので、「ちゃんとした式をやってくれるだろうか」という不安は確かにありました。でもアフターサービスというべきことも含めて、きちんとやって貰えて、慣れない私でも、滞りなくできましたので、自信を持ってお勧めできますね。