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忌野清志郎さんの葬儀・お別れの形|数々の名曲、ロック葬(音楽葬)

  • [投稿] 2019年08月25日
  • [更新] 2021年05月06日

ロック歌手の忌野清志郎さん(享年58)が2009年5月2日、逝去されました。
パンクヘアにド派手なメークと衣装の唯一無二のスタイルで反戦、原発等の社会的メッセージを投げかけてタブーに挑戦し続けた「キング・オブ・ロック」。
その葬儀もまさに「ロックン・ロール・ショー」そのものでした。
ロック葬としての先駆けともいえる、忌野清志郎さんの葬儀や告別式についてご紹介します。

忌野清志郎さんのプロフィール

忌野清志郎(いまわの きよしろう)、本名:栗原 清志(くりはら きよし)
1951年4月2日 東京都中野区生まれ。
母親が3歳の時に亡くなり、伯母夫婦の養子となる。

来歴

1960年代の国分寺市立第三中学校の時、ベンチャーズ等のカバーバンド「No Name」を結成、音楽活動を始める
東京都立日野高等学校に進学し、ジョン・リー・フッカー好きの友人の影響でブルースに傾倒する

R.C.サクセション結成

1968年「R.C.サクセション」結成
1970年「宝くじは買わない」でデビュー
1972年 シングル「ぼくの好きな先生」がヒット。その後、事務所関係のトラブルなどで長期にわたりバンド活動は低迷
1976年事務所を「りぼん」に移籍。アルバム「シングル・マン」を発表。以降、徐々にロックバンド化したといわれる
1978年半ば頃から、T.Rexのマーク・ボランやデヴィッド・ボウイ等のグラムロックの影響でメイクをはじめ、パンクヘアにカットし、奇抜なスタイルとなる

数々の楽曲がヒット

1980年シングル「雨あがりの夜空に」「トランジスタ・ラジオ」、アルバム「RHAPSODY」がヒット
1982年坂本龍一とのシングル「い・け・な・いルージュマジック」を発表
1985年RCサクセションの事務所「うむ」を設立するが、各メンバーのソロ活動が活発化し、バンドの活動は停滞
1987年初のソロアルバム「RAZOR SHARP」を発表
1988年RCサクセションのアルバム「COVERS」に核問題と原子力発電の問題が扱われており、発売中止となる
1991年RCサクセション活動休止。個人事務所「ベイビィズ」を設立

ガン闘病を公表

2006年7月喉頭癌を発表し、音楽活動を休止
2008年2月日本武道館で「忌野清志郎 完全復活祭」を開催、24曲を歌い上げる
2008年7月左腸骨への癌の転移を発表し、再び活動を休止
2009年2月体調が悪化し、東京都内の病院に入院
2009年5月2日 癌性リンパ管症により死去

忌野清志郎さん 最期の様子

音楽人らしい表現で前向きな公表

2006年7月に忌野清志郎さんに喉頭癌が見つかり、公式HP上で「何事も人生経験と考え、この新しいブルースを楽しむような気持ちで治療に専念できれば。またいつか会いましょう。夢を忘れずに!」とのメッセージを発表しました。
がんを新しいブルースと表現する、忌野清志郎さんらしいコメントでした。
声帯を失う手術を拒否し、放射線治療や抗がん剤治療、民間療法などで完治を目指したそうです。

一時は武道館ライブをするほどの復活も

2008年2月には日本武道館で「忌野清志郎 完全復活祭」の単独ライブを開催し、清志郎さんは生来の声量で24曲を歌い切りました。約1万3000人のファンも復活を確信したといいます。
しかし、わずか数カ月後の2008年7月に左腸骨にがんが転移していたことが判明。
予定の活動を全てキャンセルし、入院しましたが親しい友人や関係者に心配をかけたくないと連絡をせずにいましたが、亡くなる数日前から急激に容体が悪化し、苦しむこともなく最期を迎えたといいます。

家族やバンド仲間に看取られた最期

家族以外ではRCサクセションのギタリスト、仲井戸麗市さん(チャボ)が清志郎さんの最期を看取りました。
「ぎりぎり間に合ったチャボは、必死に清志郎を揺すって『おい、起きろよ!!』って声をかけていたそうです。」と関係者が明かしています。

忌野清志郎さんのお葬式

忌野清志郎さんのお葬式は、近親者とごく親しい人が参列した密葬(葬儀・告別式)と、東京・青山葬儀所で行われた盛大な告別式「ロック葬」の2度にわたって執り行われました。
どちらも「清志郎さんらしく送り出そう」という、ご遺族や関係者の方々の強い思いが表れた、ライブのようなお葬式でした。

葬儀は、清志郎さんの名曲が流れる異例の密葬

忌野清志郎さんの葬儀は2009年5月3日に東京都・下目黒の羅漢会館で、午後6時から近親者と親交の深い友人が参列する無宗教式の密葬として営まれました。

親かった人との賑やかな葬儀

しかし、しめやかに行われたという通夜と違い、「暗いことが嫌いだったので、明るく送り出そう」という遺族や親しい関係者の希望でRCサクセションの名曲など15曲が流される賑やかな葬儀になりました。

司会は長年、清志郎さんの宣伝を担当した後、清志郎さんのライブやイベントなどで「絶叫調」の司会をしてきた高橋康浩さんが努めました。
「故人でなく、ボスと呼ばせていただく。葬式ではなくライブ!ゴキゲンだぜ、ベイベー!」と切り出し「ロックン・ロール・ショー」という曲で、葬儀は始まりました。

赤いバラなど、明るい色で彩られた花祭壇

遺影はピンク色で縁取られ、清志郎さんがほほえんでいます。
また、棺の清志郎さんは2008年の完全復活祭で着用したピンクのスーツを着ていました。
清志郎さんのまわりはバラの花びらがちりばめられ、棺の中にギターのピック、大好きだった自転車に乗るときのウエアも収められていたそうです。

「ぼくの好きな先生」によるお別れの言葉

清志郎さんへの弔辞は都立日野高校3年時の担任教師、小林晴雄先生でした。
RCサクセションのヒット曲「ぼくの好きな先生」のモデルになった美術教師で、清志郎さんはこの曲で「劣等生のこのぼくに すてきな話をしてくれたちっとも先生らしくない ぼくの好きな先生」と歌っています。

小林先生は、松葉づえをつきながら柔和な笑顔で「実際は苦しんだか分からないけれど、穏やかに逝った顔だったよ」と、語り始めました。
2月の同高美術部の「OB展」が、最後の対面となったことを明かして「病気があるから、元気なうちにゆっくり話したかったようだ。回復しているように見えたんだけどなぁ…」と無念の思いをもらしました。
そして「よく頑張った。ゆっくり休め」と棺の中の教え子に語りかけました。

出棺は「雨あがりの夜空に」の合唱で。

出棺時は棺の上に、愛用のマントとギターが置かれて「雨あがりの夜空に」の曲が流されました。

「OK、チャボ!」と清志郎さんの仲井戸さんへの掛け声に続いて歌声が流れた瞬間、仲井戸さんが棺の前に飛び出して叫び、一心不乱に跳びはね続けていたそうです。

「雨あがりの夜空に」を約110人の参列者も歌い、フラワーシャワーで盛大に清志郎さんを送り出しました。

参列した著名人

大竹しのぶさん、竹中直人さん、細野晴臣さん、トータス松本さん、三浦友和、仲井戸麗市さん、坂本龍一さん、井上陽水ら約110人。

盛大な告別式、ロック葬「青山ロックン・ロール・ショー」

2009年5月9日、東京・青山葬儀所で告別式が営まれました。
会場にはライブで定番の品々、ウサギの巨大バルーンや2007年の年越しライブで使われたコタツや「いけないルージュマジック」などのポスターが飾られました。また、ファンから贈られた千羽鶴も一緒に飾られていました。

紅白の横断幕をバックにして、ピンクに縁どられた遺影のなかで、モスグリーンのスーツで優しい顔でほほ笑む忌野清志郎さん。
祭壇は赤・ピンク・黄色と鮮やかな花々と、CandleJuneさんのキャンドル約100本で彩られていました。

関係者向けの式が12時にはじまり、忌野清志郎さんの楽曲が大音量で流されるなか、約1,000人が参列してスタートしました。

MC(司会者)が「今日は素晴らしい1日になるでしょう!最後までごゆっくりお見送りください」と弔問客を煽りつつ「紹介します!キング!ゴッド!FOREVER忌野!!」とライブと同じように叫ぶスタイルの、ロック葬が始まりました。

ロック葬で流された楽曲は全33曲

忌野清志郎さんのロック葬は、ライブで共演したNICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNS plus 武田真治による生演奏で幕が開けました。

この日、会場で流された楽曲は全33曲で主なタイトルは「ロックン・ロール・ショー」「多摩蘭坂」「スローバラード」「い・け・な・いルージュマジック」「サン・トワ・マ・ミー」 「デイ・ドリーム・ビリーバー」「ぼくの好きな先生」「上を向いて歩こう」
また、遺作といわれる最後の歌声となる「Oh!RADIO」も流されました。

この曲は清志郎さんが作詞作曲を担当、FM局のキャンペーンソングとしてスガシカオさん、岸田繁(くるり)さんらが歌う曲で、この日は清志郎さんが歌うデモバージョンが流されました。

この時の様子を収めて「忌野清志郎 青山ロックン・ロール・ショー 2009.5.9 オリジナルサウンドトラック」として、2枚組のCDになっています。

竹中直人さんの弔辞

出席者全員による黙祷の後に、竹中直人さん、大竹しのぶさん、甲本ヒロトさんによる弔辞が述べられました。

竹中直人さんは、清志郎さんからプレゼントで貰ったというプリズム色の指輪を付けて参列していました。
「ボス、キング、ゴッド、いろんな呼び名があったけど、僕にとっては『清志郎さん』です。僕たちは今も信じられない気持ちでいっぱいです。『忌野清志郎が死んじまった』何度つぶやいても受け入れることができない。でも本当なんですよね」
「俺は(清志郎さんの)友達。ずっとずっと自慢していいですよね? 清志郎さんは、ずっとずっと僕たちのなかで生きている。死んでない」と遺影に向かって語りかけました。

甲本ヒロトさんの弔辞

甲本ヒロトさんは黒い革ジャン姿で参列していました。
「キヨシロー。キヨシロー。あなたとの思い出にはろくなものはございません。突然呼び出して、知らない歌を歌わせたり、なんだか吹きにくいキーのハーモニカを吹かせてみたり。」とマイクの前で、ゆっくりと話し始めました。
そして忌野清志郎さんとの多くの思い出と、最後に会ったときの話を語り
「今日はありがとうを言いに来たんです。数々の冗談をありがとう。いまいち笑えなかったけど。今日もそうだよ。ひどいよ、この冗談は。うん、でもなるべく笑うよ。キヨシロー、ありがとう。」と手を力いっぱい振り、別れを告げていました。

大竹しのぶさんの弔辞

大竹しのぶさんは寂しげな表情で、最後のお別れの言葉を伝えていました。
「まだ、信じられない。ガンは消えると思っていたから、それで死ぬなんて思っていなかっただけに残念です。(天国から)愛と平和が1日でも早く来るよう、凛としていて下さい。
最近は、メールで話すだけでしたが、本当に優しい方でした。これからもずっとファンでい続けますね」

ロック葬の最後は「雨上がりの夜空に」の生演奏

ロック葬の最後は、再びNICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNS plus 武田真治が登場し、生前の清志郎さんのライブ音源の歌声にあわせて、「雨あがりの夜空に」を生演奏しました。
会場には紙吹雪が舞い、忌野清志郎の最後のロックン・ロール・ショウが終わりました。

会場周辺まで埋め尽くしたファン、3万5,000人

青山葬儀所の周辺、青山霊園の周囲に沿って約3万5,000人のファンが1.5㎞にわたって道路を埋め尽くしました。全国からかけつけ、徹夜組も多数いました。
13時から一般の弔問(献花)が始まり、準備されていた清志郎さんのポストカードが渡されました。
大竹しのぶさんは、会場を去る直前に、ファンに向かって「愛し合ってるかい!」と清志郎さんの名ゼリフを叫び、ファンに進んで手を差し伸べて握手を交わしていたそうです。

参列した著名人

甲本ヒロトさん、竹中直人さん、大竹しのぶさん、桑田佳祐さん、永瀬正敏さん、鶴見辰吾さん、大友康平さん、オダギリジョーさん、BONNIE PINKさん、北川悠仁さん、岩沢厚治さん、原由子さん、Charaさん、スガシカオさん、サンプラザ中野くん、及川光博さん、糸井重里さん、宇梶剛士さん、坂本冬美さん(順不同)ら約1000人。

忌野清志郎さんの葬儀・お別れの形

ロックミュージシャンのロック葬は、最近では内田裕也さんの葬儀が話題になりました。
その先駆けともいえるのは、間違いなく忌野清志郎さんの「青山ロックン・ロール・ショー」でしょう。
当時は告別式、と呼ばれていましたが、今でいうお別れの会や偲ぶ会の位置づけです。
ミュージシャンに限らず、一般の方でも自由なタイミングで自由に楽曲を流す・演奏する「音楽葬」を行うことが増えてきています。一つの流れを作ったのは忌野清志郎さんのロック葬の影響もあるのかもしれません。
忌野清志郎さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

人生のゴールを考える:終活のすすめ

著名人のお別れの形をロールモデルとして様々紹介していますが、
死はいずれ誰しもに訪れることです。
そして突然のお別れが、いつ誰に起こるかも分かりません。



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