終活の不安にワンストップでサポートします
  • 通話・相談無料
  • 24時間365日対応

生前の意思を残すリビングウィル

生前の意思を残すリビングウィル
  • 2021年05月11日

「リビングウィル」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。
日本語では生前遺言書や生前発行遺言書などと言われています。いわゆる、自分の最期の迎え方を文書にしたものです。医療の発展に伴い、発症した病気に対して、完治もしくは治療をすることができない場合でも、生かしておくこと(延命措置を施すこと)が可能になってきました。その結果、植物状態のまま、生き続けるケースが増えてきたことにより、自分の最期は自分で決めたいと考える人が多くなってきたのです。

本記事では、あまり馴染みのないリビングウィルについて紹介をしていきます。これから迎えるであろう、自分の最期について考える良い機会にしてい頂ければ幸いです。

リビングウィルとは?

リビングウィルとは、まだ意思決定の能力があるうち(自分が元気なうち)に、自分の最期の迎え方を記録した「遺言書」などのことを言います。これは、財産に関しての文書ではなく、あくまでも、自分の生死に関しての遺言書となります。
自分の尊厳を保つために、チューブや機械に繋がれて生き延びる(延命)ことを望まない、もしくは、延命治療や延命措置などどんな手段を使っても生き延びることを望む、という自分の希望を残すことがリビングウィルです。

リビングウィルと安楽死の違い

延命治療を望まない場合のリビングウィルは、自然のまま死を受け入れるという「尊厳死」を望む本人の意思表示です。

一方、安楽死は、回復の望みがなく治療において肉体的・精神的苦痛がともなう場合に、それを逃れる医療的な措置をして安らかな死を選ぶことを言います。
似ているようですが、大きな違いがあります。尊厳死が死を自然に任すのに対し、安楽死は死を選択するということです。

日本では法律上は、どちらも認められていません。
ただし、実際には医療の現場では本人の同意のもとで延命治療を中止できるものもあり(人工呼吸器を外すなど)、ガイドラインもありますが法制化はされてはおらず、法律上のグレーゾーンになっています。

リビングウィル宣言後の看護方針

終末期医療に入り、「回復の望みがなく延命治療を望まない」という本人の書面によるリビングウィルがあると、どう最期を迎えるかへの道すじが整います。終末期医療の定義は、およそ余命3ヶ月と言われています。

生前の意思表示がないと、望まない延命治療が行われてしまうのが実情です。生前の意思表示がない場合は、終末期治療は医師とご家族の話し合いになりますが、家族の中でも意見が分かれることがあります。

出典:終末期医療に関するガイドライン ~よりよい終末期を迎えるために~
平成28年11月 公益社団法人 全日本病院協会

リビングウィルに関する厚生労働省の見解

リビングウィルには法的効力はありませんが、厚生労働省がガイドラインを設けています。

そこには、「本人の意思が確認できる場合は、医師などの医療・ケアチームとの十分な話し合いを経て決定する。ただしその場合でも時間の経過や心身の変化などにより、本人の意思が変化する可能性を考慮する。本人の意思が確認できない場合は、その家族などが本人にとっての最善の方針を取る」などが記されていますが、現場の判断に任せるという曖昧な表現であることは確かです。

出典:「人生の最終段階における医療・ケアの 決定プロセスに関するガイドライン」
厚生労働省 改訂 平成30年3月

リビングウィルの作成方法

リビングウィルの作成方法はいくつかありますので、ご紹介します。自分に合った方法でリビングウィルを作成してみましょう。

また、リビングウィルを作成した場合、ご家族の方などに、リビングウィルを作成したことを伝えつつ、コピーを渡しておくことをお勧めします。死期が近づき、自分に判断能力が無くなった場合、ご家族などの近しい方が判断に迷ったり、判断による争いを避けることができます。

リビングウィルの書き方

現在、日本において、リビングウィルの正式なフォーマットはありません。必要な内容が記載されていることでリビングウィルとして有効となります。ただし、延命措置を止めるタイミング、根拠となる病名や症状など、医療行為従事者が判断できる基準となる内容を記載する必要があります。

書き方に困ったら、日本尊厳死協会や一部の医療期間が用意しているテンプレートを利用すると、チェック欄に印をつけ、自著をするだけで済むものもあります。

リビングウィルの例文

終末期医療に関わる事前指示書(リビングウィル)

この指示書は、私自身の考えで記入したものです。従って、私自身が破棄するか、撤回するかを表明しない限り有効です。なお、この指示内容の撤回や変更は、書面だけでなく、猶予のないときには口頭で行うことがあります。

私は、下記の医療行為について、以下のように希望します。
・自力で飲食ができなくなった場合は、点滴や栄養補給はしないでください。
・自力で呼吸ができなくなった場合は、人工呼吸器をつけないでください。
・心肺停止時の蘇生術は不要です。
このほかのことで、医療・ケアの選択が必要な場合は、以下の方を代弁者として、その方に判断を委ねます。

年 月 日
住所
氏名  (自著)           捺印

代弁者氏名(続柄)
氏名            

私が自身でこの指示書に署名したことを以下の方が証明しました。
氏名            (続柄または関係)連絡先           

一般的に、医学的に回復が不可能な場合や植物状態が継続する場合に延命措置を止める旨を書きます。また、痛みを伴う苦痛を和らげる医療行為(痛み止めの点滴や薬の提供など)を行うことも記載しておくと良いでしょう。
くわしくは、上記例文を参照ください。

公正証書として作成する方法

遺言書同様、公的機関に依頼をして作成することもできます。公的機関に依頼することにより、トラブルや誤解などが生じにくくなります。

公正証書として作成する場合には、地域の公正役場もしくは行政書士事務所に相談をしましょう。作成及び手数料は依頼先により異なりますが、一般的に、作成に2万円~3万円、公証人手数料として1万円~2万円が必要になります。

日本尊厳死協会に入会する方法

日本には、尊厳死を社会に認めてもらう事を目的とした日本尊厳死協会という一般財団法人があります。 日本尊厳死協会へ入会した後にもらえる会員証を医療機関や医師に提示する事で、意思が受け入れられやすくなります。
入会にあたっては、自分の署名以外、自身の署名を証明するために、第三者の方の証明が必要となります。
入会後に、コピー2部と会員証が送られてきますので、コピーはご家族に、会員証は携帯するようにしましょう。

入会する際には、正会員ですと一人2,000円の年会費がかかります。終身会員ですと一人70,000円の会費となります。

※尊厳死とは、一個の人格としての尊厳を保って死を迎える、または迎えさせることになります。尊厳死は決して、死を推奨するものではありません。

病院などで準備されているフォーマットを利用する方法

延命措置や緩和ケアに理解のある病院では、独自のフォーマットを準備している病院がありますので、ぜひ、聞いてみましょう。

リビングウィル作成時の注意点

リビングウィルを作成するにあたり、気を付けておきたいことがあります。

準備は早めにしましょう

リビングウィルは遺言書と同じで、意思決定ができる状態で作成するものなので、早めの作成をお勧めします。まだ大丈夫と思っているうちに重篤になってしまったり、認知症を発症したりすることもあるので、作成は後回しにせず、できるときにしましょう。

家族の同意を得る

リビングウィルを有効にするには、家族または代理人が同意したことを示す署名や捺印が必要で、たいていのひな型にはその記入欄があります。実際に延命治療を施すかどうかという段階では、本人は意思を伝えることができないことも多く、家族の同意がないリビングウィルは叶えられない場合も出てきます。そのためにも、事前に家族に自分の意思を伝え、同意を取っておくことが必要です。

また、配偶者、子など複数の家族がいる場合には、本人のリビングウィルの存在を知っている人と知らない人の間で延命処置について意見が対立し、医師も処置に困ることがあります。家族の間では、署名しなかった人にもオープンにリビングウィルの内容を知らせておきましょう。

代理人を指定する

リビングウィルでは、自分が意思決定できなくなったとき、代わりに治療方法や延命措置について決定できる代理人を指定できます。代理人は配偶者や子といった家族だけでなく、友人などでも可能です。自分のリビングウィルを理解し、考え方を共有してくれる人を選び、書類に署名捺印をしてもらいましょう。

定期的に内容を見直す

リビングウィルは一度書いてしまったからといって変更できないものではありません。健康なときと、病気が進行したときでは考え方が変わることもあります。また家族環境の変化によっても気が変わることがあるでしょう。そんな時はいつでも変更ができます。

ただし、以前に公正証書を作成した場合は、それを無効にする手続きが必要となるので注意が必要です。

まとめ

リビングウィルについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。リビングウィルという言葉を聞いたことがある方は、まだ多くはありません。自分の最期のあり方を決めるという人生最大の大仕事です。ぜひ、ご希望を叶えてください。

1つ星2つ星3つ星4つ星5つ星 (5 投票, 平均: 4.80 / 5)
読み込み中...

記事の制作・編集株式会社よりそう

よりそうは、お葬式やお坊さんのお手配、仏壇・仏具の販売など、お客さまの理想の旅立ちをサポートする会社です。

運営会社についてはこちら

※提供情報の真実性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。特に宗教や地域ごとの習慣によって考え方や対応方法が異なることがございます。

お葬式の準備がまだの方

初心者でも安心 はじめてのお葬式に
役立つ資料プレゼント!

  • 費用と流れ
  • 葬儀場情報
  • 喪主の役割
パンフレット一式

記事カテゴリ

お葬式費用が最大7.7万税込お得※1

無料相談ダイヤル

スタッフ接客満足度No1※2

些細と思われることでもお気軽にお電話ください

0120-541-699
  • 24時間365日対応
  • 通話・相談無料
  • ●※1 資料請求(会員登録)+事前・式後アンケート割引適用額
  • ●※2 2019年 葬儀手配サービス調査より 調査協力:(株)クロス・マーケティング

詳しい資料をお届け

お葬式プランや流れの詳細、近隣の葬儀場情報

ご家族とのご検討でご利用ください

資料を請求する無料かんたん入力45秒

  • 同時に会員登録され、3つの割引制度【最大7.7万円(税込)引き】を利用できます。

お葬式の準備をする

事前準備を行っておくと、万が一の際に慌てず安心で、さらに費用を抑えられます。

【5つの会員特典】よりそう会員(無料)になる

  • 1最大7.7万円割引(税込)
  • 2お葬式の詳細がわかる詳しい資料
  • 3近隣の葬儀場情報
  • 4初めての喪主ガイド
  • 5エンディングノート