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火葬式とは?メリット・デメリット・必要な手続き・流れ・マナーを解説

火葬式とは?メリット・デメリット・必要な手続き・流れ・マナーを解説
  • 2024年04月23日


お葬式には「一般葬」や「家族葬」がありますが、最近ではご家族の負担を抑えられる「一日葬」や「火葬式」と呼ばれるものも主流となりつつあります。

特に火葬式は最もシンプルなお葬式の1つで、文字通り火葬のみを行うお葬式です。

この記事では、火葬式の基本概要やメリット・デメリット、必要な手続きや流れ、マナーなどを詳しく紹介します。

火葬式とは


火葬式とは、お通夜と告別式を省略したお葬式です。一般的なお葬式で執り行われる儀式は以下の通りです。

  • お通夜
  • 告別式
  • ご火葬

基本的に一般葬や家族葬と呼ばれるお葬式は、お通夜・告別式・ご火葬の3つすべてを執り行いますが、火葬式は式場を使わずに、火葬場でのご火葬のみとなります。

式を省略してシンプルにご火葬のみを行うため、ご家族の負担を抑えられるお葬式として注目されています。

特に都市部を中心に火葬式が増加傾向にあり、今後も増加することが予想されます。

ただし、火葬式にはメリットとデメリットがあるため、それぞれをご理解の上でどのようなお様式にするのかを決めなければいけません。

火葬式のメリット・デメリット


ここからは、火葬式のメリット・デメリットについて解説します。

火葬式のメリット

まずは火葬式のメリットを見ていきましょう。

費用・時間を抑えられる

火葬式は別名「直葬」と呼ばれており、当日はご家族が火葬場へ直接集合してそのまま火葬を行うため、費用・時間ともに抑えられるのがメリットです。

お通夜と告別式を行う場合はまとまった費用が必要となりますが、火葬式はそれらを省略してご火葬のみを行うため、条件次第では限られた費用でも対応できます。

所要時間も比較的短いため、気力面・体力面での負担が少なく、故人さまのご家族はもちろん、参列者の方にとっても負担を抑えられるのが魅力といえるでしょう。

参列者の対応にあまり追われない

火葬式はお通夜や告別式がないため、参列者の対応にあまり追われません。

厳密には挨拶や会話など、ある程度の対応が必要となりますが、おもてなしに気を遣わなくて済む分、肉体的にも精神的にも負担を軽減できる点がメリットといえます。

故人さまがお亡くなりになった直後は悲しみに暮れているため、参列者の方にまで気を遣っている余裕がないという方も多いです。

そのため、参列者への対応を最小限に抑えたい方には火葬式が適しているといえるでしょう。

複雑な手続きを軽減できる

火葬式は、複雑な手続きを軽減できる点もメリットです。

お通夜や告別式などの儀式を執り行うためには、当日の段取りや手順を決めなければいけませんが、最愛のご家族にもしものことがあった場合は諸々の準備をするだけでも一苦労です。

訃報の連絡だけでも大変ですし、お葬式の手配までとなるととても疲弊します。

しかし、火葬式は儀式を省略できる分、複雑な手続きに追われることが少ないため、喪主の負担を比較的抑えられます。参列者の負担も軽減されるのが特徴です。

火葬式のデメリット

次に火葬式のデメリットを見ていきましょう。

故人さまとゆっくりお別れできない

火葬式は、故人さまとゆっくりお別れできないのがデメリットです。

ご家族や参列者は直接火葬場に集合し、そのまますぐにご火葬が行われるため、故人さまを偲んでお話しする時間があまりありません。

通常のお葬式はお通夜・告別式を含めて2日間かけてじっくりと行われますが、火葬式はご火葬のみで宗教儀式もないため、お別れの時間は限られています。

そのため、安置時間から付き添えるよう工夫しておきたいです。ただし、葬儀社によっては安置しているご遺体に面会できないこともあるため、事前の確認が必要となります。

ご遺体の安置場所を確保する必要がある

火葬式は、ご遺体の安置場所を確保する必要があります。

故人さまが病院でお亡くなりになった場合、通常は病院の安置室で2時間〜3時間ほど安置していただけます。

しかし、自宅でお亡くなりになった場合は、火葬まで涼しい部屋でドライアイス等を使用しながら故人さまのお身体を安置しなければなりません。

もしくは、葬儀社に相談して一時的にお預かりしていただく必要があるため、安置場所をどのように確保するのかについてはあらかじめ考えておきましょう。

周囲から理解が得られない場合がある

火葬式は「簡易的なお葬式」という印象もあり、周囲から理解が得られない場合もあります。

都市部を中心に増加傾向にある火葬式ですが、宗教儀礼を省略することもあって他のご家族から反対される可能性があります。

従来のお葬式を重んじる家庭はまだ多く、火葬式については理解を得られないケースがあるため、周囲としっかり話し合った上で決めることが重要です。

場合によっては長年お世話になってきた菩提寺とトラブルになる可能性もあるため、一方的に決めるのではなくきちんと相談してから決めるのが賢明です。

特に人間関係に亀裂が入らないよう、慎重に決定しましょう。

ご火葬を行う際に必要な手続き


ご火葬を行う際に戸惑わないよう、必要な手続きを把握しておくことは重要です。ここでは、ご火葬を行う際に必要な手続きについて解説します。

火葬許可申請を行い火葬許可証を受ける

ご火葬を行う際は、火葬許可申請を行って火葬許可証を受け取る必要があります。火葬許可証を受け取るためには、次の書類が必要です。

  • 死亡診断書(死体検案書)
  • 死亡届
  • 火葬許可申請書

故人さまがお亡くなりになった際、病院から死亡診断書が発行されます。

体調が急変して自宅でお亡くなりになった場合は、警察から死体検案書が発行されますが、どちらも書類としての効力は同じです。

死亡診断書(死体検案書)を受け取ったら死亡届を記入し、火葬許可申請書と併せて市区町村の役所へ提出してください。

すべての書類の提出が完了すると火葬許可証が発行されるため、火葬場に提出します。なお、書類提出でわからないことがある場合は葬儀社に代行してもらうことも可能です。

ご火葬から収骨までの流れ


ご火葬を行う際は、ご火葬から収骨までの流れを把握しておくことが重要です。ここでは、ご火葬から収骨までの流れについて解説します。

火葬場に集合する

一般葬や家族葬などのお葬式ではお通夜と告別式のあとに火葬場に集合し、お坊さんが火葬炉前で読経を行うのが一般的ですが、火葬式は直接火葬場に向かいます。

ただし、火葬式であってもお坊さんの読経や参列者の焼香があるため、何もかもを省略するわけではないと理解しておきましょう。

ご火葬の時間は1~2時間ほど

ご火葬前に故人さまとお別れできる時間は3分前後です。ご火葬の待ち時間は、おおよそ1時間〜2時間ほどとなります(火葬場によりかかる時間は異なる)。ご火葬にはある程度の時間がかかるため、火葬中もしくは火葬後に「精進落とし」を行うこともあります。

精進落としではお酒やお料理が振る舞われ、故人さまを偲びながらご家族とお話するのが一般的です。

この際、故人さまと関係のない話で盛り上がるのはマナー違反となるため注意が必要です。

なお、火葬場の性能によっては40分前後で終わることもあるため、時間はあくまでも目安としてお考えください。

収骨の儀式を行う

ご火葬と精進落としが終わったら、収骨の儀式を執り行います。

ご火葬が終わり次第、火葬場の職員からその旨がご案内されるため、ご家族と参列者は再び火葬場に戻り、ご遺骨を骨壺に収めます。

これは「お骨上げ」と呼ばれ、2人1組みになったご家族や参列者が1つずつ箸を使いながら一緒に骨壺に収めていくのが習わしです。

わからない場合は火葬場のスタッフが教えてくれるため、何も心配はいりませんが、あらかじめマナーを知っておくと安心です。

ご火葬に関するマナー


ここでは、ご火葬に関するマナーについて解説します。

火葬場に向かう前に喪主が挨拶を行う

ご火葬では、火葬場に向かう前に喪主がご家族及び参列者に挨拶を行います。

すでにお通夜や告別式で挨拶を済ませている場合は簡易的なもので十分ですが、火葬式など直接火葬場に集合する場合は、参列していただいたすべての方に挨拶を行うのがマナーです。

お世話になった方に心付けは必要?不要?

基本的に心付けは不要なのが現在の主流ですが、古いしきたりを重んじる葬儀の場合もあります。迷う場合は葬儀を行う前に、葬儀社に心付けについて確認しておくといいでしょう。

民営の火葬場では心付けが必要なところもある一方、公営の火葬場では原則心付けは必要ありません。

最近では火葬式を執り行う方も増え、どちらも心付けが不要というところが一般的となりつつあるため、無理に用意する必要はないでしょう。

心付けを渡したい場合は、火葬場のスタッフや霊柩車のドライバー、送迎バスのドライバーに渡すのは問題ありません。

参列するのはご家族・ご友人

火葬式に参列するのは、ご家族・ご友人が中心となります。

職場の親しい人を呼ぶこともありますが、あくまでも火葬式はシンプルなお葬式であるため、参列していただくのはご家族とご友人が中心です。

火葬場自体が狭く大勢の参列者を呼んでも入りきれない場合があるため、基本的には少人数でお別れを行いましょう。

服装は黒を基調とした喪服

火葬式では、服装は黒を基調とした喪服を着用します。

  • 男性の場合:上下黒のスーツ
  • 女性の場合:黒無地のアンサンブルやワンピース

男性の場合は上下黒のスーツ、女性の場合は黒無地のアンサンブルやワンピースが良いでしょう。火葬式のようなシンプルなお葬式でも、服装は礼節を重んじたものを選びましょう。

棺に入れられるのは可燃物

ご火葬の棺に入れる「副葬品」は、基本的には可燃物に限ります。

副葬品は、故人さまが愛用していたものや故人さまへの想いを託したものを納めるのが一般的で、花や洋服、写真や手紙、御朱印帳、千羽鶴など、さまざまです。

しかし、CO2やダイオキシンなど有害物質を発生させるものは入れられません。また、燃えにくいものや火葬炉の故障につながるものも原則は不可となります。

詳しくは担当していただく葬儀社にご確認ください。

骨壺は適切な環境で保管

ご遺骨を収めた骨壺は、適切な環境で保管しましょう。

骨壺は寒暖差の影響を受ける場合があるため、原則は直射日光を避けた風通しの良い場所に安置します。リビングよりはクローゼットなど、安置しやすい場所に置きます。

じめじめした場所はカビが発生する可能性があるため、湿気にもお気を付けください。

ご火葬にかかる費用相場


ご火葬には別途で費用がかかるため、おおよその費用を把握しておくことが重要です。ここでは、ご火葬にかかる費用相場について解説します。

民営の火葬場は約5~10万円

民営の火葬場に依頼する場合、費用は約5〜10万円ほどかかります。

しかし、民営の火葬場の費用はさまざまであるため、詳細な費用については実際に見積もりを出してもらうのが安心です。

できれば相見積もりを取り、比較検討しましょう。

参考までに民営の火葬料金の目安表があるため、併せてご確認ください。
火葬料金


公営の火葬場は約0~5万円

公営の火葬場に依頼する場合、費用は約0円〜5万円ほどかかります。

自治体によって公営の火葬場は安価で対応しているところもあるため、費用を抑えたい場合は公営の火葬場を選ぶのが安心です。

ただし、公営であっても費用がかかる場合もあるため、事前に確認しましょう。

ご火葬にかかる費用の内訳

ご火葬にかかる代表的な費用の内訳は次の通りです。

  • 遺体の火葬料
  • 待合室の使用料
  • ご遺骨を納める骨壺代

主にご火葬では、遺体の火葬料に加え、待合室の使用料やご遺骨を納める骨壺代がかかります。

ただし、この内訳も火葬場によって変わるため、詳しくはご火葬を依頼する際に確認しておくと安心です。

まとめ

火葬式とは、原則ご火葬のみを行うお葬式です。

特に都市部では火葬式が広まりつつあり、新たなお葬式のスタイルとして注目されています。

ただし、火葬式は菩提寺(ぼだいじ)など周囲の理解が得られない可能性があるなど、デメリットもあるため、どの方法でお葬式を執り行うかは慎重に判断しましょう。

よりそうお葬式では、さまざまな火葬式のプランをご用意しており、通常の火葬式では物足りない方に向けて「面会」や「自宅安置」ができるプランもご提供可能です。

他にも、お通夜を省いた告別式のみの一日プランや、心ゆくまでお見送りの時間をとれる二日プランなど、幅広いお葬式に対応しております。

お葬式のことでお悩みがございましたら、気軽にお問い合わせください。

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