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法事・法要に参列して頂いた方や、諸事情で参列はしなかったものの、香典やお供え物料、お供え物、供花を送ってくれた方へ喪主は「お礼の品(粗供養・祖供養)」を贈りますが、その品物と一緒に感謝の気持ちを込めて「お礼状(挨拶状)」を添えます。また、当日来られなかった方へは後日、お礼状を送ります。法事・法要でのお礼状の作成には書き方があり、マナーや注意点があります。また、四十九日のような忌日法要、一周忌をはじめとした年忌法要ごとに応じた、お礼状を作成する必要があります。今回は、葬儀の専門家として法事・法要のお礼状を送る際のマナーや注意点、ケース毎の例文を紹介します。
※火葬式の読経および初回法要の金額です。お坊さん便のご依頼が二回目以降の法要は50,000円となります
この記事の監修者
岩田 昌幸
人はなぜ弔い、弔われるのか、葬送儀礼を意味のある営みとして理解し、私たちは次世代へ伝えていきます。葬送儀礼マナー検定実施中。
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お礼状とは、相手から贈り物をいただいたり、お手伝いしていただいたことなどへの感謝の気持ちを込めて書き、相手に送ることをいいます。
法事・法要のお礼状では、故人と親しかった友人・知人やお手伝いしてくださる方などを仕事等で忙しい中、時間を割いてまで法事・法要に参列してくださったことに感謝をあらわす意味があります。
法事・法要に来ていただいた方や協力してくれた方などにお礼状を送ることはもちろんですが、義兄や義姉や兄弟、従姉、娘など、親族(いとこたち)や友人・知人などへ法事・法要でお招きしたり、お供え物料やお供え物をくださったりする度にお礼状を送付することがマナーといえます。
お礼状や案内状は、故人の法事・法要に来てくださった方々や協力してくれた方々に対して感謝の気持ちを込めれば、どんな内容にしても構わないというわけではありません。
お礼状を記載する際にはマナーを守り、送付する方の失礼に当たらない配慮が必要です。一般的にお礼状は、専用のはがきや封筒を使用しますが、印刷屋さんや郵便局などで購入することができます。
また、封筒には、シール付き・カードや縦長カード、シングルカード、ダブルカードなどのカードタイプと返信はがきが付いたタイプなど様々ですので、自信でオリジナル挨拶状にアレンジすることも可能です。
法事・法要のお返しとして、故人と深く付き合いがあった方だけではなく出席していただいた方全員に、感謝の気持ちをこめて品を贈りますが、その品物につけるのが、御礼・感謝の気持ちを込めて「お礼状」を送ります。
これは、法事・法要に出席いただいた方だけではなく、個人を偲んでくださった方々へは、出席できなかった場合にも送ります。
お礼状とは、施主が、法事・法要に参列していただいた方、全員に、感謝を申し上げるために送るものです。
もちろん、一枚一枚手書きすると、最も丁寧な方法となり、より想いが伝わりますが、参列者の数が多くお礼状が大量になるケースや、故人の会社関係者の参列もあった場合には、お礼状を印刷しても構いません。
また、法事・法要を盛大に行う場合、参列者が多数に上ることを想定し、法事・法要の前に業者へお礼状の印刷を依頼することが多いです。
業者にお礼状の印刷を依頼する場合、予想される参列者の数より少し多めに発注することがポイントです。また、丁寧にする場合は、手書きにするようにしてください。
法事・法要のお礼状で故人の呼称は、施主からみた故人との関係を書きます。
例えば父親なら「亡父」や「亡祖父」、母親なら「亡母」や「亡父母」等と書きます。また、故人の法事・法要であることを記載したい場合は、父親の法事・法要なら「亡父○○○○儀」または「故○○○○儀」と書きます。
基本的に、法事・法要でのお礼状の故人の呼称には二通りあり、どちらを使用してもかまいません。
お礼状を送る必要がある方には、基本的に2通りありますが、次の1の方には必ずお礼状を送ることがマナーです。
お礼状の文体に関しては、最近ではあまりこだわらなくてもよくなりましたが、お礼状を送る相手へ失礼に当たらないように、お礼状の書き方や使用する言葉は一定のマナーに従って記入しましょう。
句読点に文章を止める意味があるので、法事・法要に関係する文章では句読点を打たないことで、行事がスムーズに進むようにという意味も込められています。また、不幸を繰り返さないという意味で「繰り返し言葉」を使うのもNGです。
葬儀に係るお礼状では、句読点や繰り返し言葉を付けないことがマナーとされていますが、葬儀の風習や習慣が変わりつつある現代では、誤って句読点を付けてしまっても「非常識」と受け取る方は少ないと思います。ただし、中には、しきたりやマナーに厳格な方もおられますので、句読点は打たないように注意してください。
お礼状に句読点を使ってはいけない理由には、「不幸が恙なく(つつがなく)進むように」「読解力がない方への補助」など、さまざまないわれがありますが、くれぐれも、文中に「、」や「。」を使用しないように注意してください。
敬語の使い方にも注意が必要です。一見、自分では丁寧な言葉に思えても、お礼状としてはNGなケースもあります。
「逝去」は敬語に当たりますので、施主・遺族とって身内となる故人に敬語を使うのは間違いです。このケースでは逝去ではなく「亡」を使用します。
この項目では、49日法要(忌明け法要)と一周忌法要のお礼状の例文を紹介します。参列者へのお礼状の例文(構成)は以下の通りです。
※実際にお礼状を記載する場合は縦書きが一般的ですが、こちらでは、読みやすいように全て横書きしています。
また、初盆など、四十九日法要や一周忌法要だけではなく喪明けまでに法要を行う場合は、下の例文を〇〇法要という風にアレンジしましょう。
書き方について文例にそってポイントを解説します。
季節のあいさつ(挨拶文)は不要ですが、拝啓とは、「相手を敬い申し上げる」という意味があります。また、敬具は拝啓で始まった文章を結ぶ役割を果たします。従って、「拝啓」と「敬具」は基本的に文頭と文末にセットで使用します。文頭に「拝啓」で文章を書き出す場合には、文末に「敬具」を記入することが一般的です。「拝啓」を記載しなければ「敬具」も必要ありませんが、敬具とは「つつしんで」という意味のため、文末以外には使いません。
故人の法事・法要のために時間を割いて来て頂いた方々やお手伝いをしていただいた方々へ感謝を伝えることが、お礼状を送る目的です。一般的な例文は次のようになります。このようにと記載すれば、問題なく送付した相手に感謝の気持ちが伝わります。
必ず必要というわけではありませんが、皆様のご支援で家族が哀しみから立ち直りつつある近況の報告を記載するのも、感謝をあらわすことになります。家族の近況報告を盛り込む際の例は以下のようになります。また、一般的な例文は次のようになりますが、ご自身の状況に応じてアレンジしてください。
実際に会ってお礼を述べる場合、施主側と参列者が日程を調整しなければなりません。しきたりが薄れている現代では、お礼状を送ることが双方にとって便利な方法となることも多いです。ただし、お礼状はあくまでも「略式のお礼」となります。本来、実際に出向いて顔を会わせてお礼を伝えなければならないところ、書面でのご挨拶となってしまい、申し訳ないという旨も記す必要があります。
一般的な例文は次のようになります。
忌日法要での香典または、年忌法要でのお供えを頂いた場合には、お礼状を添えて、いただいた金額に応じたギフトなどの商品を引き出物(香典返し)として郵送します。なお、贈る品物は「消えもの」として食品や消耗品が一般的ですが、お礼状だけを先に送付しても構いません。
郵送の時期は、引き出物と一緒に郵送する場合には法事・法要後1ヶ月以内、お礼状だけを先に送付する場合は法事・法要後速やか(1週間以内)に行いましょう。
季節の挨拶文は不要ですが、法事・法要と同様に「拝啓」で始まる文章は「敬具」で占めることがポイントです。
拝啓は「お辞儀」という意味で、敬具は「敬意で結ぶ」と言う意味ですが、文頭に「拝啓」を使用しないのであれば「敬具」を使う必要もありません。
故人の法事・法要のために香典やお供え物料、お供え物、供花をいただいた場合、感謝の気持ちを伝えるのがお礼状です。一般的な例文は次のようになります。下記例文ように記載すれば、問題なく送った付した相手に感謝の気持ちが伝わります。
法事・法要に参列できなかった方のために、法事・法要が無事に終えたことを伝えます。そして、今後とも協力してもらいたいという希望を書き添えておきましょう。一般的な例文は次のようになります。このように記載すれば問題ありません。
参列しなかった方から頂き物があるならば、参列した方と同様に本来なら直接お会いして、お礼を申し上げるのが礼儀なのですが、書状のお礼で略式に済ますお詫びを伝えます。一般的な例文は次のようになります。このようにと記載すれば問題ありません。
現代では、親しい間柄では電話やメールで済ませることも多くなっていますが、目上の方には正式な書面でのお礼状をお出しすると丁寧な印象として残ります。日頃からおつき合いマナーの基本はおさえておくとよいでしょう。
監修者のコメント
近年は、メールやSNS等でお礼をすることも多くなりましたが、改まったシーンでは手紙やはがきなどでお礼を伝えることは慣習として行われています。形式的なものとはいえ、香典、弔電、供花、供物等をいただいた方にはお送りするようにしましょう。
「よりそうお葬式」では、無料の資料をご請求いただいた方全員に「お葬式読本」を無料で贈呈しています。はじめての喪主でも安心の役立つ情報がそろっています。もしも時のための事前準備に活用できます。
記事の制作・編集
よりそうお葬式 コラム編集部
よりそうは、お葬式やお坊さんのお手配、仏壇・仏具の販売など、お客さまの理想の旅立ちをサポートする会社です。
※本記事の情報正確性等につきましては、細心の注意を払っておりますが、いかなる保証もするものではありません。特に宗教、地域ごとの習慣や個別の事情によって考え方や対応方法が異なることがございます。掲載情報は、ご自身の責任と判断においてご利用ください。情報の利用によって何らかの損害が発生した場合でも、当社は一切の責任を負いません。本記事に掲載の提供情報は、法的アドバイスの提供を目的としたものではありません。
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