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喪中ハガキを出すには?投函や書き方のマナーを紹介!

  • 2022年06月02日

喪中ハガキは何度か受け取ったことがあっても、いざ自分で出すとなると、どのように作り、いつ投函してよいかわからずに戸惑う人もいるでしょう。
喪中ハガキは「喪中のため新年の賀状での挨拶を失礼します」とお知らせするのが目的です。
それだけのことですが、冠婚葬祭に関することはマナーが重んじられる傾向があり、喪中ハガキにもさまざまなマナーやルールが存在します。
上司や先生などと年賀状のやり取りをしている人は年長者に送ることになるため、マナーについて十分に知っておく必要があるでしょう。
そこで、喪中ハガキの文面や投函時期などについての一般的なマナーやルールを紹介します。

そもそも喪中ハガキって何のために送るの?

喪中とは、両親、兄弟、祖父母などの身内の近親者が亡くなった場合に、故人の死を弔うための一定の期間、喪に服することをいいます。
喪中のほかに服喪期間などともいわれますが、その間は派手な行動やお祝いごとなどを慎み、故人の冥福を祈るしきたりがあります。
そのため、新年の晴れやかなお祝いの行事は避けるのが通例です。お正月飾りやお屠蘇、お正月料理も新年のお祝いの意味があるため控える傾向にあります。

ましてや、故人が亡くなって間もない場合は、まだまだ悲しみが癒えていない家族に向かって「(新年明けまして)おめでとうございます」という言葉は無礼に当たります。
しかし、喪中であることを知らない人は、例年と同様に年賀状を送ろうとするでしょう。
そのままでは、元旦に「おめでとうございます」のおめでたい賀詞やイラストの書かれた年賀状が届いてしまいます。
それは、身内を亡くした家族に失礼だ、ということももちろんあります。しかし、それ以上に年賀状を送った側が喪中であることを知ったときに、送った相手が罪悪感を持つのを防ぐためでもあるのです。

そのため、例年年賀状のやり取りをしている相手に対して、いつ誰が亡くなったのかを明記し、喪に服していることを伝える必要があります。
喪中であることも年賀状を送らないことも伝えないのでは、毎年きていた年賀状が届かなかったことに対していろいろと心配させてしまいかねません。
事前に喪中ハガキを出して新年の賀状を遠慮することを添えておけば、喪中ハガキを受け取った側も年賀状でお祝いの言葉を送らずに済みます。そして、松の内が明け、世間のお正月のおめでたいムードが一段落した頃に、寒中見舞いとして近況伺いや挨拶状を出すことが一般的です。

喪に服す期間の目安は?

喪に服す期間は、法律などでいつからいつまでと厳密に定められているものではありません。血の濃い家族のほうが喪中の期間が長くなることが一般的です。また、血の繋がりだけに限らず、養子縁組や内縁関係、また同居が長く家族同然だった人の場合でも長く喪中とすることもあります。

喪中の期間は、喪中ハガキを送る差出人から見て0親等か1親等にあたる、夫・妻・父母・義父母が亡くなった場合は、およそ12~13カ月が目安です。
だいたいは一周忌を迎えるまでと考えられています。
1親等の関係にあたる子どもが亡くなった場合は、喪中期間の目安が3~6カ月とされています。
2親等にあたる祖父母、義理の祖父母の喪中期間の目安も同じく3~6カ月です。とはいえ、我が子を失う悲しみと、老い先短い祖父母を亡くすのとでは悲しみの度合いが違うと思う人もいるでしょう。
多くの人は、亡くしたあとの年賀を欠礼することが一般的ではないでしょうか。

2親等でも、孫・兄弟姉妹・配偶者の兄弟姉妹の場合の喪中の期間の目安は1~3カ月となっています。しかし、亡くした年齢や関係性にも大いに関わってくることでしょう。
伯父・伯母、叔父・叔母、義兄弟姉妹などの3親等からは、特に喪中としていません。

ただし、ここで紹介した喪中期間はあくまでも目安であり、宗教や宗派、地域の風習や慣例により異なることがあります。
何の指針もないときは、あまりに悲しみが深く新年のお祝いを交わす気持ちになれなければ喪中として構いません。
一方、新年の時点で喪中の期間を過ぎている場合や、お祝いする気持ちが持てる場合には、喪中ハガキを送る必要はありません。

どんな場合に喪中ハガキを出せばいい?

喪中ハガキの差出人が同居していた家族、もしくは同居していた親族がその年に亡くなった場合に、年賀欠礼と喪中であることを知らせる手段として喪中ハガキを出すのが一般的です。
また、同居していた、同居していないに関わらず、自分の肉親にあたる父母・義父母・兄弟姉妹・子がその年に亡くなった場合にも喪中ハガキを出す人がほとんどです。
それ以外の関係の場合は、付き合いの深さや心情などで家族で相談して喪中ハガキを出す、出さないを決めるとよいでしょう。

誰に喪中ハガキを送ればいいのか

喪中ハガキを送る目的は、近親者が亡くなったため喪中であることを伝えることと、来年の新年の挨拶を控える欠礼を詫びることです。
そのため、毎年年賀状をやり取りをしている相手には必ず送りましょう。
自分がやり取りをしていた相手はもちろんのこと、故人が年賀状をやり取りしていた相手にも送る必要があります。故人が残した直近の年賀状から判断して送るとよいでしょう。
また、差出人や故人がその年にお世話になった相手がいて、年賀状を出そうと思っていたというような場合も、状況に応じて喪中ハガキで一言知らせておくと安心です。

故人の葬儀に参列してくれた人は喪中であることは十分わかってくれてはいますが、念のため喪中ハガキを送っておいたほうが無難です。
パソコンなどで年賀状の宛名を印刷する際などに、うっかり年賀はがきを作ってしまい投函してしまうかもしれないためです。
相手のうっかりミスを防ぐ意味でも、喪中ハガキがあれば喪中であることを再認識できます。
葬儀に参列しているにも関わらずうっかり故人や遺族に対してお祝いの意味がある年賀状を出してしまった、と相手に気まずい思いをさせずに済みます。

喪中ハガキを投函するタイミングは?

喪中ハガキを出すのは早すぎても遅すぎてもよくありません。
適したタイミングにポストに投函することが大切です。
ベストなタイミングは、11月中旬頃から12月初旬には届くように手配を進めましょう。遅くとも12月15日までには届くようにしておきたいものです。
なぜなら、例年郵便局で年賀はがきの引受開始日が12月15日からになっているからです。
喪中ハガキが相手の手元に届くのと入れ違いで、既に年賀はがきをポストに投函してしまうことも考えられます。それではあまりに遅すぎて、かえって失礼になってしまいます。

年賀はがきの発売日が11月1日であることを考えても、せめて年賀状を作ってしまう前には届くように配慮することが望ましいです。
年賀はがきを大量に送る人や、1枚1枚手書きで丁寧に書きたい人もいるため、早めに準備に取り掛かることもあるでしょう。しかし、極端に早く喪中ハガキが届いてしまっても、まだ年賀状を意識する時期でなければ、うっかりすると届いたことや喪中であることも忘れてしまうこともあります。
それでは、せっかく喪中ハガキを送った意味がなくなってしまいます。

喪中ハガキを自分で作るにしても印刷会社に注文するにしても、適したタイミングに届けられるよう日数を逆算して遅れないように計画しておきましょう。
万一喪中ハガキの作成が間に合わない場合や、年末近くに亡くなった場合は、松の内を過ぎてから新年の挨拶ができなかったお詫びと喪中であることを知らせるために寒中見舞いを出すと良いでしょう。

喪中ハガキのデザインのマナー

喪中ハガキを受け取ったことがある人はわかるかもしれませんが、どれも似たような文面で同じような印象を持つものが多いのではないでしょうか。というのも、喪中ハガキには特にデザインに関しての決まりはないものの、ある一定のマナーを守って作られたものがほとんどだからです。
印刷会社に依頼したと思われるものは、派手な明るい色使いではなく、淡い色合いの白黒一色のものか、カラー印刷にしても薄い青や紫、グレーなどの地味な色を使っています。
挨拶の文面の文字色も濃い黒ではなく、悲しみを表す薄墨色で印刷されていることがほとんどです。これは、冠婚葬祭の場での祝儀袋や不祝儀袋などで代表されるマナーと共通しています。
つまり、結婚やお祝いごとなどで使用される御祝儀袋に書く文字は、濃い黒色ではっきりと書きます。対して、告別式や法要などの不祝儀袋に書く文字は悲しみで涙で字が滲んだという意味の、薄墨で書くのがマナーです。
また、喪中ハガキに印刷される花もバラやひまわりなど明るいイメージのものではなく、ハスや菊、百合や桔梗などが選ばれます。特にこうでなければならないという決まりはないものの、自分で作る際には、明るい華やかなイメージのデザインは避けるのが無難です。

郵便局には通常はがきの種類の1つとして、喪中ハガキや寒中見舞いに使うことを想定した胡蝶蘭をデザインしたはがきも販売されています。紙質は、手書き用のものとインクジェット用のものがあるため、パソコンで自作して印刷することもできます。
市販のプリンター印刷用のはがき用紙に印刷して作ることも可能です。
その際は、郵便局で切手を購入する際は「弔事用」「年賀欠礼用」と指定してください。「弔事用62円普通切手花文様」という灰青に近い背景色の中に白とグレーの色の花が散りばめられた図案の切手です。

喪中ハガキで書くべきこと

喪中ハガキを印刷会社に依頼する場合は、何種類かある文面から選ぶので悩むことはないでしょう。
パソコンなどで自作する場合は、マナーに沿った文章と構成にする必要があります。といっても、ある程度の定型化された構成になっていますので迷うことはありません。

文頭には、喪中であることと、年始の挨拶ができないことをまず述べます。
「拝啓」や「前略」などの頭語は使いません。また、寒冷の候、ますますご健勝のこととお喜び申しあげます、などの前文の時候の挨拶もいりません。

次に本文の始めで、誰がいつ亡くなったのかを説明します。
故人との、父母、祖父母などの間柄と、故人の名前、何月何日に何歳で亡くなったのか、を説明します。死亡の事実のみ伝え、死因に触れる必要はありません。

次に、お世話になったお礼として感謝の言葉を述べます。特に接点がない場合は、省略してもよいでしょう。

最後に、結びの言葉として新しい年になってもよろしく、と変わらずお付き合いを願う言葉や、相手の健康や多幸を祈る言葉、または、変わらぬ支援を願う言葉などでしめます。
そのあとに○○年十二月と日にちを入れずに年月を記載します。11月中に出す場合でも「十二月」として構いません。「敬具」や「草々」などの結語も不要です。

最後に、差出人の住所、氏名を入れます。故人が義父母の場合は、妻の名前も連名にしたほうがよいでしょう。相手が故人の電話番号しか知らないであろうときは、自宅の電話番号や携帯電話番号を入れると良いでしょう。
注意点としては、文中や文末の句読点は不要です。
また、横書きではカジュアル色が強くなるため、縦書きのほうが無難です。
自作の場合は、書体のフォントもゴシック体やポップ体などは使わず、明朝体や楷書体などがよいでしょう。

喪中ハガキに使える文例

文頭は本文よりも大きめの文字で目立つように、1行か2行に収めましょう。
文例は「喪中につき年頭のご挨拶は失礼させていただきます」または「喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申しあげます」などが一般的です。
本文は「父○○が○月○日に○○歳で永眠いたしました」または「本年○月に祖母○○が○○歳にて他界いたしました」などと説明します。

お礼の文章例は「生前に賜りましたご厚情に感謝申しあげます」または「長年にわたるご芳情に厚くお礼申しあげます」などがよいでしょう。
「寒さ厳しき折からご自愛のほどお祈りいたします」または「明年も変わらぬご交誼のほどお願い申しあげます」もしくは「明くる年が皆様にとりまして良き年でありますようお祈り申し上げます」などと結びます。

マナーを守って喪中ハガキを送ろう!

郵便局の年賀はがきの受付開始日は、例年12月15日からです。元旦に確実に届けるには遅くとも12月25日までにポストに投函する必要があります。ということは、12月15日から25日の約10日間のうちに、大多数の人が年賀状を完成させて投函していることになります。
せめて、喪中ハガキは相手がポストに投函する前に届かないことには意味がありません。
12月に故人が亡くなったということであれば、喪中ハガキにまで手が回らなかったとしても非礼にはなりません。
しかし、それ以外の時期なら普通に考えて喪中ハガキを作成するのに十分な期間があります。届くのが遅くならないうちに適したタイミングで出したいものです。
自作で自由に作れるとはいっても、書き方にもマナーがあるため、正しいマナーを理解した上でマナーを守って送るようにしましょう。

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