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仏壇の価格には幅がある!選ぶ基準は?

  • 2022年06月02日

元来は仏様を祀り、現在ではご先祖様との対話の場所としても扱われるのが家庭の仏壇です。
先祖供養の道具としてまず思い浮かべる人も少なくないでしょう。
そんな仏壇ですが、実は種類によって値段に大きな開きがある事をご存知ですか?
仏壇は人生の中で何度も購入の機会があるものではないので、どんなものが自分の家に合うのか迷ってしまう人も多いです。

今回は仏壇の購入に際して困らない為に、仏壇の種類や相場、購入方法別のメリット・デメリットをご紹介します。

一般的な仏壇の価格相場は?

仏壇には大きく分けて伝統的な「床置き仏壇」と、現代のライフスタイルに合わせた「上置き仏壇」といった形があり、使用する材質によって「家具調(モダン)仏壇」「唐木仏壇」「金仏壇」などに分類されます。
形と材質の組み合わせで値段が異なり、5万円程度から数100万円と幅広い価格帯が用意されているのです。

床置きタイプの仏壇は台座が付いている為背が高く、重厚な雰囲気が漂います。
上置きタイプの仏壇は従来の仏壇から台座を省き、家具や棚の上に設置出来る比較的コンパクトなデザインです。
3つの材質の中でミドルクラスと言われる価格なのが唐木仏壇であり、黒檀や紫檀などの海外産木材やケヤキや桑といった国産木材が使用されます。

仏壇の価格はサイズによっても変動しますが、床置きタイプなら幅50~70cm程度で60~110万円前後が一般的でしょう。
上置きタイプは調度品に乗せて使用する事が前提とされているので、幅30~50cmがスタンダードなサイズです。使用する木材が少なくコストを抑えられるので、幅30~50cmの価格設定は8~15万円と比較的安価になっています。

仏壇を店舗で購入するメリット!

今でこそインターネットが普及して通販での購入も可能になりましたが、仏壇は未だに実店舗に赴いて購入するという方法が根強い人気を誇っています。
店舗に足を運んで仏壇を購入するメリットには以下のようなポイントが挙げられます。

実物を見て選べる

店舗には仏壇の実物が並べられているので、実際に自分の目で見て質感を確かめる事が出来ます。特に撮影方法によって写真では正確に把握しにくい色味や、肌触りなどの仕上がり具合は店舗で実物を目の当たりにしなければ分からないポイントです。
また、仏壇の大きさも実物で確かめておく事で、自宅に配置した際のイメージを掴む事が出来るでしょう。

スタッフと相談出来る

店舗に勤めているスタッフは仏壇の専門家であり、分からない事や不安な点があればその場で質問して解決する事が可能です。メールのようにタイムラグもありませんし、電話口で質問するよりも目の前に実物があるので細かいニュアンスを伝えられるでしょう。

アフターサービスが充実している

店舗に掲載されている仏壇の値段には、修理代やメンテナンス費用が予め含まれているケースが多いです。
直接顔を合わせてやり取りしたお店なら、購入後に何かあっても相談しやすいでしょう。
実際に足を運べる範囲の店舗ですから、時間的にもスムーズな対応が期待出来ます。

仏壇を店舗で購入するデメリットは?

仏壇を店舗で購入する事はメリットばかりがある訳ではありません。
デメリットもしっかりと把握して、メリットと見比べて見当してみましょう。

自分の足で店舗へ行く必要がある

忙しい現代人のライフスタイルではこうした大きな買い物へ行く時間を作るのが難しい場合もあるでしょう。
仏壇ともなれば家族や親戚と相談しながら選ぶケースも多く、そうなると店舗に行く全員のスケジュールを調整しなければなりません。

お店の営業を断れない場合がある

仏具店のスタッフは仏壇の専門家でもあり、販売のスペシャリストでもあります。
親身になって相談にのってくれるお店も多いですが、売り上げが取れなければお店としては意味がありません。
上手く営業にのせられて当初の予定より高い買い物をしてしまう人も少なくないのです。特に予備知識を持っていない人は話の流れに乗ってしまいやすいので気をつけましょう。

時間と手間がかかる

最初に訪れた店舗で即決してしまうなら問題ありませんが、大きな買い物なので慎重に検討したい人も多いでしょう。そうなれば色々なお店を見て回ったり、時間を置いて冷静に判断する事が重要になります。
その都度店舗へ出向いてスタッフとやり取りする時間と手間も必要になるのです。

インターネット利用で購入するメリット

忙しい現代人や何度も遠出する事が難しい年配者が増えた事を背景に、近年ではインターネット上で仏壇を販売する業者も珍しくありません。
店舗へ直接出向く購入方法とは異なるメリットを把握しておきましょう。

色々なお店を比較検討しやすい

店舗へ直接出向く場合、商品の比較をしたいのであればまた別のお店へ移動する事が必要です。しかしインターネットなら自宅に居ながら情報を見比べるだけで価格やサービスの比較が行えます。
お盆やお彼岸などはキャンペーンやセールを開催するお店も多く、そうした一時的な価格下落を直接お店を回って調べるのは難しいでしょう。

商品価格が安い

ネットショップで販売されている仏壇は、実店舗で販売されている物よりも大幅に安い場合が多いです。これは商品の質が低いという訳ではなく、ショップの運営費用の問題になります。
店舗を借りる場合には商品を展示する為のテナント料やそれなりの人件費など様々な経費が必要です。それに対してネットショップでは商品を展示するショールームを持たず、接客対応が無いのでテナント料や人件費を抑える事が出来るのです。
店舗販売と差別化する為にネットショップでは商品の価格で対抗していると言えます。

遠方でも無理のない買い物が出来る

インターネットなら購入手続きを自宅で完結出来るので、近所に仏具店が無い人でも手軽に仏壇を購入する事が可能です。
送料がかかってしまうものの仏壇自体の価格が安く抑えられているのであまり気にならないでしょう。

仏壇をインターネットで購入するデメリット

手軽さや価格の安さの反面、インターネットでの仏壇購入にもデメリットは存在します。
メリットと見比べて購入方法を総合的に決定しましょう。

実際に商品を見る事が出来ない

ネットショップでの買い物では、商品が届くまで実物を確かめる事は出来ません。
デザインがイメージと違ったり、思ったよりサイズが大きく自宅に置けないなどのトラブルが発生する可能性があるのです。
サイズに関しては予め置き場所の採寸に対してゆとりを持った商品を選べば良いですが、色味や手触りはある程度妥協しなければならい事もあるでしょう。

商品の流れが見えない

インターネットに掲載されている商品を初めて見るのは、自宅に商品が届いた時です。
それまでの間、その仏壇がどこに保管されているのか、どのような流通経路で配送されてくるかは購入者側から見る事が出来ません。
大きな買い物だけに、信用出来る品物を購入したい人にとっては気になるポイントになるでしょう。

仏壇の材質による価格の違いは?

仏壇は価格の幅が広い商品ですが、理由も分からず高価な物を購入する気にはなれないという人も多いのではないでしょうか。とは言え極端に安い仏壇でご先祖様を供養するのも気が引けてしまうものです。
仏壇の値段が決まるポイントを押さえて、納得のいく買い物が出来るようにしておきましょう。

仏壇の値段を決定付ける要素として代表的なものが「使用している材質」です。
例えば人気のある唐木仏壇に使用される事の多い黒檀や紫檀といった木材は比較的高価であり、仏壇の値段も相応に高くなります。

仕上げに漆や金箔を使用している仏壇も高級品です。
1本の木から仏壇を作り上げる場合には良質で目の詰まった木材を選定する必要があり、それだけでも材料コストが上がります。
一般的には骨組みを支える「心材」と表面を覆う素材を組み合わせて、なるべく材料コストを抑えているのです。
心材に使用されるものは見た目に大きな影響が出ないので、木目をプリントした合板が用いられる事も珍しくありません。
プリント合板は1本の木から仏壇を作るよりも安価に仕上げる事が可能なのです。

技術による価格の違い

仏壇は木材の組み込みや貼り合わせ、装飾など職人が手作業で仕上げる部分が多いので量産が出来ない商品です。
1つ1つの工程を仕上げる職人の技術料によっても、仏壇の値段は大きく変動します。

扉や台座などの優美装飾は見た目にも分かりやすく、相応に値段が高い事にも納得出来るでしょう。
しかし意外と見落としがちなのが仏壇内部での見えない技術です。合板を貼り合せるだけよりも木材同士を丁寧に組み込む方が技術コストはかかりますし、仕上げの漆や金箔の塗装にも専門の技術が必要になります。
漆の場合は何度重ね塗りを施しているかで価格が上下する事も覚えておきましょう。

また、加工や組み込みをどこで行っているかも重要なポイントです。
一般的に海外で加工・組み込みを行う場合には、技術力の高い職人による仕上げではないので価格を抑える事が出来ます。
国内の熟練した職人が丁寧に仕上げる仏壇は高級品なのです。

よい仏壇をお得に購入するポイントは?

仏壇はなるべく良いものを購入したいけれど高価で中々手が出ないという人も多いでしょう。
以下のようにクオリティを保ちながら価格を抑えるポイントを把握して、購入時の参考にしてみてください。

シンプルなデザインのものを選ぶ

仏壇は美しい装飾箇所が増えれば増える程技術コストも上がり高価になります。
装飾部分が少なくても、技術力の高い職人が作り上げた仏壇は質が良く長持ちが期待出来るでしょう。
国産物で値段を抑えたいのなら、細工の少ないシンプルなものを選びましょう。

海外で製造されたもの

同じ木材を使用していたとしても、国内製と海外製では価格に差が生じます。
作り手の技術コストもそうですが、時間あたりの人件費が国によっても異なるのです。
海外製の仏壇工場がよくあるインドネシアや中国などでは、日本よりも安価で人を雇う事が出来ます。
唐木仏壇などで木材にこだわって商品を選びたい場合は、海外製の仏壇も視野に入れてみましょう。
国内製と同じようなデザインの仏壇でも、海外製ならより一層価格を抑えられる可能性が高いのです。

予算に合わせて木材を選定する

黒檀や紫檀、ケヤキ、桑などは仏壇に用いられる木材の中でも高価なものです。
予算に余裕があれば材質にこだわるのも良いかもしれませんが、特に強いこだわりが無ければ合板やプリント材など安価な材質で納得のいくデザインを探してみるのも良いでしょう。
安い材料を使っているからといって、職人が手を抜いているという訳ではないのです。

仏壇の価格で注意したいことは?

毎日の先祖供養で重要なポイントとなる仏壇ですから、こだわって高級品を購入したいという人も少なくないでしょう。
しかし、仏壇は高価なものであればそれで良いという訳ではありません。
家庭の経済事情を考慮せずに無理をして高価な仏壇を購入しても、それは自己満足に終わってしまいます。破損してしまった時の修理代、メンテナンス費用などは仏壇本体の大きさや質によって変動するのです。
維持費の事を考えても、無理をして高級品を購入するメリットは少ないと言えます。

逆に安ければ良いという訳ではないというのも事実です。
あまりにも安っぽい仏壇で先祖供養を行う事は、ご先祖様を軽視していると家族や親戚から非難されてしまう可能性もあります。
親族が絡むデリケートな問題だけに、無用なトラブルは避けたい所です。
予算を明確にした上で自分達の出来る範囲で立派な仏壇を吟味して、ご先祖様を丁寧に供養するという気持ちが大切です。

仏壇は無理のない予算を立ててから選ぼう!

今回の記事では仏壇選びに際して覚えておきたい価格や購入方法を中心にご紹介してきました。仏壇の価格に大きな幅が存在している理由が見えてきたのではないでしょうか。

仏壇選びのポイントは自分達の経済事情や住まいの広さをしっかり把握した上で、適切な予算を設定する事です。家計を圧迫しない程度の購入費用で納得出来る商品を選びましょう。
また、購入方法についても事前に周囲の人達と相談しておく事が大切です。直接見て回る時間や手間をかける余裕はあるのか、インターネットを利用して費用を押さえるべきかなど、今回ご紹介したメリットやデメリットを参考にして話合ってみてください。

そして、仏壇は購入して家に設置したらそれで終わりではありません。
むしろ、供養の道具が揃ったその時が始まりとも言えます。
せっかく吟味して購入した仏壇なのですから、毎日ご先祖様に思いを馳せて丁寧にお参りしてください。仏壇はその気持ちをご先祖様に伝える為の道具なのです。

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