東京都大田区にお住まいの岩村浩明様。2014年7月、卵巣がんで入院されていた奥様が、51歳で亡くなりました。
いちばん最初は6年前に卵巣がんを患ったことです。この時は除去することができたのですが、その2年後に膵臓がんを発病しましたが、それも克服することができました。そして今年の3月に胃がんと診断され、最終的には卵巣がんを再発いたしました。
食事が喉を通らなくなったんですね。胃が小さくなったのかなあと言っていたのですが、症状が酷くなったので病院に行ったところ、腹水がたまっていたり、胆管が詰まっていることがわかり入院となりました。
胃がんということで入院したのですが、結局卵巣がんが再発してしまい、それが原因で亡くなりなした。
明るく、朗らかで社交的でした。自宅のすぐ近くの会社で働いていたので、葬儀の後のお別れの会にも地元の方が100人近くいらしたので、町の有名人だったのかもしれません。生前はそんなことに私は気づかなかったのですが。
晩年は3年か4年ほど、ゴスペル教室に通い、元気よく歌っていたようです。お別れの会の時も、仲間が集まって賑やかに合唱してくれました。きっと妻も喜んでいると思います。
抗がん剤は使うことはやめにして、自由診療というのかな、コロイドヨード療法というのにしました。これは液体で本当は点滴が良いのですが、妻は飲んでいました。
抗がん剤は、6年前、4年前にも使ってみて、髪の毛が抜けるような副作用などもありましたので、妻に辛い思いをさせたくないということともちろん治療法として優れていると聞いていたからです。
実はよく憶えていないんです。妻はがんの末期だったので、ある程度は心の準備ができていたつもりでしたが、実際には亡くなった時は頭が真っ白になってしまいました。
病院で亡くなったのが朝の6時でした。それですぐにスマホを使って、検索したはずなんですね。うーん、そうだ思い出しました。シンプルな葬儀にしたいと考えていたので、そういった言葉で検索をかけました。それで、検索のトップに出て来たのが、「よりそうお葬式」だった気がします。
ともかくシンプルなものにしたいと思いました。家族葬で静かに妻を送りたいと考えていました。だからインターネットでも「シンプル」というキーワードを使って調べました。
ともかく初めてのことなので、知識もありませんでしたし、相場もわかりませんでした。ただ、簡素な葬式にしたいという気持ちだけでしたので、正直あまり金額については考えませんでした。
無宗教なので、繰り返しになりますが葬儀は簡素でいいと前々から思っていました。だから戒名も付けませんでしたし、四十九日などの法要も一切行いません。こんなリクエストにも応えて頂いたことにも感謝しています。また最初に病院から電話をした時の相談員さんの対応から葬儀社の担当の方まで、みなさん感じがとてもよかったことも印象に残っています。
妻が亡くなって、気が動転していたわけで、葬儀社の方に対しても頓珍漢な対応をしていたかもしれませんが、初めから最後まですべて問題なくことが運びました。ですから、ちょっと信じてもらえないかもしれませんが私にとって100点満点のサービスでした。そんなことからも、すべての人に自信をもってお勧めすることができますね。
岩村様、本日はお忙しい中、 貴重なお話をありがとうございました。