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戒名・法名
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生前に法名を授かる!浄土真宗の帰敬式(ききょうしき)について
神道は伝統的な民俗信仰・自然信仰・祖霊信仰を基盤とする宗教です。各地で伝承されている葬送儀礼はこういった習俗をベースに仏教の影響を受けて行われてきました。「神葬祭」という形で体系的に整備されたのは明治に入ってからのことです。
仏式の戒名と似たものは、神道にも存在するのですが、こちらは「諡(おくりな)」と呼ばれています。ただし、この諡は死後に付けられる意味合いや付け方が、戒名とは随分異なります。
今回は、諡(おくりな)の意味やその付け方等について説明します。
神道において、諡は人物の死後につけられる名前のことです。この名前には、生前の人物の徳やおこないを称える意味が込められています。
神道では人は全て神の子とされています。この神の判断で胎内に宿り、この世に生れ出ます。そして、この世で役割を終えると、この諡を付けてもらい神々のいる世界へ再び戻ります。
それ以後は自分の子孫を見守り続けるものと考えられています。つまり、子孫の守護神となることを意味します。
一方、仏教の戒名は人が亡くなった後に、仏の弟子になることを認められた名前とされるため、神道の考え方とは異なります。
諡は、生前の人物の名前の後ろに追加されることになります。付けられる諡は、年齢や性別によって分けられます。
更にこの諡のあとに「命(みこと)」をつけます。例えば、72歳の男性ならば「○○翁命(○○おきなのみこと)」という付け方になります。
ただし、時代が変わっても年齢別の諡を必ず付けなければならないというわけではなく、最近では次のように諡を分ける傾向があります。
諡は年齢や性別あるいは時代の傾向にもよりますが、付け方に一定の規則があり、それに則って各人に等しく与えられます。
神道では、仏式の位牌にあたる霊璽(れいじ)および、神道のお墓である奥津城(おくつき)に名前を刻むとき、必ず諡を加えることが神道の決まりであり、これが省略されるようなことは基本的にありません。
そのため諡は、仏教のように僧侶へ依頼して付けてもらう戒名と異なり、特定の誰かに付けてもらう必要はなく、付けてもらうためのお布施(値段)も必要ではありません。
神道の諡、仏教の戒名に死生観の違いが反映されているものの、根本的な“先祖の霊を敬う”ことを表す点は共通しています。
神式のお葬式でも仏式のお葬式でも、儀式の作法に違いはありますが、故人を悼み、遺された家族がこれからも故人から見守ってもらいたい、という願いは同じものなのです。
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※本記事の情報正確性等につきましては、細心の注意を払っておりますが、いかなる保証もするものではありません。特に宗教、地域ごとの習慣や個別の事情によって考え方や対応方法が異なることがございます。掲載情報は、ご自身の責任と判断においてご利用ください。情報の利用によって何らかの損害が発生した場合でも、当社は一切の責任を負いません。本記事に掲載の提供情報は、法的アドバイスの提供を目的としたものではありません。
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