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祈祷(きとう)とは、自分が願う結果が得られるように神仏に対してお祈りする儀式です。似たような言葉に「祈願」がありますが、祈祷とはどう違うのでしょうか。また、神社やお寺でご祈祷を頼むのはどんな場合で、その時にはどのようなマナーがあるのでしょうか。今回はその意味や式の流れについて解説します。
この記事の監修者
岩田 昌幸
人はなぜ弔い、弔われるのか、葬送儀礼を意味のある営みとして理解し、私たちは次世代へ伝えていきます。葬送儀礼マナー検定実施中。
祈祷というと、おもに神社を連想する方が多いかもしれませんが、お寺でも祈祷があります。「神頼み」のほかにも「仏頼み」という言葉を聞きますよね。祈祷は、神仏ともに自分の願いを伝えてその加護が受けられるように祈る行為です。ただし仏教の浄土真宗には、宗教上の考えから祈祷という行為がありません。
それでは祈祷と祈願ではどのような違いがあるのでしょうか。ともに神仏の力を借りて願いを成就したいというのが基本ですが、違いはそこに神職や僧侶が関わるかどうかです。
祈祷は、神道の場合は神主や祈祷師、仏教の場合は僧侶が行います。それに対して祈願は自分で自ら神様に直接お願いすることです。
神社での通常の祈願は、社殿の前に置いてある賽銭箱にお賽銭を奉納して拝礼し、神様にお願いすればすみます。ただし、特別あるいは強いお願い事がある時は、御祈祷をお願いし、社殿に上がって参拝します。
厄年の厄払いが一般的ですが、それ以外の時でも厄払いの祈祷はできます。お寺の場合は厄除けといい、厄除けで有名なお寺もあります。
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出産前の妊婦さんが、子供が無事に産まれるように祈願するご祈祷です。妊娠5ヶ月を過ぎた戌の日に祈願すると良いと言われ、安産の神様がいる神社はにぎわいます。
神社では男児は生後32日後、女児は33日後に母方から送られた晴れ着を着て参拝するという慣わしがあります。祈祷では今後の成長や健康を祈願します。
もともとは数え年の年齢でしたが、近年は満年齢でお祝いするなど、臨機応変に時期を選んでいるようです。お参りする日は正式には11月15日ですが、今ではその近くの週末や吉日を選んで参拝し祈祷を受けています。大きな神社や有名神社の御祈祷は大変混み合うので、事前予約か、先着順かなどを確認したほうがいいでしょう。
車を買い換えた時や車での旅行前、検査前などにします。この時は祈祷を受ける車で訪れ、神社なら社殿で御祈願を受け、交通安全札を受け取り、そのあと駐車場に停めた車を清めます。
その他、家内安全、合格祈願、学業成就、無病息災、旅行安全、神前式(結婚式)などに、さまざまな祈祷や祈願があります。
ここでは神社で祈祷をお願いする際の一般的な流れを紹介します。神社によっても作法や手順の流れが異なることがありますので、詳しくは祈祷をお願いする神社に確認しましょう。
社務所がある場合はそこで受付をしています。申し込み用紙に住所氏名や祈願内容など必要な情報を記入し、提出してください。初穂料(祈祷料)は決まっていることも多く、その場合は金額も記入し、初穂料を納めます。
人気の神社では当日の祈祷が難しいこともあります。また、ふだんは神職がいない神社もありますので、まずは問い合わせてみましょう。
神式の儀式に共通することですが、神様に失礼がないように儀式の前に身を清めておくことが求められます。具体的には、手水舎(ちょうずや/ちょうずしゃ)で両手を洗った後に口をすすぎ、汚れを落とした状態で向かいましよう。準備が整うと拝殿に案内されます。
祈祷は、神主による穢れを祓い清める「祓詞(はらえことば)」から始まります。この時は頭を下げた姿勢でお祓いを受けます。次に「祝詞(のりと)」が述べられます。これは最初に神様をたたえた後に、祈願の内容を告げ、神様のご加護を願います。この後に、巫女による御神楽が行われる場合もあります。
榊(さかき)の枝に紙垂(しだ)をつけた玉串を、参加者が一人一人神様に納めます。玉串奉納に関しては、決められた手順があるので、詳しくは下記の記事をご覧ください。
儀式終了後は、神様にお供えしていたお米とお神札をいただきます。いただいたお神札は家の神棚に飾ります。そのほかにも授与品を授かることがあります。
授与品の例
宗派によって作法が異なります。お寺で多いのは厄除けの護摩祈願などでしょう。厄除けに特化した「厄除け大師」と名のつくところもあります。大きな寺院では受付所があるので、そこで申し込み用紙に記入し、祈祷料を納めます。本堂では僧侶が読経をし、お護摩を炊き上げます。祈祷が終わると、最後にお護摩札をいただきます。ただし、浄土真宗には祈祷という教義がそもそもありません。
神社で御祈祷をしていただく際には、初穂料(祈祷料)を納めます。金額は神社や祈祷の内容によって異なります。祈祷後は、祈祷の内容や金額に合わせた授与品をいただきます。
この初穂料は、神社によって細かく金額が表示され、ホームページなどでも紹介しているところがあります。ただし小さな神社では特に表示がされていないこともあります。祈祷の初穂料の相場は5,000円程度、複数名でお祈祷を受ける場合は1万円以上が一般的です。また人気のある有名神社は、最低1万円からの設定が多いようです。
お寺の場合も、大きな寺院や祈願で有名な寺院は料金表がホームページなどで公開されています。お護摩の料金は5,000円〜。こちらは料金によって授与されるお護摩札のサイズも変わります。
初穂料を支払う場合、現金を裸でそのまま渡すのはマナーとしては良くありません。正しくはのし袋に入れて、なければせめて封筒に入れて渡しましょう。
のし袋ですが、蝶結び(リボン結び)の水引のものを使います。結び切りは簡単に解けないような硬い結びをしている婚礼用のものなので、それ以外は使わないでください。
のし袋の表には、上段に「御初穂料」「御玉串料」などと書き、下段に祈願する人の名前を書きます。初宮詣でや七五三の場合は、子どもの名前を記入します。この名前は神主が読み上げるので、名前の脇にふりがなを振るといいでしょう。
お札は新札でなくても構いませんが、比較的きれいなものがいいでしょう。のし袋がなく封筒で渡す場合は、白い無地の封筒を使います。
神社でのご祈祷やお寺でのご祈願は、正式な参拝になるので、男性ならスーツ、女性ならスーツかワンピースといった、フォーマルに近い服装が望ましいでしょう。なければジャケットを着用するなどし、あまりカジュアルな服装は避けたほうがいいです。
靴は脱いでご祈祷を受けることが多いので、男性は靴下、女性はストッキングを履くなどして、素足にならないように。また、常識と言えば常識ですが、祈祷中はサングラスや帽子を取り、携帯電話の電源をオフにするかマナーモードにします。
神社や寺院での御祈祷についてまとめてみました。祈祷というとかしこまった儀式のようですが、厄払い(厄除け)や七五三など、交通安全祈願など生活に身近なものもあります。人生の節目や、願い事がある時に利用してみてはいかがでしょうか。
監修者のコメント
祈祷を受ける際、大安など六曜(六輝)を気にする人も多いでしょう。縁起を担ぎたいという心情で暦にこだわるのはかまいませんが、六曜はもともと中国発祥であくまで迷信にすぎないという解釈から、神社も寺院も六曜に関係なく受け付けています。
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記事の制作・編集
よりそうお葬式 コラム編集部
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※本記事の情報正確性等につきましては、細心の注意を払っておりますが、いかなる保証もするものではありません。特に宗教、地域ごとの習慣や個別の事情によって考え方や対応方法が異なることがございます。掲載情報は、ご自身の責任と判断においてご利用ください。情報の利用によって何らかの損害が発生した場合でも、当社は一切の責任を負いません。本記事に掲載の提供情報は、法的アドバイスの提供を目的としたものではありません。
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