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皆さんは「逆さ水」という言葉をご存知でしょうか。逆さ水は、湯灌で行われる作法ですが、具体的には解らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。本記事では逆さ水について詳しく説明します。
この記事の監修者
岩田 昌幸
人はなぜ弔い、弔われるのか、葬送儀礼を意味のある営みとして理解し、私たちは次世代へ伝えていきます。葬送儀礼マナー検定実施中。
「逆さ水」とは、ぬるま湯を作る手順を通常の手順とは逆の手順で作る方法のことを言います。どういうことかと言いますと通常、ぬるま湯を作る時はお湯に水を足して作ります。しかし、逆さ水の場合は水にお湯を足して温度調節をしてぬるま湯を作ります。納棺の前の湯灌の儀で行います。
故人が亡くなった後、棺にご遺体を納める前に身体や髪を洗って清めます。この儀式のことを「湯灌」と言います。言い換えると、故人にとって最後のお風呂となります。そして、湯灌のために準備するお湯は「逆さ水」で準備することになります。
水を張ったところにお湯を足していき、適温にしたお湯でご遺体を清めていきます。ご遺体にお湯をかける際は、左手で持った柄杓にお湯を汲み、足もとから少しずつ頭の方に向かって掛けていきます。
しかし現在は、病院で行うアルコールによる清拭(せいしき)を湯灌として行うこともあります。
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「逆さごと」とは、葬式に関係する物事において、私たちが日常行っている手順や方向とは逆の手順・方向で物事を行うことを言います。これは、あの世とこの世とでは全てのことが逆になっているという考えからきており、死者を生きている人がいる所から切り離して考えるために、「逆さごと」が習慣になったとも言われています。このように、逆さごとは逆さ水に限らずたくさんあります。
下記にお葬式で経験する逆さごとの中でも、代表的な逆さごとをご紹介します。
■死装束着物の場合は、左前にあわせ、帯は縦結びにします。
■足袋の履き方足袋は左右逆に履かせます。
■故人を寝かせる方向「北枕」と言い、故人の頭を北側の方向に向けて寝せます。
■屏風の立て方「逆さ屏風」と言い、枕元に準備する屏風は絵が逆さまになるよう、天地を逆さまにして飾ります。
■和服や洋服を寝具の上に掛ける場合「逆さ着物」と言い、和服の裾が頭の方に、襟元が足の方に向くようにします。洋服の場合も同様です。
■夜間に通夜を執り行うあの世の時間とこの世の時間は反対になっているとされています。そのため、故人があの世で迷うことがないように、あの世の昼間となるこの世の夜に通夜を執り行います。かつて日本では葬儀を夜に執り行っていましたが、現代では、通夜を夜に、葬儀を昼間に執り行う事が一般的になってきています。
■斎場から火葬場への道順
斎場(葬儀場)から出棺し、火葬場へ行くまでの道順と、火葬場より帰ってくる時の道順を行きと帰りで変えます。
逆さ水を含め、逆さごとは、この世では縁起が悪いとされています。その理由としては、あの世とこの世とでは全てのことが逆になっているという考えからきています。
私たちが生きている”この世”で、死者の世界である”あの世”と同じことをすることを縁起が悪いとされているためです。
これは決して亡くなられた故人を忌み嫌ってのことではなく、”この世”と”あの世”をきちんと分けるために、日本古来の習慣として必要とされてきたことです。
逆さ水について説明してきましたが、如何でしたでしょうか。故人が亡くなられてから間もない時に作る逆さ水ですが、故人があの世に行く前に、私たちが故人にしてあげられる大切な儀式のひとつとなります。「気持ちよかったよ」とあの世から故人に言ってもらえるよう、心を込めて逆さ水を作り、湯灌の儀を執り行いましょう。
監修者のコメント
現代の湯灌は、湯灌専門業者によって行われます。介護浴槽を改良した浴槽を故人が安置されている部屋に持ち込み、湯灌で使用した水は専用車で回収されます。故人の身体の線が見えないように工夫されて行いますが、親戚とはいえ故人の姿が人目にさらされることになりますので、湯灌を行う際は十分な配慮が必要です。
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記事の制作・編集
よりそうお葬式 コラム編集部
よりそうは、お葬式やお坊さんのお手配、仏壇・仏具の販売など、お客さまの理想の旅立ちをサポートする会社です。
※本記事の情報正確性等につきましては、細心の注意を払っておりますが、いかなる保証もするものではありません。特に宗教、地域ごとの習慣や個別の事情によって考え方や対応方法が異なることがございます。掲載情報は、ご自身の責任と判断においてご利用ください。情報の利用によって何らかの損害が発生した場合でも、当社は一切の責任を負いません。本記事に掲載の提供情報は、法的アドバイスの提供を目的としたものではありません。
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