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お盆(初盆・新盆)
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初盆・新盆のお返し品とは?初盆のお礼状・挨拶状の種類と書き方
お盆の時期になると、「迎え火」や「送り火」をお墓や玄関先でみかけたことがあるかと思います。しかし、実際にどのようなものかということは意外に知られていません。ご自身が初盆を迎える場合、特にどのようにしたら良いのか悩まれる方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
お盆の時期になると、「迎え火」や「送り火」をお墓や玄関先でみかけたことがあるかと思います。
しかし、実際にどのようなものかということは意外に知られていません。
ご自身が初盆を迎える場合、特にどのようにしたら良いのか悩まれる方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
お盆は仏教行事のうちの一つで、また、各地で伝承されている行事のひとつでもありますが、初盆は通常のお盆よりも長く丁寧に迎える慣習があり、滞りなく初盆を執り行いたいものです。各地域や仏教宗派による考え方の違いにより、準備は異なります。ご先祖をお迎えする「迎え火」や送る「送り火」についても、さまざまな考え方があります。
「迎え火」、「送り火」は、ご自身もしくは故人の宗派に合わせて行うことになります。
故人が亡くなられてから四十九日後、初盆を迎える際に、故人をお迎えするために焚くのが「迎え火」、最終日に故人をお送りするために焚くのが「送り火」となります。
迎え火は故人が里帰りするための目印となり、送り火は無事にあの世に戻ることができるよう願いを込めて焚きます。
迎え火も送り火も焚き方は同じです。お墓や家の門口、玄関前で、素焼きのお皿の上にオガラを置いて火を灯して焚きます。
昔は直接火を灯していましたが、現在は住宅事情や火事への配慮から、素焼きのお皿を使うことが多くなっています。
なお、お墓で迎え火をする場合は、オガラの火を盆提灯に移し、そのまま自宅に持ち帰ります。
自宅に到着したら、準備してある盆提灯に火を灯し、玄関先で黙祷をしてから火を消します。
つまり、故人を自宅にお迎えしたら迷子になることが無いため、迎え火は消してもよいということになります。しかし、お墓から自宅までの移動の問題から、お墓で迎え火をした後その場で一度火を消し、自宅に戻ってから再度盆提灯に火を灯す場合もあります。
初盆の時には、初めての里帰りで故人の霊が迷わないよう、初盆用の白提灯を準備します。そして、迎え火の後、新盆用の白提灯は玄関、部屋の窓際、または仏壇の前などに吊るします。送り火は迎え火の逆の手順となり、家の中で火を灯してから、お墓、玄関先、または門口まで故人を案内します。
目的地に着いたら黙祷をし、火を消します。送り火については、灯籠流しとして川に流す慣習がある地域もあります。その場合は、事前に地域の方や菩提寺の僧侶に確認してください。
また、無病息災の願いを込めて迎え火もしくは送り火をまたぐ慣習がある地域もあります。
またぐ場合は、灰になったオガラの上を家の玄関から外に向かって3回またぎます。
浄土真宗では、お盆の時期に故人やご先祖様が戻ってくるという考えがないため、迎え火や送り火を焚くことはありません。浄土真宗の教えでは、故人がこの世に戻る必要はなく、また四十九日法要を経て故人は仏様になるとされています。
ただし、盆提灯を飾ることには制限がなく、初盆で盆提灯を準備する、または頂いた盆提灯を飾ることは問題ありません。
盆提灯を飾る場合は、仏様とご先祖様に報恩感謝を捧げます。
麻の皮を剥いだ後に残る芯の部分のことを「オガラ」と言い、別名「麻ガラ」とも呼ばれます。
麻は昔から清浄な植物とされ、悪い物を清める効果があるとされ、オガラを焚くことでその場や人を清める効果も期待されます.
また、オガラを燃やした時の煙にのって故人が家に戻ってくるという言い伝えもあります。
オガラは季節物であり、お盆の時期が近づくとホームセンターやスーパー、お花屋さんで販売されます。
心配な場合は、事前にホームセンターやお花屋さんに確認しておくと安心です.
迎え火・送り火についてご紹介しました。
初盆を迎える際、何もかもが初めてのことばかりで不安な方も多いでしょう。
その中でも、迎え火は故人をお迎えするために最初に行うものであり、送り火は故人が無事に戻るために重要な役割を果たします.
故人が迷わずに里帰りされ、家族と楽しい時間を過ごし、無事に送り出されるよう、事前に家族で相談しておくことをお勧めします.
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※本記事の情報正確性等につきましては、細心の注意を払っておりますが、いかなる保証もするものではありません。特に宗教、地域ごとの習慣や個別の事情によって考え方や対応方法が異なることがございます。掲載情報は、ご自身の責任と判断においてご利用ください。情報の利用によって何らかの損害が発生した場合でも、当社は一切の責任を負いません。本記事に掲載の提供情報は、法的アドバイスの提供を目的としたものではありません。
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