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葬儀の流れ
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お通夜の時間・流れの解説!始まりから終わりまで
お葬式に参列したことがない人のなかには、お悔やみの言葉をいつかければ良いのかなど、気になる点がいくつかあるのではないでしょうか。
お通夜に初めて参列する人は、大まかな流れについて知っておくと安心です。
この記事では、お葬式の流れ、お通夜当日の流れ、お悔やみの言葉、注意点、マナー、よくある質問について詳しく解説します。
お通夜の流れやお悔やみの言葉について知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
お葬式の流れは、一般葬・家族葬・火葬式(直葬)で変わるため、注意が必要です。ここでは、お葬式の流れについて詳しく解説します。
一般葬は、主に1日目にお通夜、2日目に葬儀・告別式・ご火葬という流れです。
故人さまがお亡くなりになると、喪主・ご遺族から訃報が入り、一般葬を執り行うと聞いた段階で参列の可否をお伝えします。
主に一般葬では1日目にお通夜、2日目に葬儀・告別式・ご火葬という流れがスタンダードとなるため、参列する場合はどちらも出席できるよう2日分のスケジュールを空けておきましょう。
家族葬も、主に1日目にお通夜、2日目に葬儀・告別式・ご火葬という流れです。
大まかな流れは一般葬と変わらず、喪主・ご遺族から訃報が入り、家族葬を執り行うと聞いた段階で参列の必要性をお伝えします。
葬儀社ごとに複数のプランが提供されており、1日で執り行うプランや2日に分けて執り行うプランがあるため、お葬式の規模や形式についてはあらかじめ確認しておくと良いでしょう。
故人さまはもちろん、喪主・ご遺族の意向でどのようなお葬式にするか変わるため、事前に参列が必要かに加えて、お葬式の詳細についてもお聞きしておくと安心です。
最近ではお通夜を省き、葬儀・告別式・ご火葬のみを行うなど、一般葬とは別の形で家族葬が執り行われることがあるため、喪主・ご遺族に確認しておくことを推奨します。
「火葬式(直葬)」は、お通夜や葬儀・告別式を省略し、ご火葬のみを行うお葬式です。会食や儀式も行わないため、事前にその流れを把握しておくと安心です。
通常は故人さまを送り出すための儀式が行われたり、故人さまとの思い出を語り合う会食が開かれたりしますが、火葬式(直葬)ではすべて省略するのが一般的です。
基本的にはご火葬のみとなるため、時間・場所・予算の面で喪主・ご遺族の負担を軽減できるお葬式といえるでしょう。
一般葬や家族葬と比べるとコンパクトなお葬式となるため、参列する際にはお葬式の規模・形式について今一度ご確認ください。
お通夜当日は、受付・焼香・お坊さんの読経・参列者への挨拶・通夜振る舞い・散会という流れが一般的です。
ここでは、お通夜の当日の流れについて詳しく解説します。
お通夜当日、参列者はまず受付を済ませます。
葬儀場には受付が設置されており、喪主・ご遺族の関係者や葬儀社のスタッフが常駐しているため、葬儀場に到着したら受付で挨拶を済ませて香典をお渡しください。
香典辞退の旨があった場合は、お悔やみの言葉のみをお伝えするのがマナーです。受付では芳名帳への記入を促されるため、氏名と住所を記入しましょう。
お通夜が始まったら、お坊さんが読経を行います。読経中はお坊さんのお経に耳を傾け、すべて終わるまで参列者は待機するのがマナーです。
読経中は進行役の案内で焼香が開始されるため、順番にお済ませください。読経が終了するとお坊さんから説法があるため、お話を真摯に受け止めましょう。
お坊さんの読経が始まったら、参列者が順番に焼香を行います。主な焼香の流れは、以下の通りです。
初めての焼香でどうすれば良いかわからない場合は、前の人の動きを真似するようにしましょう。
焼香が終わったら、喪主・ご遺族による参列者への挨拶が行われます。
挨拶の際には、故人さまへの思いやその方の生前の思いが語られるため、参列者は真摯な態度で耳を傾け、相手の言葉にうなずくなど、ご遺族のお気持ちによりそうのが良いでしょう。
挨拶が終わったら、通夜振る舞いが行われます。通夜振る舞いとは、お通夜後に喪主・ご遺族・参列者で執り行う会食のことです。
生前の故人さまとの思い出を語り合う儀式であり、喪主・ご遺族がお坊さんや参列者などに感謝の意を示す場でもあります。
通常は1〜2時間ほどで終わりますが、ご家族のみで執り行う場合は会食そのものが省略されることもあるなど、お葬式の規模や形式によって変わるため注意が必要です。
すべての儀式が終了次第、散会となります。
参列者は喪主・ご遺族に挨拶を済ませ、受付に預けた荷物を受け取ってその場を後にするのがマナーです。
以下の記事では、お通夜の時間・流れについて解説しているため、あわせてお読みください。
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お通夜では、喪主・ご遺族に対してお悔やみの言葉が必要です。ここでは、お通夜のお悔やみの言葉について詳しく解説します。
お通夜で喪主・ご遺族にかけるお悔やみの言葉には、以下のようなものがあります。
代表的なものとしては、「お悔やみを申し上げます」「ご冥福をお祈りします」などです。以上のお悔やみの言葉は口語・文語とありますが、原則はどちらでも問題ありません。
「ご愁傷さまです」などの言葉は受け取り手によって誤解を招くことがあるため、迷う場合は避けるのが無難です。
お通夜では、一部避けるべき言葉があるため、あわせて知っておくと安心です。主に避けるべき言葉としては、以下のようなものがあります。
繰り返しを連想させる重ね言葉 | かえすがえす、重ね重ね、くれぐれも、しばしば、重々、たびたび、たまたま、次々、時々、どんどん、日々、ますます、またまた、みるみる、わざわざ |
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決別を連想させる忌み言葉 | 飽きる、失う、薄い、疎んじる、終わる、返す、帰る、嫌う、切る、切れる、断る、裂ける、冷める、去る、捨てる、疎遠、耐える、出す、泣く、逃げる、放す、離れる、ほころびる、ほどける、戻る、揉める、離縁、離婚、別れる |
不幸を連想させる忌み言葉 | 相次ぎ、飽きる、浅い、焦る、褪せる、生きていた頃、忙しい、痛い、おしまい、落ちる、衰える、終わる、欠ける、悲しむ、枯れる、九(く)、崩れる、消す、壊す、最後、冷める、去る、四(し)、死ぬ、しめやかに、捨てる、葬式、絶える、散る、倒れる、弔う、とんでもない、流す、無くす、亡くなる、涙、冷える、病気、降る、仏、ほどける、滅びる、負ける、短い、病む、破る、敗れる、割る、悪い |
以上のように、繰り返しを連想させる重ね言葉、決別を連想させる忌み言葉、不幸を連想させる忌み言葉はお通夜に限らずお葬式の場全体で避けるべきです。
数字の「4」や「9」など、「苦」や「死」を連想させる言葉もNGとされるため、意識的にお避けください。
お通夜で使える例文としては、以下のようなものがあります。
お通夜では他の参列者が次々と受付に集まってくるため、お悔みの言葉は手短に済ませるのがマナーです。
長話すると後が詰まるため、お悔みの言葉に加えて一言二言で済ませましょう。
以下の記事では、故人さまとの関係性による例文と注意点について解説しているため、あわせてご覧ください。
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お悔やみの言葉を伝えるタイミングは厳密に決められているわけではありませんが、受付の人に香典をお渡しする際にお伝えするのが一般的です。
受付に列ができていてお悔やみの言葉を伝えることができなかった場合は、お通夜が始まる前に喪主・ご遺族に直接お伝えします。
忙しそうな場合は、頃合いを見ながら適宜ご対応ください。
お悔やみの言葉では、笑顔での挨拶は避ける、死因について詮索しない、長話は避けて手短に済ませる、励ましの言葉は避けるなどの注意点があります。
ここでは、お悔やみの言葉の注意点について詳しく解説します。
お悔やみの言葉をお伝えする際、笑顔での挨拶はお避けください。
お葬式全般でいえることですが、笑顔は厳禁です。故人さまを失ったことでショックを受けている喪主・ご遺族のためにも、神妙な面持ちでいることが求められます。
会食など、故人さまのエピソードをお話しする際は多少笑顔になっても構いませんが、お悔やみの言葉などの挨拶時には笑顔にならないよう注意しましょう。
死因などについて詮索するのも、マナー違反です。
生前の故人さまと交流のあった人のなかには、お亡くなりになられた理由について聞きたい人もいるかもしれませんが、詳しい死因について聞くのは失礼に当たります。
喪主・ご遺族からお話があった場合も、深く詮索しないようご注意ください。
受付では長話は避け、手短に済ませるのがマナーとなります。
葬儀場には次々と参列者がやってくるため、長話している暇はありません。お悔やみの言葉は手短にお伝えし、スムーズに離れるようにしましょう。
参列者のなかには、気を落としている喪主・ご遺族に向けて励ましの言葉をかける人もいらっしゃいますが、励ましの言葉は避けるのがマナーといえるでしょう。
「落ち込まないで」「頑張って」などの言葉は、一見すると喪主・ご遺族を勇気づける言葉のように思えますが、かえって負担となることがあります。
励ましたいという気持ちはわかりますが、極力励ましの言葉はお避けください。
お葬式に参列する場合、お通夜全体のマナーを知っておくとより安心です。ここでは、お通夜全体のマナーについて詳しく解説します。
通夜振る舞いなどの会食では、いくつかのマナーをお守りください。
会話では、大声で話したり故人さまと関係のない話をしたりするのを避ける、献杯では、グラスを合わせて音を鳴らしたり持ち上げたりするのを避けるのがマナーです。
他にも、食事では食べ過ぎたり飲み過ぎたりしないのがマナーとなります。
お通夜では、携帯電話の電源は切っておきましょう。
お坊さんの読経中や参列者の焼香中に着信音を鳴らすのは、マナー違反となります。お通夜の開始から終了まで電源を切る、もしくはマナーモードに設定するのがマナーです。
お通夜には、香典を持参します。持参した香典は、受付でお渡しするのがマナーです。
一方で、喪主・ご遺族の意向によっては香典を辞退されている場合があるため、もし香典辞退の旨があった場合は、持参しないようにしてください。
稀に無理に香典を持参する人がいますが、喪主・ご遺族によっては負担を軽減したいとの思いから辞退している人もいるため、本人の意向に従いましょう。
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お通夜では、時間厳守がマナーです。遅刻しそうな場合は、喪主・ご遺族に早めに連絡を入れるようにしましょう。
交通事故や渋滞など、葬儀場までの道路状況は刻一刻と変わっていくため、何らかのトラブルに巻き込まれた場合は、喪主・ご遺族にご連絡ください。
お通夜では、喪服または黒を基調とした服装の着用がマナーです。参列する人は準喪服(ブラックスーツ・ブラックフォーマル)を着用します。
お通夜の場合は平服での参列も認められていることがほとんどであるため、ダークスーツに黒ネクタイ、黒のスーツ・ワンピースでも良いでしょう。
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お通夜に参列する際は、よくある質問を知っておくと安心です。最後に、お通夜のよくある質問について詳しく解説します。
お通夜の流れは、受付、お坊さんの挨拶、焼香、参列者への挨拶、通夜振る舞い、散会が一般的です。基本的には、一般葬も家族葬も同じ流れとなります。
どちらに参列する場合も受付でお悔やみの言葉が必要となるため、どのような言葉をおかけするかについてはあらかじめ考えておきましょう。
香典辞退の旨が事前にない場合は、香典をお渡しするタイミングでお伝えください。なお、お葬式を執り行う側の人は、どのようなお葬式にするか迷っている人もいるでしょう。
喪主・ご遺族としてお葬式を執り行う立場にある人は、よりそうお葬式にお問い合わせください。当社では家族葬、火葬式(直葬)、一般葬にも対応しています。
家族葬では「一日プラン」「二日プラン」、火葬式(直葬)では「シンプルプラン」「面会プラン」「自宅安置プラン」があり、ご要望に合わせて細かなアレンジも可能です。
いずれのプランも明朗会計のセットプランとなっているため、まずは公式ホームページをご覧ください。
「よりそうお葬式」では、無料の資料をご請求いただいた方全員に「お葬式読本」を無料で贈呈しています。はじめての喪主でも安心の役立つ情報がそろっています。もしも時のための事前準備に活用できます。
※本記事の情報正確性等につきましては、細心の注意を払っておりますが、いかなる保証もするものではありません。特に宗教、地域ごとの習慣や個別の事情によって考え方や対応方法が異なることがございます。掲載情報は、ご自身の責任と判断においてご利用ください。情報の利用によって何らかの損害が発生した場合でも、当社は一切の責任を負いません。本記事に掲載の提供情報は、法的アドバイスの提供を目的としたものではありません。
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