お墓を移す(移転・移動)時に必要な手続きと費用

お墓を移す(移転・移動)時に必要な手続きと費用
[投稿日]
2018年05月22日
[最終更新日]
2020年07月24日
墓石移転

近年、仕事や結婚、親族の諸事情といったさまざまな理由から、お墓が自宅から遠くなってしまう方が増えています。お墓の維持・管理が難しくなったことで、お墓の移動・移転を検討する方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、遠方にあるお墓を自宅近くに引っ越しさせる「お墓の引越し」について、手続きの方法や費用をご紹介します。

お墓を移す(移転・移動)時に必要な手続き

現在のお墓や遺骨を他の場所に移すことを改葬(かいそう)といいます。改葬の手続きには、一連の流れがあり、手続きに必要な書類等があります。

必要な手続き書類

まずは、改葬に必要な書類をご紹介します。限られたスケジュールの中で、お墓の移転・移動をスムーズに行うためには、事前に必要書類をきちんとそろえることが重要です。

必要な申請書・許可証については、「遺骨1体につき、申請書・許可証1枚」が必要となりますので注意しましょう。

◆埋葬証明書(埋蔵証明書)
改葬元の管理者から発行してもらう証明書です。改葬元の墓地に間違いなく仏様が入っていることを証明します。

◆改葬許可申請書
改葬手続きには、改葬元である市町村の許可が必要となります。

改葬許可申請書は改葬元の市区町村役場の窓口、もしくはホームページからダウンロードできます。改葬許可申請書に必要事項を記入し、管理者から署名と捺印をもらいましょう。提出先は改葬元の市町村です。

◆改葬許可証明書
必要事項を記入した改葬許可申請書を改葬元の市町村役場に提出し受理されると、改葬許可証明書が発行されます。

◆改葬承諾書
墓地の使用者と改葬の申請者が異なる場合があります。この場合、墓地の使用者から改葬を承諾する「改葬承諾書」を発行してもらいましょう。

◆永代使用許可書(墓地使用許可証)
改葬先の墓地を代々使用できるという許可書です。改葬先の管理者から発行してもらいます。

◆受入証明書
改葬先の墓地・霊園の管理者から発行してもらう証明書です。お遺骨を間違いなく受け入れることを証明します。

必要な書類の提出先と手続きの流れ

ここからは手続きの流れをご紹介します。改葬手続きを行う上で、上記にてご紹介した書類が必要となります。改葬がスムーズに進められるよう手順をよく把握し、書類の準備も忘れず行いましょう。

STEP 1改葬元の管理者にお墓の移動・移転を報告・相談
お墓を移転・移動することが決まったら、まずは改葬元の管理者に報告・相談をしましょう。管理者にお願いする書類等もありますので、事前に話しておくことをおすすめします。内諾をいただいておけば、その後の手続きがスムーズに行えるでしょう。
STEP 2改葬先の墓地・霊園を選び、受入証明書を発行してもらう
改葬先の墓地・霊園を決めましょう。決まったら改葬先の管理者に「受入証明書」を発行してもらいます。
STEP 3改葬許可申請書の準備
改葬元の市町村役場から改葬許可申請書を受け取ります。申請書は各市町村のホームページからダウンロードできるところもありますので、確認してみましょう。
改葬許可申請書に必要事項を記入し、改葬元の管理者から署名と捺印をもらいます。埋葬・埋蔵証明書と一体となっているものが多いため、これをもって改葬元の管理者から「埋葬・埋蔵の証明」を受けたことにもなります。

【改葬許可申請書の提出先】
・改葬元の市町村

【改葬許可を申請する上での必要書類】
・改葬先からの受入証明書
・改葬元からの埋葬・埋蔵証明書
・改葬許可申請書

※各市町村により提出する書類が異なる場合があります。

STEP 4改葬許可証の発行・提出
改葬許可申請書を受理した市町村役場から、改葬許可証を発行してもらいます。これを改葬元の管理者に提出し遺骨を取り出します。この時、「閉眼供養」「抜魂供養」「遷仏法要」などの法要を行うのが一般的です。

【改葬許可証の提出先】
改葬元の管理者

STEP 5改葬元の墓地の返還
墓地を更地にして墓地管理者へ返還します。
STEP 6改葬先の墓地へ遺骨を埋葬
改葬先の墓地・霊園の管理者に改葬許可証を提出し、遺骨を埋葬します。この時、一般的には「納骨法要」「開眼供養」などが行われます。

【改葬許可証の提出先】
改葬先の管理者

お墓を移す(移転・移動)時にかかる費用の目安

【電卓】

では次に、お墓を移す改葬にかかる費用についてご紹介しましょう。改葬にかかる費用は、全国平均で総額およそ200万円~300万円程度とされています。

大きく分けると、改葬元でかかる費用改葬先でかかる費用運搬費用・諸費用等があります。墓地の広さや墓石の大きさ、運搬距離、設置条件等により費用は異なりますが、ここではそれぞれの費用の内訳をご紹介します。

改葬元でかかる費用

お墓を移転・移動するにあたり、改葬元の墓地は更地にして管理者に返還しなければなりません。その際、お墓の解体・撤去・処分にかかる費用や閉眼供養のお布施料がかかります。

また、改葬元によっては離壇料をお支払するケースがあります

【離壇料】 1万円~10万円 (支払先:改葬元の管理者)

【墓石の解体・撤去・処分料】 1㎡あたり 10万円から50万円程度 (支払先:石材店)

【遺骨の取出し費用】 3万円程度 (支払先:石材店) ※遺骨1体につき

【閉眼供養】 3~5万円 (支払先:僧侶)

運搬費用、諸費用等

改葬元から改葬先に墓石を移動する場合は運搬費用がかかります。改葬先で新たに墓石を立てたほうが経費を抑えられることもあるため、費用等は石材店にあらかじめ相談してみるとよいでしょう。

【墓石の運搬費用】 20~80万円 (支払先:石材店)

改葬先でかかる費用

改葬先では永代使用料墓石の費用開眼供養のお布施料などの費用がかかります。

【永代使用料】 数十万円 (支払先:改葬先の管理者)

【新し墓石の費用】 120万円~150万円 (支払先:石材店)

【埋葬費用】 3万円程度 (支払先:石材店) ※遺骨1体につき

【開眼供養】 3~5万円 (支払先:僧侶)

さらに詳しい金額を知りたい方は、改葬元や改葬先の管理者、移転先の墓石を立てる石材店などに相談・確認してみましょう。

檀家制度や、費用、入檀・離檀についての説明はこちらをご参照ください

お坊さん便
法事・法要のことなら「お坊さん便」に お任せ下さい。 定額の料金でお坊さんを 紹介いたします。

お墓の移転・移動の時の遺骨の取り扱い

お墓を移転・移動する際、取り出した遺骨の取り扱いにも気を付けたいものです。遺骨はさらしに包み骨壺に入れて運びます。できれば電車での移動は控え、車で運びましょう。

万が一、環境などの変化で骨壺が割れてしまった場合、改葬先では遺骨をお墓に巻くようにして納骨します。

なお、遺骨を移動したあと、新しいお墓にすぐに埋葬できない場合は、遺骨を自宅で保管するか改葬先の管理者に一時預かっていただきましょう。

まとめ

お墓の移転・移動は、タイミングを間違えると何度も足を運ぶことになりかねませんので、改葬当日までの段取りが重要となります。特に遠方から引っ越す場合、事前に必要経費や必要書類をしっかりと確認しておきましょう。

また、コストの面において、改葬は新規にお墓を購入するよりもコストが高くなってしまいがちです。離壇料などをめぐり改葬元とトラブルが発生する場合もありますので、事前に改葬元とよく相談・確認することが大切です。どうしても改葬を行わなければならない事情を説明するとともに、これまでの感謝の気持ちを忘れず伝えましょう。

4.8/5 (5)

記事の制作・編集株式会社よりそう

よりそうは、お葬式やお坊さんのお手配、仏壇・仏具の販売など、お客様の理想の旅立ちをサポートする会社です。

運営会社についてはこちら

※提供情報の真実性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。特に宗教や地域ごとの習慣によって考え方や対応方法が異なることがございます。

お葬式の準備がまだの方

早めの資料請求・ご相談でお葬式費用が最大60,000円税抜安く

※資料請求(事前割申込)+
事前・式後アンケート回答の方

無料相談ダイヤルスタッフ
接客満足度No.1

些細なことでもお気軽にお電話ください

0120-541-694
  • 24時間365日対応
  • 通話・相談無料
  • ※2019年 葬儀手配サービス調査より
    調査協力: 株式会社クロス・マーケティング
  • 緊急の方はこちら

まずは資料請求簡単45秒で入力

費用や流れをわかりやすくご案内します

資料請求する(無料)

かんたん入力45秒