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お葬式はお通夜・告別式・ご火葬と2日かけて行うのが一般的ですが、近年では、お通夜を省略する一日葬が人気です。
しかし、一日葬について「どのようなお葬式なの?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、一日葬とはどのようなお葬式なのか、5つのメリットと3つのデメリット、流れや費用についてわかりやすく解説します。
一日葬について知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

家族葬一日プラン(以下、一日葬という)、家族葬二日プラン(以下、家族葬という)、火葬式の違いは以下の通りです。
| 一日葬 | 家族葬 | 火葬式 | |
|---|---|---|---|
| お通夜 | × | 〇 | × |
| 告別式 | 〇 | × | × |
| ご火葬 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 参列者 | ご遺族と一般の方 | ご遺族が中心 | ご遺族が中心 |
一日葬とは、お通夜を省き、葬儀・告別式と火葬を1日で執り行うお葬式です。よりそうお葬式では「家族葬一日プラン」を指します。
通常の一般葬では1日目にお通夜を行い、2日目に告別式とご火葬を行うのが一般的ですが、1日でお葬式が終わるため、喪主やご遺族はもちろん参列者の負担も軽減できるのが特徴です。
大々的にお葬式を執り行う場合は一般葬が適していますが、小規模なお葬式を行いたい場合は一日葬が適しているといえるでしょう。
ただし、古くからお世話になっている菩提寺(ぼだいじ)がある場合、昔からのしきたりを守る必要があるため、事前に相談しておいた方が安心です。
また、葬儀社によっては一日葬に対応していないところもあるため、どのようなお葬式の形式があるのかも確認しておくと良いでしょう。
家族葬と一日葬の違いはお通夜の有無です。
一日葬は通夜を行わないため1日で完結し、家族葬は通夜を行うため2日間にわたります。
「お通夜は不要だが葬式は行いたい」という希望に対応する形式が一日葬であり、「お通夜で心ゆくまで故人と向き合う時間を持ちたい」という希望に対応する形式が家族葬です。
お葬式には、ご火葬のみを行う火葬式があり、一日葬とは告別式の有無が異なります。
一日葬も火葬式もお通夜がない点は共通していますが、一日葬は告別式があるのに対して火葬式は告別式がありません。
また、一日葬はお坊さんを呼んで宗教儀式を行いますが、火葬式は基本的に宗教儀式を行いません(ただし、安置所や火葬炉前での読経を依頼することはできます)。
また、火葬式は式場を使用せず、火葬場で直接執り行う点でも異なります。

一日葬にはどのようなメリットがあるのでしょうか。ここからは、一日葬の5つのメリットについて詳しく解説します。
一日葬ではお通夜を執り行わないため、ご遺族の負担を軽減できる点がメリットです。
一般葬は多くの方が来訪するため、その対応や気遣いが発生してしまいます。しかし、一日葬は限られた親族で行うため、それが発生しません。
気遣いや対応が軽減される分、故人さまとの時間も確保できます。
お通夜がない分、通夜振る舞い(お通夜後に行われる会食)の準備も必要ないため、全体的な負担をカットできる点が一日葬のメリットです。
一日葬はお通夜を執り行わないため、お通夜の費用を節減できます。
お通夜を行わなければ、お通夜分の費用がかかることもありません。食事や返礼品もご友人含め限られた人数分で済むため、全体的な費用も節減できるでしょう。
一日葬では、参列者の宿泊費を抑えることができます。
お通夜を執り行う一般葬の場合、1日目にお通夜を行い、2日目に告別式とご火葬を行うのが一般的であるため、遠方からの参列者がいるとどうしても参列者の宿泊費がかかります。
そうなると宿泊費が別途でかかることもあり、さらに費用負担が発生します(お葬式のプランによってはあらかじめ費用に組み込まれている場合もあります)。
一方、一日葬はお通夜がなく原則1日で終了するため、宿泊費は発生しません。別途でホテルを手配する必要がない点は、大きなメリットといえるでしょう。
一日葬は、火葬式より周囲の理解を得やすい点もメリットだといえます。
昔からお世話になっている菩提寺(ぼだいじ)がある場合、お葬式は古くからのしきたりにならって執り行うのが一般的です。
しかし、火葬式は宗教儀式を省略するため、菩提寺がある場合お坊さんなどから反感を買う可能性があります。
一方、一日葬はお通夜こそ省略するものの告別式などの宗教儀式は通常通り執り行うため、火葬式と比べると理解が得やすいといえるでしょう。
何より、一度火葬式を執り行うと今後菩提寺(ぼだいじ)をはじめお坊さんに対応してもらえなくなる可能性もあるため、気がかりな場合は一度相談してから判断するのが良いでしょう。
一日葬は1日でお葬式が終わるため、日程の都合をつけやすいというメリットもあります。
仕事で忙しい方のなかには、「2日休むのはちょっと厳しい」という方も少なからずおり、都合が付かずに欠席を選ぶことも珍しくありません。
ご本人に参列したい気持ちがあっても仕事の休みが取れない場合、心苦しい思いを強いる形となってしまうこともあるでしょう。それは、喪主やご家族も同様です。
一方、一日葬は1日だけ休みを取れば済むため、ご遺族の予定はもちろん、参列者の予定も合わせやすくなります。

一日葬にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。ここからは、一日葬の3つのデメリットについて解説します。
一日葬は、菩提寺(ぼだいじ)の了承が得られない場合があります。
菩提寺(ぼだいじ)とは、先祖のお墓があるお寺のことで、先祖代々お世話になってきたお寺を指します。
昔からお世話になっているお寺にお願いするのが当たり前となっているご家庭の場合、突然「今回から一日葬にする」と伝えても、理解を得られない場合があります。
近年では、一日葬に理解を示してくれるところもありますが、古くからのしきたりを重んじる場合は二日葬しか認めていない可能性もあります。
火葬式と比べて一日葬は理解を得やすいと前述しましたが、一日葬でも断られる場合があることを理解しておきましょう。念のため、葬儀社への依頼を確定する前にお坊さんへの電話を入れておくことを推奨します。
一日葬は、故人さまとのお別れの時間が限られてしまいます。
お通夜がある場合は、通夜振る舞いをいただきながら故人さまの思い出話に花を咲かせることができ、ゆっくりと時間を過ごすことが可能です。
しかし、一日葬はお通夜を省略して告別式・ご火葬のみを執り行うため、気持ちが整理できないままお葬式が終わってしまうことも珍しくありません。
しかし、葬儀社によっては一日葬でも充実した時間をお過ごしできるよう、独自の演出を交えたプランを用意しているところもあります。
詳しくは、葬儀社に確認してみましょう。
一日葬は、通常2日かかるお葬式を1日で終えることから費用が半分になると考える方もいますが、実際には費用が半分になるわけではありません。
お葬式の費用については、執り行っている葬儀社やプランによって変わります。詳しくは葬儀社に見積もりを取りましょう。
なお、なかには「お通夜を省略していいのか?成仏できるのか?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、お通夜を削ったからといって故人さまが成仏できないわけではありません。
ただし、お別れする時間は一般葬と比べて減ってしまうため、費用含めお葬式の内容もご家族と相談しながら決めるのが賢明かもしれません。

一日葬が初めての場合、どのような流れなのかわからないという方もいるかもしれません。ここでは、一日葬の流れについて解説します。

一日葬の費用の内訳は以下の通りです。
一般的な一日葬の場合、お葬式や葬儀場、ご火葬やおもてなしの費用、お坊さんへの謝礼が必要です。
具体的な総額は葬儀の形式や方法によって変わるため、あらかじめご家族で相談しておきましょう。
よりそうお葬式の「家族葬一日プラン」は、300,000円(税込価格330,000円)でご利用いただけます。
最近ではお葬式の形も現代に合わせて変わってきているため、何が正しくて何が間違いとは断言できません。
重要なのはご家族が納得のいく形で執り行うことであるため、費用も考えながらお葬式の形式を検討していきましょう。
一日葬とは、文字通り1日でお葬式を執り行う形式を指します。
通常の一般葬は1日目にお通夜を執り行い、2日目に告別式とご火葬を執り行いますが、一日葬はお通夜を省略して告別式とご火葬のみを行います。
より簡略化されたお葬式だけに、現代人に合ったお葬式のスタイルといえるかもしれません。
よりそうお葬式では、安心して一日葬を執り行えるようサポートしています。
当社の一日葬は4つのお別れ演出がついている他、式の前日から宿泊して付き添い安置ができたり、会員になると万が一の際に返金保証があったりと、ご遺族の方をサポートする体制が整っています。(火葬式直葬プランでは、付き添い安置のオプションはご利用いただけません。)
当社では家族葬を中心としたお葬式を展開しており、「一日プラン」や「二日プラン」をご用意している他、火葬式にも対応するなど幅広いご提案が可能です。
故人さまとの時間を大切にしたい方はもちろん、費用を抑えたい方にもそれぞれ適したプランをご用意できますので、まずは気軽にご相談ください。
「よりそうお葬式」では、無料の資料をご請求いただいた方全員に「お葬式読本」を無料で贈呈しています。はじめての喪主でも安心の役立つ情報がそろっています。もしも時のための事前準備に活用できます。
※本記事の情報正確性等につきましては、細心の注意を払っておりますが、いかなる保証もするものではありません。特に宗教、地域ごとの習慣や個別の事情によって考え方や対応方法が異なることがございます。掲載情報は、ご自身の責任と判断においてご利用ください。情報の利用によって何らかの損害が発生した場合でも、当社は一切の責任を負いません。本記事に掲載の提供情報は、法的アドバイスの提供を目的としたものではありません。
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