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火葬
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故人さまのお身体をご火葬するにあたって、「どれくらいの費用がかかるか気になる」という方もいるのではないでしょうか。
ご火葬にかかる費用は、公営か民営かでも変わるため一概にはいえません。お葬式にかかる費用を抑えたい場合には、火葬式と呼ばれるお葬式を執り行うのも方法の一つです。
この記事では、ご火葬にかかる費用、費用を抑える方法、気になるポイントを紹介します。
ご火葬の費用は、公営や民営、年齢によって異なります。ここでは、ご火葬にどれくらいの費用がかかるかについて詳しく解説します。
公営火葬場におけるご火葬の費用相場は、市民が利用する場合だと無料〜5万円、市民以外の場合だと5〜10万円です。
例えば東京都の八王子市の場合、お亡くなりになった方が八王子市民だと火葬にかかる費用は無料、市外住民の場合は3〜8万円となっています(2024年12月時点)。
一方、東京都が運営する江戸川区にある瑞江葬儀所の場合、都民だと3万4,500円〜5万9,600円、都民以外だと4万1,400円〜7万1,520円です(2024年12月時点)。
このように、お住まいの地域によって公営のご火葬料金は異なるため、事前に確認しておく必要があります。
なお、霊安室や火葬場の控室の利用については別料金となる場合もあるため注意しましょう。
民営火葬場におけるご火葬は、5~15万円が費用相場です。
民営火葬場ではご火葬の方法や待合室などがランク別になっており、ランクごとに料金設定が異なっているケースが多いです。
そのため、民営火葬場を利用する際には、見積もりを依頼する段階で使用する部屋やご火葬のランクを確認しておきましょう。
基本的には、ビジネスとして行われる民営よりも、市民サービスとして行われる公営の方がご火葬にかかる費用は安い傾向にあります。
ご火葬にかかる費用は、故人さまの年齢によっても変わります。
一般的には、大人に比べると子どもの方が料金は安く設定されており、大人料金の半額から7割程度です。
お葬式の費用を抑えられる方法としては、火葬式が挙げられます。ここでは、火葬式の概要や流れ、相場、内訳などを詳しく解説します。
火葬式とは、宗教儀式行わない無宗教葬です。お通夜や葬儀・告別式を行わず、ご火葬のみでお別れする簡素なお葬式のスタイルです。
火葬式では式場を利用せず、直接火葬場に集まって故人さまのご火葬を行うため、直葬(ちょくそう・じきそう)と呼ばれる場合もあります。
火葬式は、主に「お葬式費用を抑えたい」「呼ぶ人が少ない」などの理由から近年増えているお葬式の一つです。
家族葬と同様に一般の参列者はなく、ご家族やご親族など身内のみで執り行います。
火葬式は、ご火葬に至るまでの流れが他のお葬式と異なっています。
日本の法律では、死後24時間以上経過してなければご火葬はできないため、即日でのご火葬はできません。火葬式は以下の順番で進めていきます。
火葬式で進めていく場合は、葬儀社との打ち合わせの際に伝えておきましょう。
火葬式の流れは葬儀社によって異なるため、事前に費用や内容を確認したうえで、依頼する葬儀社を決めることも大切です。
火葬式は、10~30万円が費用相場です。
実際にかかる費用は、地域や火葬場、お棺、グレード、参列者への食事など、さまざまな要素によって変動します。
オプションで供花や死装束を追加すると、さらに高額になる場合もあります。よりそうお葬式では、以下の火葬式プランをご用意しています。
シンプルプランでは、約10万円前後で火葬式を執り行うことが可能です。
火葬式の費用が安い理由は、お通夜や葬儀・告別式などの式を行わないためです。参列者が少なくお葬式の一部を省略するため、香典返しなどの手配が少なくて済みます。
お通夜や葬儀・告別式では料理や飲み物など、参列者へのおもてなしが求められますが、火葬式では必要ありません。お坊さんに読経をお願いしない場合は、お布施も不要です。
ただし、火葬式は価格が安いぶん、火葬式プランに含まれている内容は限られる点に注意しましょう。
また、葬儀社の火葬式プランには火葬料は含まれていない場合が多いため、その場合は火葬料を別で用意しておく必要があります。
火葬式に含まれる費用の内訳には以下が挙げられます。
火葬式のプランによって、どこまで費用に含まれるかが異なります。
また、ご逝去からご火葬までの日数が長くなる場合は、ご安置の費用やドライアイス代が増額します。
寝台車や霊柩車についても、移動距離が規定範囲を超えると追加料金がかかる場合があるため、多く見積もっておきましょう。
手続き代行費用は、喪主に代わって葬儀社が死亡届の提出や火葬場の予約などを行う際にかかる費用のことです。
火葬式では、プランの基本料金や火葬代以外にも追加費用が発生する場合があります。
例えば、プラン規定よりも参列人数が多い場合は追加料金が必要です。枕飾りやお別れ用の生花を用意する際も別途費用がかかります。
また、火葬式ではお坊さんを呼ばずに読経しないのが一般的ですが、出棺前や火葬炉の前で読経してもらうことも可能です。
その場合は、菩提寺のお坊さんに依頼したり、菩提寺がなければ葬儀社に依頼してお坊さんを呼んでもらったりする際に費用がかかります。
お坊さんに読経してもらう際の費用として、お布施や戒名代、お車代、御膳料などを手渡しします。
なお、お布施については葬儀社や菩提寺によって料金が変わってくるため、事前に確認しておきましょう。
火葬式の費用を抑えるためには、さまざまな方法があります。ここでは、火葬式の費用を抑えるコツを解説します。
火葬式のプランに火葬料金が含まれていない場合、火葬場を公営にすると費用を抑えられます。
公営の火葬場は、特に市民であれば火葬代が安く設定されているケースが多いため、事前に自治体に確認しておきましょう。
ただし、公営の火葬場は混雑しているところも多いため、早めに予約する必要があります。
予約の日が後ろに伸びてしまうと、ドライアイス代や安置費用などが増えてしまうため、費用がかえって多くかかるため注意しましょう。
火葬式プランは、必要最低限のプランからお別れの花がついたプランなどさまざまです。火葬式の費用を抑えたい場合は、必要最低限の「よりそう火葬式シンプルプラン」の利用をおすすめします。
火葬式のプランを用意している葬儀社は多くありますが、サービス内容が異なる点に注意が必要です。
シンプルプランが安くても、追加のオプションサービスが多ければ費用は高くなります。
シンプルプランを選ぶ際は複数の葬儀社で比較し、含まれているサービスやオプションの必要性などを考慮して選びましょう。
火葬式の費用を抑えるためには、補助制度の活用をおすすめします。
ご火葬で利用できる補助制度としては、国民健康保険や後期高齢者医療保険に加入している人が受け取れる葬祭費が挙げられます。
葬祭費は、被保険者がお亡くなりになった場合に、葬祭を行った人(喪主)が受け取れる給付金です。
葬祭費は3~7万円程度で、自治体によって変わってきます。
一方、会社員や公務員とその扶養家族が加入する健康保険組合や共済組合においては、埋葬料が支給されるのが一般的です。
埋葬料は目安として5万円が給付され、それとは別に各組合独自で付加給付される埋葬費付加金を設定している場合があります。
また、自治体に火葬場がなかったり、混み合って利用できなかったりした場合に、補助金が受けられることもあるため確認しておきましょう。
火葬式の費用を一括で支払うことが難しい場合は、分割払いを利用しましょう。
分割払いは火葬式の費用を減らせるわけではないものの、一回の支出を大幅に減らすことができます。分割払いにする際は、葬儀ローンを利用するのが一般的です。
分割払いに対応している葬儀社であれば、即日でローン審査を受けられるところもあります。
なお、ローンの審査にクリアするためには、安定した収入があり、信用情報に問題がなく、過去に金融トラブルを起こしていないことなどが条件です。
また、葬儀ローンではお坊さんへのお布施や火葬料、心づけなどは含まれないため、別途現金を用意しておく必要があります。
火葬式の費用を抑えるためには、サービス内容を見直すことをおすすめします。火葬式は簡素なお葬式であるため、不要なサービスは省いても問題ありません。
例えば、生花や香典返し、お供え物などは、本当に必要かどうかを検討しましょう。
特に生花は高額になりやすいため、代わりに故人さまの思い出の品を飾るのもおすすめです。
注意点としては、火葬式のプランだとプランに組まれているサービスを自分で代わりに行っても減額されない場合が多いことです。
ここでは、火葬式のQ&Aを解説します。
火葬式は、お通夜や葬儀・告別式を省き、ご火葬のみでお別れするお葬式です。直葬(ちょくそう・じきそう)とも呼ばれます。
故人さまをご安置、納棺した後、火葬場に移動してご火葬するというシンプルさが特徴です。お通夜や葬儀・告別式がないため、参列者も一般的には呼びません。
他のお葬式に比べると費用が安く抑えられます。
火葬式と家族葬は異なる形式のお葬式です。家族葬とは、ご家族をはじめ、ごく親しい間柄で行われるお葬式のことをいいます。
少人数のお葬式という点では火葬式と似ているものの、家族葬ではお通夜や葬儀・告別式なども行います。
火葬式は1〜10人程度の少人数で執り行われるのが一般的です。
参列できる人数は、葬儀社で指定されている場合や、火葬場によって制限されている場合があります。参列者が10人を超えるような場合は、事前に葬儀社に相談しておきましょう。
なお、火葬式に参列するのは、ご遺族、近親者、故人さまと縁が深い知人などです。
火葬式では、一般的に食事の場は設けられません。
一般的なお葬式であればお通夜の後に通夜振る舞い、ご火葬の後に精進落としという会食の場を設けます。
簡素化した火葬式ではこれらの会食の決まりはなく、お葬式に関わる食事はありません。ただし、火葬式の内容や時間帯によっては、火葬場に併設されているレストランや待合室などで会食の場が設けられる場合もあります。
火葬式を行う際も、葬儀社に依頼するのが一般的です。
火葬式では式場の予約や祭壇の飾りつけが不要であるため、葬儀社の力を借りなくても実施できると思うかもしれません。
しかし、火葬式でも故人さまの搬送、納棺、ご安置、死亡診断書の提出など、さまざまな手配を行う必要があります。火葬式をスムーズに進めていくためにも、葬儀社への依頼は必須といえるでしょう。
火葬式を行う際は、必ず菩提寺に相談しましょう。
通常のお葬式が一般的に仏教式であるのに対し、火葬式は基本的に無宗教のお葬式となります。そのため、ご火葬を行ってから報告すると納骨を拒否されてしまう可能性があります。
火葬式では、原則お坊さんを呼ばなくても問題ありません。
火葬式はお通夜や葬儀・告別式を省略し、ご火葬のみを行うお葬式であるため、宗教的な儀式は省略されます。
ご遺族や親しい知人とお別れの時間を過ごすため、お坊さんは呼ばないケースも多いです。一方、「供養のために読経をしてあげたい」というご遺族や菩提寺のご意向でお坊さんを呼ぶ場合もあります。
お坊さんを呼ぶ場合は、お布施や戒名代、お車代、御膳料などが別途必要となるため注意しましょう。
火葬式では、お坊さんによる読経やお焼香をしないケースが多く、仏教における戒名もつけないのが一般的です。
仏教の世界における戒名とは、故人さまが仏弟子になった証として授かる名前のことをいいます。
最近は寺院でも宗教・宗派を問わないことが多くなっており、戒名がなくても問題なく受け入れてもらえる場合が多いです。ただし、法要を執り行いたい場合や菩提寺のご意向によっては必要になるケースもあります。
火葬式でも、香典辞退は可能です。
参列者の負担軽減や香典返しの負担を抑えるなどの理由で、香典辞退をするケースは多くあります。香典を辞退する場合は、あらかじめ参列者に通知しておきましょう。
この記事では、ご火葬やお葬式の費用を抑える方法、気になるポイントを解説しました。ご火葬にかかる費用は公営・民営によって変わり、一般的には公営の方が安いです。
健康保険や自治体によっては補助金を支給する制度も用意しているため、費用を抑えるためにも制度を活用しましょう。
また、お葬式にはさまざまな種類がありますが、費用を抑えるならご火葬のみの火葬式がおすすめです。火葬式は、お通夜や葬儀・告別式を省き、ご火葬のみでお別れをします。
よりそうお葬式では、火葬式のプランとして『シンプルプラン』『面会プラン』『自宅安置プラン』をご用意しています。
費用を抑えたい場合はシンプルプラン、ご火葬前に最後の面会を希望する場合は面会プラン、ご火葬まで自宅で一緒に過ごしたい場合は自宅安置プランがおすすめです。
よりそうお葬式では専門相談員が事前の準備からお葬式のお手配まで、お葬式にまつわるご不安によりそいます。
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※本記事の情報正確性等につきましては、細心の注意を払っておりますが、いかなる保証もするものではありません。特に宗教、地域ごとの習慣や個別の事情によって考え方や対応方法が異なることがございます。掲載情報は、ご自身の責任と判断においてご利用ください。情報の利用によって何らかの損害が発生した場合でも、当社は一切の責任を負いません。本記事に掲載の提供情報は、法的アドバイスの提供を目的としたものではありません。
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