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お盆(初盆・新盆)
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初盆・新盆のお返し品とは?初盆のお礼状・挨拶状の種類と書き方
数少ない大型連休であるお盆休みを利用して結婚式を挙げよう!と考えているカップルの皆さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
お盆に結婚式を行うということは、実に様々な意見があります。
「親戚や地元の友人が集まりやすい」という意見から、「予定が決まっているからやめてほしい」「お盆は静かに過ごすべき」という意見まで。
また、お盆に結婚式を挙げることならではのメリット・デメリットもあります。
こうした賛否両論の「お盆に結婚式」。実際のところはどうなのでしょうか。見ていきましょう。
実は、お盆に結婚式を挙げてはいけない、という明確な決まりや根拠はありません。
しかし、お盆は親族一同が地元に帰省し、墓参りなどの一連の行事を通じて、帰ってきた祖先の霊を迎えて供養する時期です。
特に年配の方は「お盆は静かに過ごす時期」という思いが強いのかもしれないので、人によってはお盆の結婚式は非常識ととらえられることもあるでしょう。
ただ、盆踊りがあるように、お盆の間は騒いだりしてはいけない、というのは特にないように思われます。
お盆の結婚式が非常識かどうかはさておき、迷惑だと思う人もいます。その理由として、主に次のようなことがあげられるでしょう。
お盆休みの予定をかなり早くから入れていたり、毎年決まった場所へ行くという人もいるので、結婚式に参列する場合、前もって入れていた予定をキャンセルしたり、リスケジュールしなければならないことになります。
お盆の時期はかなり暑いので、女性は汗によるドレスへのシミや、メイク、ヘアスタイルの崩れを気にする方が多いでしょう。また、男性はジャケットを着てネクタイをしなければならないので、汗だくになります。
もし、参列を断るとしても、義理ごとなので断り方を考えなければいけないなど、相手に無用な気遣いをさせてしまうことになりかねません。これらのことに配慮して式を組み立てないと、迷惑だと思われるかもしれません。

憧れのあの有名な結婚式場で式を挙げたいけど、1年以上先まで予約がいっぱい……ということがよくあります。そんなに先になってしまっては、カップルの気分の盛り上がりもトーンダウンしてしまうかもしれません。
その点、お盆の時期であれば、ブライダル業界としてはオフシーズンですので、有名な式場でも予約が空いている可能性が高まりますし、費用が安くなることもありえます。
お盆の結婚式であれば、気持ちが盛り上がっているうちに、憧れの結婚式場で式を挙げる、ということが可能になるかもしれません。
お盆には、墓参りなどで帰省する人が多くなります。つまり、親族が毎年一堂に会する時期ですので、この時期に結婚式を挙げると、夫婦双方の親族が集まりやすくなるというメリットがあります。
会社によっては福利厚生として結婚休暇を設けている会社もありますが、そうだとしても、他の上司や同僚が忙しい中、1週間ほど休みをもらうというのは会社に迷惑をかけてしまうとか、自分がいない間に重要な案件が炎上したらどうしようとか考えてしまい、気が引けてしまいます。
せっかくのハネムーン旅行の間も仕事のことが気になって、楽しさが半減してしまうかもしれません。
その点、お盆であれば、自分の会社も取引先の会社も休みであることが多いので、気兼ねなく結婚式を挙げて、そのままハネムーン旅行を思いきり楽しむことができるでしょう。
お盆の名物といえば帰省ラッシュと、帰省先から戻るUターンラッシュ。各種交通機関の混雑や、高速道路の渋滞が発生します。
式場に到着するまでに疲れてしまうかもしれませんし、帰りの時間が気になって、落ち着いて式の後の披露宴や二次会を楽しめないかもしれません。式に参列してもらう方にはゆっくりとしていってもらいたいものです。
また、特に女性のみなさんは美容院にいってヘアスタイルやメイクを整え、ドレスアップして式に参列します。
交通機関のダイヤの乱れや渋滞で美容院に間に合わない、走って汗だくで式に参列、といったことではたまったものではありません。
お盆休みに限らず、長期休暇中はホテルなどの宿泊施設の予約が埋まっており、部屋を確保することが困難です。
もし確保できたとしても、普段より高めの宿泊費を払わなければならない可能性があります。
基本的に、遠方からの参列者の宿泊費は招待する側が支払うと考えられますので、結婚式費用もかさみます。
また、新郎新婦が前泊する場合、式場から遠いホテルしか確保できなかったときは、式の当日、非常に朝早くから出発しなければならなくなります。
先にも述べたように、お盆は結婚を考えるカップルにとって、会社に迷惑をかけずに気兼ねなく休める貴重な時期です。
しかしそれは、他のカップルでない人たちにとっても同じであることを考えておかねばなりません。
休みがなかなかとれない仕事の人は、子どもや家族と旅行する数少ない機会かもしれません。
また、本家や長男の人などは特に、法事や墓参り、親戚への顔見せなどで忙しいということも考えられます。
こうした人たちにとって、お盆休みは「他の連休」とは違う、特別なものなのです。
お盆に結婚式を挙げる場合、そうした人たちの特別な休みを1日頂くということを意識しておく必要があるでしょう。
お盆の結婚式のメリット・デメリットの双方を挙げさせていただきましたが、夫婦の地元が近くて、地元で友人を呼んで結婚式を挙げる、または夫婦の親族だけを集めて少人数で結婚式を挙げる場合は、お盆に式を挙げるのもよいでしょう。
逆に、夫婦の地元が遠かったり、地元から遠い場所にある式場で結婚式を挙げる、または親せきや友人以外にも、会社の上司や先輩など幅広く招待して大人数で結婚式を挙げる場合は、結婚式の日取りをお盆にするのは控えたほうが良いかもしれません。
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