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葬儀・告別式にやむを得ず遅刻するときのマナー

葬儀・告別式にやむを得ず遅刻するときのマナー
  • 2023年02月06日

ここでは、葬儀・告別式に遅刻した場合のご遺族の方への挨拶や遅刻の連絡、お香典の渡し方など、葬儀・告別式に遅刻してしまうときのマナーについて説明します。
本来、遅刻は厳禁ですが、ぜひお役立てください。ただし、ご遺族の方への配慮が必要である事は最低限、覚えておきましょう。

基本的には遅刻は厳禁!

葬儀・告別式(総称して「葬式・儀式」とも言います)はお通夜とは違い、日時の連絡をあらかじめ受けていることが多いため、基本的に、葬儀・告別式での遅刻は厳禁です。

通常は2日に分けて行うお通夜と葬儀・告別式ですが、最近では同日に行う「一日葬」を利用する方も多いです。
一日葬は、あらかじめ連絡を受けているとはいっても、故人が亡くなった日の翌日の夜に行われることが多いため遠方に住んでいたり、会社(仕事)や用事、交通事情などの事情で葬儀・告別式に遅刻してしまうこともあります。

この後に遅刻の場合の対応をご紹介しますが、まずは、どうして葬儀・告別式の遅刻が厳禁なのか説明します。葬儀・告別式に遅刻は厳禁である理由を知っておくことで、遅刻した場合の対処を落ち着いてできると思いますので、参考にしてください。
葬儀に遅刻した場合、最も大切になってくるのは、遅刻した後の対応です。
対応によって、ご遺族(ご家族)の方や周りの方からの印象も変わります。

下記が3つが大きな理由となります。

葬儀・告別式は通常、定刻に開始される

お通夜と違い、葬儀・告別式は時間通りに執り行われます。これは、式場の使用時間の制限もありますが、火葬場に到着する時間が決められていることがあります。式が終わったら、斎場の片付けが始まります。

出棺してしまうと故人に会えない

遅刻の度合いにもよりますが、故人に最後の挨拶ができないことがあります。
式が終わると、出棺となり、故人のご遺体は火葬場へと運ばれます。

厳粛な場に水を差してしまう可能性

途中入室は、タイミングによってご遺族の方々や他の参列者の方々を不快な気持ちにしてしまうことがあります。
静かな室内に途中で入っていくことで、その場の雰囲気を崩してしまうことがあります。

その他、読経の途中に入ることは僧侶(お坊さん)に対して失礼になる等ありますが、遅刻した場合でも、係りの方の案内に従って、落ち着いて行動すれば問題ありませんので、安心してください。

葬儀・告別式に遅刻しないために

遺族から葬儀・告別式の連絡を受けたときは、丁寧にお悔やみを述べ、葬儀・告別式の日時や場所などを確認しておきます。
それと同時に他の知人などへの連絡が必要かどうかを尋ね、頼まれた場合はできるだけ早く連絡をしましょう。

本来は、葬儀にできるだけ早く駆けつけるべきなのは家族や近親者、故人ととくに親しくしていた友人などです。
一般会葬者も参列するのが告別式です。とは言え、前述のとおり現在では葬儀・告別式を同時に行う「一日葬」も増えています。

葬儀・告別式は、受付が混雑することもありますので、開始20分前に到着しておくことがベストです。
しかし、葬式があるけど仕事がはずせないので遅刻してしまう、渋滞していて葬式に遅刻してしまう等、事情によってやむを得ず葬儀に遅れることもあります。

一般の会葬者が葬儀に仕事で遅れる場合や葬儀に遅れるのが親族である場合など、葬儀・告別式に遅刻する理由や故人との間柄は様々です。しかし、葬式のマナーとして遅刻は厳禁ということは覚えておかなくてはいけません。
遅刻した際の挨拶に関しては、遅刻の度合い(時間)や立場(親族もしくは一般参列)によって変わってきます。

葬儀に遅刻する度合いによって挨拶と対処法が変わる

葬儀・告別式が開始されてから15分程度の遅刻であれば、読経や焼香が行われている最中です。
しかし、1時間以上の遅刻になると焼香が終わってしまっていることが多いです。
このため、葬儀に遅刻したときの挨拶は、だいたい15分単位で対処法が変わると考えると良いでしょう。

葬儀・告別式どちらも式そのものは約1時間程度で終わります。
時間に差が出てくるのは、参列者の人数によって変わるお焼香の時間です。また、葬儀に遅れるときでも焼香が出来るのかを確認し、可能であれば焼香させてもらいましょう。

なお、ご遺族の方々への遅刻したことのお詫びに関しては、遅刻した時間に関わらず、お焼香の時、もしくは精進落として食事が振舞われる場合は、その際にお詫びをしても良いでしょう。

ここがポイント
 
 
葬儀・告別式(葬式)当日は、ご遺族の方々は大変忙しくしていますので、お詫びをするタイミングはその場の雰囲気や状況によって決めましょう。
ご遺族の方がお忙しそうにしている場合は、無理にその場でお詫びをせず、後日、改めてお詫びをすることをお勧めします。
お詫びをメールで済ませることについては賛否あります。日常的にメール等でやりとりを済ませる間柄なら許容範囲内ですが、そうでなければ電話で直接話した方が誠意が伝わります。

途中で入室する際のマナー(作法)として、勝手に入室するのではなく、葬祭場(もしくは葬儀社)のスタッフの案内に従います。 また、入室の際は、靴の音に注意し静かに一礼して入室しましょう。

葬儀に遅刻・15分毎に変わる挨拶と対処法

葬儀の時間に遅刻する場合の挨拶と対応法については、式の進行状況によって異なりますが、15分毎に変わることが一般的です。下記に15分毎での挨拶と対処方法について紹介していきますので、参考にしてください。

15分位の遅刻の場合

葬儀・告別式に遅刻するのが15分程度ほどの場合は、たとえ式が開始されていても葬儀社や葬祭場の係りの方、お身内のお手伝いの方が必ず周辺にいらっしゃいます。
まずお悔やみの言葉と遅刻したことのお詫びを伝え係りの方の案内に従いましょう。
その後すぐに式場内に案内してもらえることもありますし、直ぐの案内が厳しい場合でも、タイミングを見計らって式場内に案内をしてもらえます。

30分位の遅刻の場合

30分位の遅刻の場合は、まだ僧侶のお経が挙げられている可能性が高い時間帯となります。ただし、この場合も係りの方の指示に従って入場する必要がありますので、勝手に式場には入らないようにしましょう。
30分遅れた場合でも、葬祭場の場合は必ず受付周辺に係りの人がいますので、まずは係りの人にお悔やみの言葉と遅れたことのお詫びを申し上げ、その後の対処方法を確認してください。

粗相をした際の言動は、ご遺族の方々への配慮が大切です。
遅刻してどんなに慌てていたも、自分中心ではなく、ご遺族の方のことを考えての言動を心がけましょう。

45分位の遅刻の場合

葬儀・告別式が開始されてから45分くらいたつと、既に僧侶の読経が終わっている、もしくは式の終わりに近づいています。
場合によっては、喪主もしくは親族代表の方の挨拶の最中の時間です。
それを考えた場合、お焼香から参列させて頂くことをお勧めします。

受付付近にいる葬儀社、葬祭場の係りの方に遅れたことをお詫びしつつ、お焼香から参列したい旨をお伝えしてください。
場所によっては、式場内に案内してくださることもあります。
その際は、静かに式場内に入り、係りの方が案内して下さった席に座りましょう。

1時間以上の遅れの場合

葬儀・告別式の開始時間から1時間以上遅れそうな場合、参列者の人数によっては、既にお焼香も終わってしまっている可能性があります。
その場合は、潔く欠席することを検討しましょう。
お焼香の最中に到着できそうな際は、最後列に並んでお焼香をさせて頂きましょう。

到着したタイミングがお焼香が終わっていた場合、既に会場の後片付けなどが始まっている場合もあります。
その場合は、残念ですが、何も言わず式場を後にしましょう。無理にその場に留まることは、係りの方だけではなく、ご遺族にも迷惑がかかることがあります。
なお、どうしても来たことだけでもご遺族に知らせたい場合は、会場内にいる係りの方、もしくはお手伝いをして下さっている方に相談をしてください。

葬儀に遅れる場合の香典の渡し方

葬儀に遅れるときのお香典は、受付がまだ空いている場合は、記帳をし、受付にお渡ししましょう。
既に受付が終わっている場合は、直接、喪主の方にお渡しする場合もありますが、お金のトラブルのことを考慮した場合、後日、改めてご自宅に伺って、お渡しすることをお勧めします。

また、遠方に住んでいたり、事情によって葬儀・告別式に参列できない場合は、現金書留で香典を送るとともに、喪主あてにお悔やみの電報(弔電)を送ります。

ここがポイント
 
 
葬儀・告別式に遅刻することはマナー違反とされていますが、ご遺族は遅刻してまでも駆けつけてくれたことに対して、とても嬉しく、また有難いと思うのが普通です。ですので、できる限り式場で香典を渡すことを心がけてください。

なお、既にお通夜で香典を渡されている場合は、葬儀・告別式でお渡しする必要はありません。

葬儀・告別式の遅刻に関する疑問・質問

男性疑問

葬儀・告別式の遅刻に関して良くある疑問や質問の回答を下記にまとめましたので、ぜひ、お役立てください。
また、遅刻した場合に頼りになるのは、葬祭場や葬儀社の係りの方です。様々な場面に遭遇して来た専門家(プロ)の方の助言(アドバイス)は一番です。

告別式に遅刻してしまったのですが、その場でお詫びを言えませんでした。まずは、メールでお詫びしようと思っていますが大丈夫ですか?
お詫びをメールで済ませることについては賛否あります。日常的にメール等でやりとりを済ませる間柄なら許容範囲内ですが、そうでなければ電話で直接話した方が誠意が伝わります。
遅刻したことを告別式でお詫びできなかった場合は、もうしなくても良いですか?
遅刻したことで、ご自身にわだかまりが残っている場合は、後日、弔問した際、もしくはお電話でお詫びすることをお勧めします。大切な告別式に遅刻してしまったということで、いつまでも後ろめたい気持ちを持ち続けるより、お詫びをして、ご遺族としこりのなり、気持ちの良い関係を続けるためです。
遅刻しそうなのですが、友人が私の分の席を取ってくれています。その場合、席があることを受付で伝えて、中に入って、友人が取ってくれている席に座っても良いですか?
式の途中でズカズカと式場に入っていくことはマナー違反です。係りの方に対応方法を仰ぎましょう。
遅刻してお香典を渡せなかったのですが、当日渡せなかった場合は、渡さなくて良いですか?
お香典は、ご遺族の方に対してお渡しする気持ちとなりますので、当日お渡しできなかった場合でも、後日、弔問に伺ってお渡しするか郵送することをお勧めします。
赤ちゃんを連れているのですが、遅刻しても中に入れますか?
僧侶の読経中の場合や、喪主もしくは親族の代表の方の挨拶の最終は控えた方が良いでしょう。どうしても中に入りたい場合は、係りの方に相談し、その方の指示に従うことをお勧めします。
遅刻しそうなのですが、葬儀や告別式に遅刻席はありますか?
一般的に遅刻席は設けられていません。遅刻した場合は、受付もしくは受付周辺にいらっしゃる葬儀社(葬祭場)の係りの方にどうすれば良いか聞きましょう。
告別式に間に合いませんでしたが、隣が火葬場になっています。火葬場に行って、お焼香をしても大丈夫ですか?
火葬場にはご遺族の方、もしくはご遺族の方からお声かけをされた方のみ行くことができます。もし、あなたがお声かけされていない場合は遠慮し、後日、ご自宅に弔問に伺いましょう。
お手伝いをお願いされていたのですが、遅刻してしまいます。どうしたら良いでしょうか?
遅刻することが分かったら、すぐに葬祭場に連絡を入れましょう。葬祭場に着いたら、係りの方にお詫びをし、お手伝いに関しての確認をしましょう。
友人代表で挨拶をお願いされていたのですが、遅刻してしまいそうです。挨拶には間に合いそうなのですが、どうしたら良いでしょうか?
遅刻することが分かった時点で、斎場に遅れる旨連絡を入れましょう。到着後、係りの方の指示に従うことをお勧めします。
親族なのですが、遅刻しそうです。式場に入るときにはお焼香をしてから入った方が良いでしょうか?
一般の参列者と異なり、親族側として参列して下さった方への対応もありますので、葬儀場もしくは葬儀社の係りの方に指示を仰いでください。家族葬の場合は、式を取り仕切っている方にご相談されることをお勧めします。また、お焼香のタイミングは宗教や宗派によっても異なります。

葬儀に遅刻してしまうようなら参列は避けるべき?

遅刻をするくらいなら欠席した方が良いのではと思ってしまうかもしれませんが、決してそうではありません。葬儀や告別式は遅れてでも駆けつけるのがマナーです。
遅れてでも、葬儀・告別式(葬式)に参列して下さることは、ご遺族の方(相手)にとっては、とても嬉しいことで、有難いと思って頂けます。
肉親や近親者、特に親しい友人など故人との関係が深い場合は、ご遺族の方も心待ちにしている場合もありますので、できる限りは遅刻してでも式場(斎場)に足を運びましょう。

葬儀に遅れるときの服装は?

急な葬儀に参列する場合、なにも用意ができぬままに斎場に向かわなければならないこともあります。男性の場合、ビジネススーツなら地味な色合いのものが多いですので、ネクタイを黒のものに変更すればいいでしょう。
女性の場合、華やかな服装の場合はその場の雰囲気に馴染まず、参列を遠慮したほうが無難です。なお喪章は遺族が付けるもので、喪章が喪服の代わりになるわけではないため注意しましょう。
もし、本当に急で、何も用意ができないときは、本来は完全な喪服でなくても、よっぽど奇抜な服装でない限りは失礼にあたるものではないとも考えられています。どうしても一目お別れをしたいという気持ちが大切になります。

葬儀に遅刻する場合に連絡は必要?

式が始まる前であれば、会場に電話を入れて遅れる旨を係りの方に伝えましょう。
遺族に直接お悔やみを述べたい、遅れることとお詫びを伝えたいと思っても、取り込み中の遺族に直接電話をかけるのはマナー違反です。
また、メールでの連絡やお悔やみも、相手が読める状況かわからないのでできるだけ避けるようにしてください。

喪主やご遺族の方は、葬儀・告別式の準備や参列で忙しくしているためです。お詫びを伝えたい気持ちはあると思いますが、喪主の方をはじめ、ご家族の方の状況を考慮しましょう。

斎場によっては、ご遺族の方にお伝え頂けるよう、伝言を頼むことができる場合がありますので、確認をしてみましょう。
伝言を頼めない場合でも、到着予定時間の進行状況や、香典の渡し方の確認をしておくことで、到着してからスムーズに行動することができます。
しかし、ご自宅で葬儀・告別式が執り行われる場合は、遅刻の連絡は控えた方が良いでしょう。

一般的に、葬儀や告別式の前後は、お焼香の時にお悔やみの言葉を伝える時以外、喪主やご遺族の方と直接お話をする時間はほとんどないということを理解しておくと良いでしょう。

まとめ

大切な葬儀・告別式に遅刻してしまうと、どうしても慌ててしまうと思いますが、そのような時だからこそ、落ち着いて行動することが大切です。
どうすればいいのかわからず、間に合っていたはずの葬儀・告別式を欠席してしまうと後々後悔することになるかもしれません。
急いで行く場合は、喪服で参列できないかもしれませんが、その気持ちが伝われば何の問題もありません。
葬儀・告別式に遅刻する場合でも、遅れたことのお詫びとお悔やみの言葉を伝えることで、ご遺族はその事情を理解し、来て下さったことに感謝をされることがほとんどです。
また、ご遺族の状況から当日にお詫びができなかったとしても、ご遺族の方からマナーもしくは常識を問われることはありません。

葬儀・告別式に遅刻してしまう場合でも、できる限り駆けつけるようにして、落ち着いて、故人との最後のお別れをしましょう。

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