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お盆(初盆・新盆)
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初盆・新盆のお返し品とは?初盆のお礼状・挨拶状の種類と書き方
仕事や学校の都合で引っ越しが決まった時、物件探しも大変ですが、同じくらい引越しのスケジュール調整も難しいものです。
休みや時間帯などの都合だけではなく、日本には引っ越しにも験(げん)をかつぐ考え方が残っています。
例えば、「大安は縁起が良い」「仏滅は縁起が悪い」といった考え方です。同様に、お盆の引っ越しは縁起が悪いので、避けるべきと言う意見があります。
ただ、あまり縁起を気にしていると、引越し日の選択の幅が狭まってしまいます。引越しの都合によっては、夏休み中のお盆が候補にあがってくることもあります。本当に、お盆には引っ越しをしない方がいいのでしょうか。
●祝いごとのため
先祖の霊を供養する意味合いのあるお盆の時期は、昔から自粛すべきと言われている行動がいくつかあります。
水辺に近づかない、殺生をしない、祝いごとは避ける、などです。
引越しには祝いごととしての一面があるので、それがお盆の引っ越しは好ましくないと言われる理由の一つといえます。
●風習のため
ご先祖様が家に帰って来るお盆には、その地域の風習にならった準備をして、きちんと家で迎えるべきという思いから、引っ越しは避けた方がいいという考え方もあります。
●夏土用のため
お盆に近い8月の頭は夏土用と言われ、土を動かしたり堀り起こしたりしない方がいいと言われています。この点も、引越しのタブーを連想させます。
ただし、仏教でこの時期の引越しを禁じているようなことはなく、実はお盆の引越しが縁起が悪いといわれている理由にははっきりとした根拠はありません。
お盆シーズンというのは、学生や会社勤めの人にとっては引越しのしやすい時期ともいえます。なぜなら、学校の夏休みと重なる上に、お盆休みを設けている会社も多いためです。この「休みの多さ」が引越しに適しているのです。
●家族の負担が少ない
引越しの際には、当日は一日まるごと空けておかなくてはいけないのはもちろん、前後の荷造りと荷ほどきの時間も、数日必要です。お盆の時期でしたら、まとまった休みを利用して、準備から引越しまでをまとめて済ませることができるのです。
特に家族で引越しをする人にとっては、子供の学校も親の仕事の休みも重なるので、引越しにかかる家族全員の負担が少なくて済みます。
●学校の学期の節目
多くの学校では、9月は新学期にあたります。子供の転校の必要がある場合は、学期の節目を選ぶ親御さんも多く、夏休み中の引越しが増える一因でもあります。
●家賃相場が下がる
生活環境の変化を求める大学生が、家賃相場の下がる夏を狙って住み替えを計画し、夏休みを利用して新しい住まいに引越しをすることも多いです。

東京などのように関東圏の一部の地域ではお盆は7月ですが、一般的にお盆と呼ばれる時期は8月13日〜16日ごろになります。
8月は年間を通した引っ越し相場で考えると、決して引越し料金が安い時期ではありません。もちろん、最盛期といわれる3月〜4月に比べると人気が低いですが、子供の新学期を控えた8月末に向けて、引越し業者は繁忙期になる傾向にあります。
先に説明したように、引越しに人気の時期にあたるため、一般的に8月は引越し料金が高くなります。
他のシーズンと比べて家族の引越しが多いので、1件あたりの引越しに対して、トラックの台数が多く、人員やトラックのニーズも上がります。
ではお盆のシーズンの引越し料金は8月全体でみるとどうなのでしょうか。
これは地域やその年によって変動があります。お盆の縁起を気にする人や、お盆を家族でゆっくり過ごした人が多い地域では、引越し件数がやや減少傾向にあるので、引越し業者によっては8月の他の日よりは料金が安くなる場合もあります。
お盆のある8月の引越しで一番注意しなくてはいけないのが、夏の暑さです。
猛暑が厳しい日も多いため、引越し作業の際には十分な体調管理が必要です。引越しの準備と荷造りには大変なエネルギーを要するので、家の中で熱中症になることのないように注意しましょう。
また、他の季節に比べて、暑さによって体力やスタミナが奪われやすいので、無理な作業は禁物です。
お盆ならではの注意点としては、不動産会社やガス会社などのお盆休みがあります。賃貸契約やライフラインの開通に必要な手続きが遅れないように、事前に業者の休暇を確認しておくことが大切です。
また、場合によっては引越しトラックがお盆の帰省ラッシュに巻き込まれてしまうことがあります。
引越しの日にちと時間帯、さらに引越し先が上り方面か下り方面かにも注意を払っておくと安心です。
お盆に引越しをすると縁起が悪いという考え方もありますが、実際の引越しの傾向を見てみると、お盆は引越しをするのに人気のシーズンだということが分かります。
比較的年配の人や、昔からの風習を大切にする地域の人にとっては、お盆の引越しはタブーとなるかもしれません。ただ、現代のライフスタイルでは、若い人を中心に気にしない人がほとんどだと言えます。
気になる人はお盆を避けますし、気にならない人は便利な日程のお盆を選んで引越しをしています。
どうしても気になる場合は、大安などの縁起のいい日に、事前に小さな家具などを引越し先に持ちこんで、その日を引越しの日にしておけば、運気上昇につながるとも言われています。
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※本記事の情報正確性等につきましては、細心の注意を払っておりますが、いかなる保証もするものではありません。特に宗教、地域ごとの習慣や個別の事情によって考え方や対応方法が異なることがございます。掲載情報は、ご自身の責任と判断においてご利用ください。情報の利用によって何らかの損害が発生した場合でも、当社は一切の責任を負いません。本記事に掲載の提供情報は、法的アドバイスの提供を目的としたものではありません。
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