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親しい人が亡くなって初めて迎えるお盆を初盆(新盆)と言いますが、初盆の時のマナーなどは知らない人が多くどのような格好をしていけば失礼がないのかと悩んでいる人も多いでしょう。
初盆でマナーがなっていないと思われたり、周囲の人から浮いたりしないためにはしっかりと、その場に相応しい服装を選んでいく必要があります。
今回は、初盆の法要やお墓参りの際にどのような服装をしていけばいいのか、タブーはあるのかなどについて詳しく解説していきます。
※火葬式の読経および初回法要の金額です。お坊さん便のご依頼が二回目以降の法要は50,000円となります
この記事の監修者
岩田 昌幸
人はなぜ弔い、弔われるのか、葬送儀礼を意味のある営みとして理解し、私たちは次世代へ伝えていきます。葬送儀礼マナー検定実施中。
初盆とは家族や親せきが亡くなって四十九日があけたあと初めて迎えるお盆のことを言います。
お盆の時には先祖の霊が里帰りをする日として、お供え物をしたりお墓参りをしたりするのが一般的ですが、初盆の場合にはそれに加えて法要をするのが一般的になっています。初盆は故人が初めて帰ってくるということで、通常のお盆よりも念入りに供養をするという家庭が多くなっています。家族だけでなく親せきや親しい友人を招き、お坊さんに読経を上げてもらって法要をするのですが、法要ですから服装にもマナーがあります。
基本的には、喪服または礼服を着ていくようにすれば間違いないでしょう。案内状に「平服でお越しください」と書いてある時には喪服ではなくダークスーツや地味目のワンピースなどでも構いません。
平服と言っても普段着という意味ではなく、喪服や礼服より少しカジュアルでもOKということですのでTシャツにジーパンなどで参加しないように気を付けてください。法要の場ですから、基本的には黒を基調としたスーツやブラックフォーマルなどを着ていくようにすれば、問題はないでしょう。
心配なら初盆に参加する人にどのような服装をしていくのか聞いて、その格好に合わせるようにすると、一人だけ浮いているといったことにならずに済みます。
初盆のお墓参りの時の服装としては、法要や会食といった人が集まる供養の場があるのかないのかによって変わってきます。法要などがある場合は一般的に、法要の後に参加した人みんなでお墓参りに行ってそこから会食、という流れになることが多いです。そのため、法要に参加するための服装、喪服や礼服といった服装でお墓参りすることになるでしょう。また、お墓参りに先に行って法要や会食が後にあるという場合でも、喪服や礼服で行くのが一般的です。
初盆の法要や会食がなく、お墓参りも各自で行くという場合には喪服や礼服といった正装をする必要はありません。お墓参りのみなら服装に決まったルールなどはないので好きな格好で行ってもらって構いませんが、あまり派手な服装や露出度が高いような服装、部屋着のようなカジュアルすぎる服装などは場にそぐわないのでやめた方がいいでしょう。
ルールがないとは言っても、お墓参りという行事に相応しいような格好をすることは大切です。お墓参りの場でほかの親せきや故人の友人に出会う可能性もありますし、ほかにお墓参りにきている人もいます。そのような方たちに不快感を与えない格好をすることが重要になりますから、普段着とは言ってもできるだけシンプルで落ち着いた格好をしていくようにした方がいいでしょう。
女性ならアクセサリーを付けることもあると思いますが、あまり派手なものは控えた方が無難です。また、お墓参りに赤い色のアクセサリーは良くないということもあります。地域や家庭によって違いますが、一応赤い色のアクセサリーは避けておくと間違いがありません。
初盆の法要に相応しい女性の服装は、基本的には喪服や礼服ということになります。案内状などに服装の指定がない場合には、喪服または礼服を着ていくのがマナーでしょう。初盆は一般的には8月、地域によっては7月と暑い時期になりますから、半そでや七分袖などの喪服や礼服で構いません。
女性であるのなら、黒のスーツかワンピースがいいでしょう。半袖のワンピースの喪服があるのなら、そちらを着ていくのがもっとも無難です。ジャケットがついているのならそちらも持参しましょう。法要や会食がクーラーの効いた部屋で行われて肌寒いということもありますから、一応ジャケットを持っていったほうが安心です。
スーツの場合には、白無地のシャツを中に着るようにしてください。この時柄のある派手なシャツなどはマナー違反ですから、白無地のシャツを用意しましょう。スーツの下はスカートでもパンツでも、どちらでもOKです。こちらも、ジャケットを持参しておくと寒い時に着ることができますし、周囲の人がみんなジャケットを着ているといった時に合わせることができて便利です。
靴については黒のパンプスがもっとも間違いのないものになります。サンダルやミュールといったつま先やかかとが開いている露出度のある靴ではなく、つま先からかかとまであるタイプのパンプスにしてください。エナメルなどの光沢のある素材はマナー違反とされていますから、光沢のない素材のパンプスを履くようにしましょう。
ストッキングは黒か肌色のものを穿いていけば大丈夫です。この時柄が入っているものはもちろん、装飾がついているようなタイプのものも避けるようにして、無地の黒か肌色のストッキングにしてください。ストッキングでなくて靴下でもOKですが、靴下の場合には黒い色のものを選ぶようにしましょう。
アクセサリーを付ける場合には、お葬式などと同じくパールのネックレスやイヤリングにしてください。必ずつけなければいけないというわけではありませんので、なければ何も付けないままで大丈夫です。
平服でという指定があれば、黒やグレー、紺などの落ち着いた色のワンピース、または白のブラウスに黒かグレーのスカート、パンツなどの露出度が低めの服装に、黒か肌色のストッキング、黒のパンプスといった服装でいいでしょう。くれぐれも胸元や背中が開いたような露出が激しい服装は控えてください。
男性の場合には、特に服装の指定がなければ喪服や礼服で行くのが一番無難でしょう。カジュアルすぎる服装はマナー違反になりますが、法要の場で喪服などのフォーマルな服装がマナー違反になることはありません。
中に着るシャツは白無地のシャツを選びましょう。色のあるシャツや柄のあるシャツは法要の場には相応しくありませんから、白で無地のシャツを着るようにしてください。
ネクタイは、黒でなくても構いませんが派手な色や柄のある物はNGです。黒やグレー、紺などの地味目な色で無地のものを選んで付けていくようにしましょう。
靴下と靴に関しては、黒い色のものを履いていくのがマナーです。初盆の法要は自宅でするというケースが多く、靴を脱いでお宅に上がるということが考えられます。そのような時に、白い靴下や柄のある靴下、派手な色のものを穿いていたらマナーが悪い、常識をわかっていないと思われてしまいますので、足元もしっかりと黒でまとめるようにしてください。靴に関しては女性と同じくエナメルのような光沢があるものは避けましょう。
平服でと指定があった場合には、喪服などではなく地味な色のスーツで構いません。地味な色というとどのような色なのか迷う人もいるかもしれませんがこれは、黒や暗めのグレー、濃い目の紺などが当てはまります。
グレーの中でも明るめのグレーは避けるようにした方がいいでしょうし、落ち着いているといってもワインレッドやカーキなどの色味はあまりよくありません。黒に近いものを選ぶようにすれば間違いはありませんので、気を付けてください。
また、ピンストライプのスーツでも構いません。こちらも色味が暗くてあまりストライプが目立たないようなものを選んでおくと無難です。基本的には喪服か礼服を着ていけば間違いはありませんから、迷うようならそちらを着ていくといいでしょう。
初盆の法要に行くのに不向きな格好としてあげられるのはまず、カジュアルすぎる格好です。平服でと書かれていた場合に普段着でもいいと勘違いする人は多くいますが、平服とは礼服ほどしっかりしていなくてもいいというだけで、普段着ているような服装で来てもいいというわけではありません。
たとえば、夏ですからアロハシャツに短パンといった服装で普段過ごしている方もいるでしょうが、この格好で初盆の法要にいったら場違いです。派手な色や奇抜な柄のシャツはNGですから気を付けてください。また、ジーンズなどのデニムパンツなどもカジュアルすぎる服装ですのでやめましょう。
男性の場合は普段オシャレでネクタイピンやカフスを付けているという方もいると思いますが、法要の場でこちらはNGになります。基本的に弔事の場で着飾ることはタブーとされていてアクセサリー類を付けないことが望ましいとされていますから、装飾品であるネクタイピンやカフスも外しておくのがマナーになります。
平服でと言われていたとしても、露出の高い服装はマナー違反になります。 法要の場で肩を出すような格好をするのはよくありません。たとえば、暑いからと言ってタンクトップやキャミソールなどで行くのは場に相応しくありませんし、非常識な人だと思われてしまいますので控えるようにしましょう。半袖ぐらいなら構いませんが、肩や胸元が出ているような服装は常識的に考えて法要という行事に相応しい恰好とは言えません。
服装と同じく足元も露出が低いものを選ぶのがマナーとされています。いくらパンプスでもつま先が開いたオープントゥのものは控えるようにしましょう。
また、サンダルやミュールなどのかかとのないものもマナー違反です。基本的にはつま先からかかとまで覆うタイプのパンプスや靴を履くことがマナーになっています。
カジュアルなものを避けるという面では、スニーカーも止めた方がいいでしょう。スニーカーは普段履きのカジュアルな靴の代表格ですから、黒いスニーカーだし大丈夫などと思わずに避けるようにしてください。
初盆のマナーとして服装は重要ですが、それ以外にも大切な持ち物があります。
数珠は弔事全般に持って行った方が無難です。なくてもマナー違反ではありませんので構いませんが、できれば数珠を持っていた方がマナー的には良いとされていますからあるのなら持っていくようにしてください。
数珠には本式数珠と略式数珠とがあり、本式数珠は各宗派によって決まりのある正式な数珠です。
特別宗教を持っていないのなら略式数珠で十分でしょう。数珠の素材としては色々なものがありますが、特にこの素材がいい、この素材がダメということはありません。色なども特に決められてはいませんが、地域や故人の宗派などによって明るい色はタブーという場合もありますので、暗めの色をチョイスしておくと間違いないでしょう。
一昔前までは初盆には盆提灯を贈るのが一般的でしたが、現在では盆提灯の代わりにお金をお仏前としてお供えするのが一般的になっています。 これは、盆提灯を飾るスペースの問題などがあり、金品で贈るというのが一般的になったようです。初盆の際の不祝儀袋の表書きは「御仏前」や「御供物料」と書きましょう。
その表書きの下にフルネーム、夫婦での参列であるなら夫の名前を書いて仏前に備えます。親せきであるなら相場は1万円~2万円、夫婦で呼ばれているなら3万円が相場とされています。友人なら5千円~1万円程度が相場になるでしょう。
お仏前とは別にお供え物を用意するのも一般的です。お供え物ののし紙には「御供」と書いてその下にフルネームを書きます。
お供え物として良く選ばれるのは、日持ちのするお菓子です。季節的に夏ですから、水ようかんやゼリーといったものも多く選ばれています。地域によっては、法要の後にお供え物を開封して参列者で分けるというようなこともありますから、その家や地域のしきたりなどを確認してみてください。
花なども一般的でしょう。仏前に飾るものですから、白を基調としたものがいいとされていますが、地域によっては黄色や紫などの色を使う場合もありますので、その地域の花屋に初盆のお供えで贈りたいと相談してみれば、地域ごとに適切なお供え花を作ってくれます。
お供え物をする場合には、日持ちのするお菓子や果物、消耗品として使うロウソクや線香、花などが望ましいでしょう。タブーなのは肉や魚などの生ものです。これらを贈る人はあまりいないでしょうが、肉や魚は殺生に繋がるとされていてお供え物としてはタブーですから覚えておいてください。
このように、初盆の際の服装にはマナーがあります。法要などがなく各自でお墓参りに行くという場合にはそこまで気にする必要はなくシンプルで控えめな格好をしていけばいいのですが、法要に出る場合にはしっかりとその場に合うような服装をしていく必要があるでしょう。 法要というきちんとした場に合った服装、マナーを心がけて参列するようにしてください。
監修者のコメント
亡くなって1年いない、もしくは3年以内の死者のことを、新仏(シンボトケ、アラジョウロウ)などと呼ばれています。新盆用の盆棚は、他の先祖の盆棚と分けてお祀りする地域もあります。新仏は盆月の1日もしくは7日に他の先祖より早めに迎えられたり、20日か晦日までお祀りされるところもあります。
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記事の制作・編集
よりそうお葬式 コラム編集部
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