お盆とは|地域によって期間の違い

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お盆とは、正式名称を「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と言い、故人の霊魂(たましい)があの世と呼ばれている浄土からこの世(現世)に戻ってこられる期間のことを言います。
お盆の期間には、亡くなった家族やご先祖様の精霊(しょうりょう)をお迎えし、供養をします。

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この記事の監修者

人はなぜ弔い、弔われるのか、葬送儀礼を意味のある営みとして理解し、私たちは次世代へ伝えていきます。葬送儀礼マナー検定実施中。

お盆とは?

お盆とは、正式名称を「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と言い、故人の霊魂(たましい)があの世と呼ばれている浄土からこの世(現世)に戻ってこられる期間のことを言います。
お盆の期間には、亡くなった家族やご先祖様の精霊(しょうりょう)をお迎えし、供養をします。

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お盆期間は何をするの?

お盆の期間、故人やご先祖様のお迎えし、一緒に過ごした後あの世に送り出します。あの世に送り出すため、お盆を迎えるための準備が必要となります。
下記に、お盆の準備とお盆期間中に行うことについて、ご紹介していきます。

お盆の準備と期間中に行うこと

(お盆前日までに行う準備)

・お墓の掃除 
※お迎えする前までに済ませるようにします

・お仏壇の掃除 
※お迎えする前までに済ませるようにします

・精霊棚(盆棚)およびお飾りの準備
※宗派や地域、家によって異なりますので、事前に確認をしておきましょう

・盆提灯の準備 
※初盆(新盆)の場合は、白い盆提灯を準備します

・菩提寺に法要の予約をする 
※お盆の時期は僧侶も忙しくなる為早めに予約をします

・迎え火、送り火の準備 
※一般的にオガラを使うため、事前に購入しておきます

・お返しの準備 
※香典やお供え物を頂いた場合のお返しとなります

・ご案内状の準備 
※初盆(新盆)法要を執り行う際に必要となります

(お盆の初日)

・迎え火 
※故人やご先祖様の霊魂が迷わず家に戻って来られるよう目印として焚きます

・法要 
※僧侶をお呼びして読経をあげて頂きます

(お盆の最終日)

・送り火 
※地域によっては、精霊流しや灯篭流しを行うところもあります

・法要 
※僧侶をお呼びして読経をあげて頂きます

浄土真宗のお盆

なお、浄土真宗に関しては、親鸞聖人の教えとして、人は亡くなるとすぐに仏様となり、お盆の時期にだけ子孫の元に戻るということは無いとされています。 そのため、お盆の時期に特別なことを執り行うことはありません。

ただし、この時期には説法会が開かれます。 ご先祖様のご縁として教えてを聞くことで、教えを知る意義深いものとなりますので、ぜひ、参加しましょう。

お盆の期間

お盆は、8月15日を中心に8月13日~16日の期間に行います。
元々は7月15日を中心に行われていましたが、明治時代に暦の国際基準化を目的に行われた改暦に伴い日本の行事は全体的に30日遅れとなりました。

そのため、現代では8月15日を中心に行われています。 ただ、現代でも地域によっては7月15日に行われる場所もあるため、7月15日を新暦盆、8月15日を旧盆(月遅れの盆)、さらに旧暦の7月15日を中心に行われるお盆を旧暦盆とも呼ばれています。

お盆期間の地域による違いと理由

改暦されて以降、新暦と月遅れ盆、旧暦盆が適用されている地域を下記に一例として紹介させていただきます。

●新暦盆(7月13日~15日)が適用されている地域 東京都の一部、南関東(主に都市部)、静岡旧市街地、函館、金沢旧市街地など

新暦盆が適用されている理由 ・旧暦の月日がそのまま新暦になっても残っていたため。

●旧盆(8月13日~15日)が適用されている地域 東京の一部などを除き、全国的に広がっている。
旧盆が適用されている理由 当時、日本国民の80%が農業に従事しており、新暦の7月15日は農作業が多忙な事もあり、お盆の時期を1か月遅らせてお盆の行事を執り行うようになったため

旧盆が適用されている理由
当時、日本国民の80%が農業に従事しており、新暦の7月15日は農作業が多忙な事もあり、お盆の時期を1か月遅らせてお盆の行事を執り行うようになったため

●新暦盆・旧盆以外の日程(主に旧暦盆)でお盆を迎える地域
・岐阜県中津川市加子母
・東京都 多摩地区の一部
・沖縄県、奄美など南西諸島の一部

上記のように、新暦盆・旧盆・旧暦盆以外の日程にお盆を迎える地域もあります。

お盆 飾りの準備

お盆の時期には精霊棚(盆棚)を作り、お位牌を安置します。
そして、精霊棚には通常使っている仏具の他に仏膳や精霊馬や精霊牛、季節の果物などをお飾りとしてお供えします。

また、盆提灯を両脇もしくは片側に飾ります。
通常のお盆での盆提灯は飾り提灯となりますが、初盆(新盆)の時には白提灯と決まっていますので気をつけましょう。

お飾り始めに関しては、明確な日付は決まっていませんが、遅くとも迎え火を焚く前までには済ませるよいにしておきましょう。
お盆の月に入ったら飾って問題ありませんので、早めに準備をしておくと良いでしょう。

宗派や地域によって、準備するお飾りが異なりますので、事前に確認しておくと良いでしょう。

お盆飾りの片付け

お飾りを片付ける日は、送り火を焚いた後となります。
お飾りの処分方法は、宗派や地域、家によって様々ですが、送り火と一緒に焚いたり、菩提寺に持って行きお焚き上げしてもらったりします。

まとめ

お盆の過ごし方や期間は、宗派、地域、それぞれの家庭によっても様々ですが、ご先祖様と一緒に過ごす数少ない機会です。
普段、会う機会が無い親族が一同に揃う事も珍しくありませんので、故人を偲びながら、ゆっくりと過ごしてみては如何でしょうか。

監修者のコメント

お盆の期間は旧暦7月15日を中心に行われますが、二十四日に地蔵盆が行われている地域もあります。お盆では、先祖と共食をする場として親戚を招いて食事をする慣習がみられますが、東北の一部と九州西南では墓地で家族や親戚が集まって飲食する風習が伝えられています。

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記事の制作・編集

よりそうお葬式 コラム編集部

よりそうは、お葬式やお坊さんのお手配、仏壇・仏具の販売など、お客さまの理想の旅立ちをサポートする会社です。

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※本記事の情報正確性等につきましては、細心の注意を払っておりますが、いかなる保証もするものではありません。特に宗教、地域ごとの習慣や個別の事情によって考え方や対応方法が異なることがございます。掲載情報は、ご自身の責任と判断においてご利用ください。情報の利用によって何らかの損害が発生した場合でも、当社は一切の責任を負いません。本記事に掲載の提供情報は、法的アドバイスの提供を目的としたものではありません。

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