家族葬:一日
2022年2月
施行地域:宮崎県宮崎市
私は「よりそうお葬式」さんを選んで依頼しました。当然葬儀も「寄り添うお葬式様式」があり、パートナの地元葬儀社がそれに則って行われるものと思っていました。…が提示された祭壇設等の写真がよりそうさんとあまりにも違っていて問い合わせたところ、葬儀担当者から「よりそうお葬式とはあくまで集客のシステムで、プラン内容は統一だけど祭壇設え等はこちらに任されている。よりそうお葬式様式なんてない。サイトの写真はあくまでイメージ」と言われ愕然としました。
選んだ理由が「生花祭壇の設えが清楚で神式葬にあっている」だったことが一番だった事を伝えると、「なるべく寄せていきます」との返事でしたが、結果まったく違うものでした。
(神式なので白を基調とした少し淡い色物が混じっている、よりそうさんの写真のものが理想でしたが、なぜか赤緑基調の開店祝いのようなものが3台写真の周りに飾ってありました。枕花も生花スタンドも同じように緑の葉物(造花)が目立つものでした。実際参列者に「花は本物なの?」「頼んでお祝いみたいにしたの?」といわれました。)
ただ契約や支払いに関しては「よりそうさんに○○時までに報告しないといけない」「式前日○○までによりそうさんから入金確認が~」と内部事情を聞かされました。
葬儀の際は、神主神儀で静まり返った中、突然室内照明が消えました。(暗転)
後方スタッフのガサゴソする音やスイッチを慌ててカチャカチャする音がして、また明るくなりました。なんだったのか…説明はありませんでした。
出棺の際は会場使用の時間制限があるのか、参加者に会場に忘れ物がないようすべて施設内から持ち出すよう言われました。遺影を持っている家族にも念を押され、施設外に促されました。
参列者への挨拶も終わり、霊柩車に乗り込みましたがなかなか出発しません。暫くして駐車場に仕出料理店の車が入ってきて、スタッフが慌てて親族に「精進落としの膳(弁当)」を配っていました。霊柩車の中からその光景をみながら、どうしてこうなるのか悲しくなりました。
葬儀会場や火葬施設内では食べれない事、火葬収骨後直接自宅に帰るので、参加する親族に出発前に弁当を渡す事は前日説明を受けていましたし、仕出し店の注文締め切りの時間も守ったつもりです。
段取りがあっているのかいないのか…最後まで厳粛さのない式でした。
私の中では「よりそうお葬式」は存在しませんでした。