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お葬式や法事を行う際は、お世話になるお坊さんにお布施を渡すのが一般的です。
お布施を用意するにあたり、「お布施の相場はどれくらい?」「お布施の渡し方やマナーが知りたい」という方もいるのではないでしょうか。
お坊さんやお寺と良好な関係を維持するためにも、お布施について正しく理解することが大切です。
お布施の相場は法事の種類によっても変わってくるため、法事ごとの相場を把握しておく必要があります。
また、お布施以外に御車料や御膳料が必要になる場合もあるため、渡し忘れがないように気をつけましょう。
この記事では、お布施の金額や相場、マナーなどについて詳しく紹介します。
そもそもお布施とはどういったものなのでしょうか。ここでは、お布施について詳しく解説します。
お布施とは、仏教のお葬式や法事において、読経や戒名をつけていただいたお礼としてお坊さんに渡す金銭です。
お布施の習慣は古代インドに起源があるとされており、仏教が発展する過程で日本にも伝わりました。
一昔前は作物や骨董品など、家にあるものをお礼として渡していましたが、現代では金銭を渡すのが一般的です。
お布施はご本尊にお供えし、寺院の維持や活動費となります。
お布施を渡すタイミングは儀式が始まる前が一般的です。
お葬式の場合、お坊さんは開式の30〜60分前に会場に到着します。その後、控室に挨拶に伺った際にお渡しするのがよいでしょう。
開式前に渡せなかった場合は、お経が終わって閉式した際や、後日お寺に伺った時に渡しても問題ありません。
法事の場合も、式典が始まる前にお布施を渡すのが一般的です。渡しそびれてしまった場合は、お経が終わった後に渡します。
どちらの場合も、お布施を渡す際にはお礼の言葉を添えましょう。
神式のお葬式や法事において、神主に渡す金銭のことを祭祀料といいます。
祭祀料は、儀式を執り行った神主への感謝の意を示すものです。祭祀料はお葬式に限らず、地鎮祭や厄除けなど弔事慶事に関係なく渡します。
お布施と似ていますが、お布施は仏教における言葉であるため、仏式のお葬式や法事以外には使われません。神式の弔事においてお布施を用いるのは不適切であるため注意しましょう。
また、お布施は儀式が始まる前に渡すのに対し、祭祀料は儀式が終わった後に渡すという違いもあります。
神式のお葬式については以下の記事でも詳しく解説していますので、あわせてご参照ください。
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キリスト教ではお布施という概念はなく、お葬式や法事においては、教会または牧師に対して献金という名目で金銭を渡します。
どこにどれくらいの献金が必要になるかは、教会によって異なるため注意が必要です。また、キリスト教のお葬式における献金は、教会、牧師に分けて渡すのが一般的となります。
例えば、教会に10万円、牧師に5万円のような取り決めが行われている場合、それぞれ別の袋を用意して渡さなければなりません。
献金を渡すタイミングは特に決まりはないものの、儀式が行われる当日または数日以内に渡すのが一般的です。
キリスト教のお葬式や法事、法要については以下の記事でも詳しく解説していますので、あわせてご参照ください。
お布施はどれくらい用意するのがよいのでしょうか。ここでは、お布施の金額について解説します。
お布施の金額に厳格な決まりはありません。
その理由は、お布施は法律上、宗教的行為に対する対価ではなく寄付金として扱われるため、定価という概念がないためです。
ただし、お葬式や法事は宗教的な儀式であるため、一定のマナーやしきたりがあり、お布施にもある程度の相場が存在します。
また、お布施に対する捉え方は、お寺やお坊さんによってもさまざまです。
お布施の金額についてお寺に相談しても、「お気持ちでいい」というところもあれば、金額を明示するところもあります。
金額を明示される場合はその金額を用意して問題ありませんが、お気持ちと言われた場合には相場に合わせて用意するのがマナーです。
お葬式や法事では、お布施以外に御車料や御膳料を用意しなければならないケースもあります。御車料と御膳料の相場は、それぞれ5,000~10,000円ほどです。
御車料とは、お葬式や法事にお坊さんが電車やタクシー、自家用車を使用する場合に、交通費の意味合いで渡す金銭です。お葬式や法事をお寺で行う場合や、会場までの送迎を手配している場合は必要ありません。
御膳料とは、読経してくれたお坊さんが会食に参加できない場合に渡す金銭です。
お葬式や法事が終わった後には、読経してくれたお坊さんや参列者をおもてなしするために会食の場を設けます。お坊さんが会食に参加できない場合、本来提供するはずだった御膳の代わりに、御膳料を渡すことになります。
御車料や御膳料はそれぞれ別の袋を用意し、お布施と一緒に渡すのが一般的です。
お布施には明確な金額の決まりはないものの、大まかな相場は存在します。ここでは、法要ごとのお布施の相場を紹介します。
初七日法要のお布施相場は3〜5万円です。
初七日法要は、故人さまがご逝去してから最初に行われる法要となります。仏教において、初七日は故人さまが三途の川のほとりに到着し、無事に川を渡れるかどうかの大事な節目です。
近年では、初七日法要とお葬式を同日に行うケースも多くあります。
お葬式と初七日法要のお布施はまとめてお渡しして問題ありませんが、地域によっては別々に渡すのが慣習となっている場合もあるため注意が必要です。
なお、お葬式のお布施の相場は10〜50万円で地域差があります。初七日法要については、以下の記事でも詳しく解説しています。
四十九日法要のお布施相場は3〜5万円です。
お葬式のお布施の10〜20%が相場とされています。例えば、お葬式で30万円のお布施を渡していた場合、その10%にあたる3万円を四十九日法要のお布施にします。
なお、四十九日法要は、故人さまが極楽浄土に行けることを祈るために行います。
仏教では人がお亡くなりになってから四十九日間を中陰と呼び、故人さまは現世と来世をさまよっているとされています。
四十九日法要は、故人さまの来世の行き先が決定する重要な儀式です。
仏教における忌明けのタイミングにもあたるため、故人さまと血縁関係が近い親族だけでなく、友人や知人を招待する場合もあります。
四十九日法要については、以下の記事でも詳しく解説しています。
納骨のお布施相場は3〜5万円です。
四十九日法要と納骨式を同日に行う場合は5〜10万円が相場となります。また、墓石に納骨する場合はお布施以外にも以下の費用が別途必要です。
墓石に納骨する場合は、墓石の開閉に作業料が発生します。石碑に故人さまの没年や戒名を彫る場合は彫刻料も必要です。
故人さまの追善供養で卒塔婆を立てる場合も別途費用がかかります。
このように納骨にはお布施以外にもさまざまな費用が発生するため、事前に確認しておきましょう。
初盆(新盆)のお布施相場は3〜5万円です。
故人さまがご逝去された後に初めて迎えるお盆のことを初盆(新盆)といいます。故人さまの霊が初めて自宅に帰ってくることから、初盆法要を行うのが一般的です。
初盆法要を行う時期は地域によって異なり、7月13日〜7月15日に行う地域と、8月13日〜8月15日に行う地域に分かれます。
なお、初盆(新盆)法要の日程が四十九日法要、一周忌法要と近い場合、二つの法要を同時に行うケースもあります。
初盆(新盆)法要については、以下の記事でも詳しく解説しています。
一周忌のお布施相場は3〜5万円、納骨を含む場合は5〜10万円が相場です。卒塔婆を立てる場合は、別途2千円〜5千円が必要となります。
一周忌とは、故人さまがご逝去されてから一年目を指します。ご逝去してから一年という節目となるため、親族だけでなく知人や友人なども幅広く招いて法要を行うケースが多いです。
一周忌は故人さまへの哀悼の意を表すために自粛していた行動が解除され、通常の活動が再開できる喪明けのタイミングとなります。
ご逝去された月日と同じ祥月命日(しょうつきめいにち)に行うのが一般的ですが、平日の場合はその前の土日祝日に行います。
一周忌については、以下の記事でも詳しく解説しています。
三回忌のお布施相場は1〜5万円です。
三回忌は一周忌の次にある法要で、故人さまがご逝去してから二年後に行います。三回忌以降の年忌法要では、ご逝去した日を最初の忌日とするため、翌々年を三回忌とします。
三回忌法要までは参列者を幅広く招待し、盛大に行うのが一般的です。親族をはじめ、故人さまと親しかった友人や知人を招いて行う場合もあります。
他の法要と同様に、お坊さんに読経をしてもらって参列者がご焼香をします。その後は故人さまを偲びながら会食を行うのが一般的です。
三回忌については、以下の記事でも詳しく解説しています。
七回忌のお布施相場は1〜3万円です。
七回忌は故人さまがご逝去してから六年後に行う法要で、親族のみで小規模に行われるのが一般的です。参列者が少ないため、自宅にお坊さんを呼んで執り行うケースもあります。
七回忌以降には十三回忌や十七回忌などの年忌法要がありますが、お布施相場は七回忌と同じです。
また、最近では七回忌や十三回忌を弔い上げとするケースも増えています。弔い上げとは最後の年忌法要のことです。
弔い上げを経て故人さまは、ご先祖様の仲間入りをすると言われています。
年忌法要をどこまで行うかについて、親族間で考え方の相違があるとトラブルの原因になります。トラブルを防ぐためにも、弔い上げのタイミングを親族間で話し合っておきましょう。
お彼岸法要のお布施相場は5千円〜1万円です。
お彼岸は春分の日・秋分の日を中日とした七日間のことで、ご先祖様のご供養に適した時期とされています。
お寺や地域によってはお彼岸法要を行い、故人さまの冥福を祈り、お坊さんによる読経やお焼香などが行われます。
合同法要として行われる場合が多く、お寺の檀家やお墓を持っている人が参加する法要です。
合同法要とは別にお坊さんが檀家の自宅に出向き、個別にお彼岸法要を行う場合もあります。この場合、合同法要よりもお布施は多く必要となり、相場は3〜5万円です。
ここでは、お布施のマナーを解説します。
お布施を入れる袋は奉書紙が最適です。
奉書紙は和紙の種類の一つであり、最高級の公用紙として使われています。御教書紙と呼ばれることもあり、その歴史は室町時代まで遡ります。
儀式に最適な奉書紙でお金を包めば、お坊さんに対する感謝の気持ちを最大限に伝えることにもなるでしょう。
奉書紙は大型の文房具店や書道用品を販売しているお店、通販サイトなどで購入できます。
すぐに奉書紙を用意できない場合は白い封筒を使っても問題ありません。白い封筒を用意する際には、不要な印字がない無地のものを選ぶのがマナーです。
お布施を包む場合、お金の向きに注意する必要があります。奉書紙や封筒の表に対し、お札の肖像画は上向きになるように入れるのがマナーです。
また、お布施はお香典と違って新札を用いるのが望ましいとされています。
お布施はお坊さんへの感謝の気持ちを伝えるものであり、お香典のように気持ちの焦りや悲しみを示すものではないためです。
新札がない場合は旧札でも問題ありませんが、シワが多かったり、汚れたりしているお札はお坊さんに対して失礼にあたります。
お坊さんに感謝の気持ちが伝わるように、できるだけきれいなお札を用意しましょう。
お布施の表書きは、上半分に御布施、下半分に施主の名前を記載しましょう。お布施は家として用意するものであるため、名字+家と書いても問題ありません。
なお、お葬式の香典袋には突然の訃報を受けた悲しみを表すために薄墨を用いますが、お布施は濃墨で書くのが一般的です。
毛筆で書くのがマナーですが、筆ペンやサインペンを用いても問題ありません。
お布施の裏書には、住所と金額を記載します。封筒の左下に住所を書いて、その左側にお布施の金額を書きます。金額は旧字体の漢数字で書くのがルールです。
例えば、お布施に3万円を包む場合は「金参萬圓也」とします。
奉書紙を使ってお布施を包む場合、奉書紙の表面と裏面に注意しましょう。すべすべしている面が表、ざらざらしている面が裏です。
奉書紙を使ったお布施の包み方は以下の通りです。
無地の封筒を購入してお布施を包む場合、一般的に水引は不要です。
水引とは贈り物やご祝儀袋、香典袋に付けられる飾り紐のことをいいます。弔事において水引には、魔除けや故人さまを供養する意味があります。
お布施に水引をつけない理由は、不祝儀に対してのものではなく、お坊さんに対してお礼の意味合いで渡すためです。
ただし、地域によってはお布施に水引を付ける場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。
お葬式や法事の際にはお布施を用意しなければなりません。
お布施に明確な決まりはないものの、宗教や地域、お寺によって相場があります。お寺とは長い付き合いになるため、お布施を用意する際は失礼がないようにしましょう。
また、お布施以外にも御車料や御膳料が必要になる場合もあるため、渡し忘れがないように注意が必要です。
お布施について分からないことや不安に感じることがあれば、親族や菩提寺、葬儀社に相談しておくとよいでしょう。
よりそうお葬式では、専門相談員が24時間365日いつでも無料でご相談を受け付けています。寺院や地域で評判の葬儀社や斎場を全国各地からご案内いたします。
お寺とお付き合いがない方には、お坊さんをお手配するサービスも行っていますので、まずはお気軽にご相談ください。
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記事の制作・編集
よりそうお葬式 コラム編集部
よりそうは、お葬式やお坊さんのお手配、仏壇・仏具の販売など、お客さまの理想の旅立ちをサポートする会社です。
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