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位牌
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位牌とは|仏壇があれば位牌は必要ない?
「位牌」には、通夜や葬儀から四十九日の間まで使う白木の仮位牌と、
忌明け後の供養に用いる本位牌があります。
本位牌には、素材や形、デザインの違いなどによって百以上の種類があると言われます。
これらの位牌を価格の決まり方で大別するならば、
「塗位牌(ぬりいはい)」、「唐木位牌(からきいはい)」、「モダン位牌」の3種に分けられます。
「塗位牌」は、白木地の木材の表面を黒く塗り、金や蒔絵で装飾をした位牌です。
価格を決定づけるのは、出来上がりまでにかかる「工程数や時間」や、表面に塗られている「塗料」、装飾に使われている「金の質と量」です。
材料となる白木地の質はあまり問われませんが、当然、手間暇かけてつくられる高級塗り位牌では、 白木地となる木材にも上質なものが使われます。
会津塗りなど本漆を使用した高級塗位牌の場合、熟練の塗師が下地を砥ぎ、下塗りをして再び砥ぎ、中塗りをしてさらに砥ぎ、上塗りをするという手間のかかる工程を経て、ようやく塗りが完了します。
この後、箔押師や蒔絵師といった専門職人の手によって装飾が施され、完成品の塗位牌となるため、出来上がりまでに1ヶ月以上かかる場合もあります。
箔押しされる金箔や金粉にも、金の含まれる純度によって、最上級の「五毛箔(ごもうはく)」から「1号箔」、「2号箔」、「3号箔」のランクがあります。 最近では、合成漆を使用した塗位牌も増えています。
よく見られるのは、カシューナッツの実から抽出された液が主原料の合成漆で塗り上げたカシュー塗の位牌です。
カシュー塗は、本漆とよく似た光沢を持ち、本漆塗とほとんどかわらない見栄えですが、塗りや砥ぎの工程を簡略化できるため、美しくてリーズナブルな価格の位牌にできます。
本漆を使って手間暇をかけて塗り上げ、上級の金を多く使ったデザインほど高額になります。
3.5寸サイズの塗り位牌であれば、本漆の位牌が4万~10万円程度、合成漆の位牌が1万円前後というのが価格の相場です。
塗位牌とは違い木そのものの素材を生かしたデザインであり、金や蒔絵の装飾を施すことも少ないので、「使われている木材」が最も大きく価格に影響します。
唐木位牌には、「黒檀(こくたん)」や「紫檀(したん)」、「鉄刀木(たがやさん)」といった木目や色が美しい“唐木”と呼ば れる高級木材が使われます。
同じ黒檀や紫檀であっても、 様々な種類があるため、希少な種類の唐木を使ったものほど高価になります。
唐木位牌の相場は、3.5サイズで2万~5万円程度です。
昔ながらのスタイルや伝統にこだわらない現代的な位牌です。
塗り位牌のように美しい装飾を施したモダン位牌や、唐木位牌のように高級木材を使用したモダン位牌もあります。
デザインが豊富で、素材も出来上がりまでの工程も様々なため、価格の決め手になるポイントもはっきりしていませんが、価格の相場は3万円前後です。
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