さくらももこさんの葬儀・お別れの形 | まる子もあたたかく見守った「ありがとうの会」

カテゴリー 葬儀のかたち

さくらももこ お別れの会 葬儀
2018年8月にご逝去されたさくらももこさん。
突然の訃報の後、お通夜や告別式はご遺族と近親者のみの密葬で執り行われました。
約2か月後、お別れの会が「ありがとうの会」と題され、明るくあたたかな雰囲気で催されています。
この記事ではさくらさんの生み出した世界観や静岡愛を演出した「ありがとうの会」を中心にご紹介します。

さくらももこさんプロフィール

1965年5月8日生 静岡市清水区出身 本名非公開。
漫画家、エッセイスト、作詞家として活躍し、代表作は「ちびまる子ちゃん」。
「ちびまる子ちゃん」の単行本は累計3000万部を超えます。
ちなみに、さくらももこは「ちびまる子ちゃん」の主人公と同名です。
またエッセイ「もものかんづめ」「さるのこしかけ」「たいのおかしら」もミリオンセラー。

1984年 静岡英和女学院短期大学(現・静岡英和学院大学短期大学部)国文学科在学中に漫画家デビュー
1986年 「漫画雑誌りぼん」で「ちびまる子ちゃん」の連載開始
1989年 「りぼん」の編集者と結婚
1990年 「ちびまる子ちゃん」がフジテレビ系でアニメ化
1991年 初エッセイ集「もものかんづめ」を発表
1994年 長男誕生
1998年 離婚
2003年 イラストレーターと再婚
2011年 乳がんが発覚
2015年 集英社グランドジャンプで「まんが倶楽部」連載開始
2018年 8月15日午後8時29分 乳がんで死去(享年53才)

さくらももこさんの最期

2011年、病気(乳がん)の発覚直後に東日本大震災が起きたといい、その時期は本当に辛かったと振り返っていたことがあるようです。
自宅から近くの総合病院に通って治療を続けながら、ずっと仕事を続けていたさくらさん。
「ちびまる子ちゃん」に関しては、1999年の降板以降はスペシャルや劇場版でのみ、脚本を担当していました。
症状は膠着状態がずっと続いていたようですが、2018年夏前から急激に症状が悪化し、最期は静岡県から上京して都内自宅で一緒に暮らしていたご両親と息子さんら、ご家族に看取られて他界されました。

さくら色のありがとうの会(お別れの会)

さくらももこさんのお通夜から告別式までは、ご遺族の意向により近親者のみで営まれています。
約2か月後の2018年11月16日、東京都港区の青山葬儀所で関係者やファンとのお別れとして「ありがとうの会(お別れの会)」が催され、関係者とファンで約1000人近い方が訪れました。

明るくあたたかい会にしたい、というプロダクションの意向で、中庭にはちびまる子ちゃんに登場するさまざまなキャラクターのパネルが飾られ、式場では「ちびまる子ちゃん」の歴代テーマ曲が流れていました。
また、さくらにちなんで桜色のカーペットが引かれ、参列者もそれぞれ、さくら色を何か身に付けて参加しています。
式場のスタッフも男女ともさくら色のネクタイを締めていました。

祭壇の遺影は、ご本人が描いたイラスト

遺影はさくらももこさんの自画像(イラスト)で、さくらさんが好きだったダリアやトルコキキョウなど3万本の花で祭壇が飾られました。
風船や「ちびまる子ちゃん」の登場人物たちや富士山といった様々な縁起物のイラスト(福絵)も遺影の周りを囲んで、見ているとあたたかな気持ちになるような祭壇です。

親交の深い著名人からのありがとうの言葉(お別れの言葉)

司会はフジテレビアナウンサーの笠井信輔さんで、実写版のちびまる子ちゃんで先生役を演じていたというご縁からのようです。
さくらさんへの黙祷を捧げて、ありがとうの会はスタートしました。そして、アニメーションでさくらももこさんの人生を伝えるオリジナルVTRの放映と続きます。
また、ありがとうの会ではお別れの言葉ではなく、「ありがとうの言葉」として親交のあった3名から弔辞が送られました。

声優で「ちびまる子ちゃん 」まる子役のTARAKOさん

さくらさんへの感謝の言葉と、さくらさんとのエピソードを紹介しながらも「私はプライベートのももこちゃんをあまり知らないので、やっぱりこの人が一番知ってるんじゃないか?って人に、改めて挨拶を……。」とちびまる子ちゃんの「まる子」で呼びかけました。
「3年4組さくらももこ。通称、まる子。
大人になった私へ。
まずは何においてもこれだね、よくぞ夢を叶えてくれました。あんた本当に偉いよ。おめでとう。

大人になった私へ。
プライベートはなんかいろいろあったみたいだね。でもまあ、あんたも、あんたの作品もたくさん人に愛されたんだから、人生バランスなのかもしれないね。」
「最後に、大人になって天使になって、天国へ行くあたしへ。
そっちでもたまにまる子描いてよね。コジコジや永沢や、ちびしかくでもいいから、どこに行っても描き続けてください。
生まれ変わってもずっとずっと、あたしは丸くてちっちゃくて、プリンが好きで百恵ちゃんが好きでマンガが大好きな、さくらももこです。またね。」

友人で女優の賀来千香子さん

友人であった女優の賀来千香子さんは約27年前に始まったという交流のエピソードを披露していました。そして
「さくらさん、本当に寂しいです。もう一度会いたかったし、笑い合いたかったです。
病気の不安や体のつらさを抱えながら人を楽しませることや、人を笑わせることを考え続けるのは辛かったでしょう。
本当にお疲れさまでした。
少し休んだら、私たちに明るいエネルギーを送って下さい」と涙を流しながら、呼びかけていました。

作家の吉本ばななさん

「TUGUMI」や「キッチン」などの作品で知られる、作家の吉本ばななささんは「ももちゃんには私の気持ちはもうすっかり伝わっていると思います。」と前置きして、「遺された息子さん、ご家族の方たち、スタッフのみなさん、そしてももちゃんのファンのみなさんに向けて」これまでの2人の交流の様子を語っています。
最後は「涙ではなく、笑顔で、彼女の偉大さを思い続けましょう。」という言葉で締めくくりました。

桑田佳祐さんによる献歌

ありがとうの会では、歌手の桑田佳祐さんによるアニメ「ちびまる子ちゃん」のエンディングテーマ曲「100万年の幸せ!!」が捧げられました。
桑田さんはさくらももこさんから「ちびまる子ちゃん」の歌を歌ってほしいという手紙が届いたときのことを紹介し、その手紙には歌詞も書いてあったと話しました。

その他に、「ONE PIECE」の人気漫画家、尾田栄一郎さんと歌手の木村カエラさんからのメッセージも紹介されました。

対談などでも交流のあった尾田栄一郎さんはさくらさんの訃報を受けて、公式サイトとツイッターで、「ONE PIECE」の主人公ルフィとまる子の2ショットイラストを公開しています。

仕事場を再現した待合室で、静岡おでんの振る舞い

ありがとうの会の待合室では、机や愛用のペンなどを展示してさくらさんの仕事場風景を再現しています。
さくらさんが大好きだったのが静岡おでんということで、マイおでん鍋も展示されていました。
そして、精進落としの振る舞いにも「静岡おでん」が並べられ、牛すじや黒はんぺん、たまご、ちくわ、ごぼう巻き、こんにゃくが用意されました。

さくらさんゆかりの返礼品と参列者の方々

参列者への返礼品には、さくらさんの出身地である地静岡市清水区の銘菓「アマンド娘」、クリアファイルと絵葉書、そして「りぼん」2018年11月号の別冊ふろくだった「さくらももこさん追悼小冊子」が配られました。
この追悼小冊子には、ちびまる子ちゃんの第一話「おっちゃんのまほうカードの巻」や「りぼん」本誌に最後に掲載された「全然知らない親戚の人の巻」が掲載されています。
返礼品の袋もさくら色でした。

関係者とファンをあわせて約1000人が会に駆けつけ、著名人は賀来千香子、TARAKO、吉本ばなな、太田光、大島美幸、和田アキ子、ゴールデンボンバー、ビートたけしB.B.クイーンズの坪倉唯子と近藤房之助、市村正親(敬称略、順不同)らが参列しました。

さくらさんが大ファンだった西城秀樹さん

さくらももこさんは西城秀樹さんのファンで知られ、「ちびまる子ちゃん」ではまる子のお姉ちゃんがファン、という設定で何度か登場しています。
また、西城さんは1991年から1992年のエンディングテーマ曲「走れ正直者!」を担当していたこともありました。
2018年5月に西城さんの訃報の際には、さくらさんは自身のブログで追悼のコメントを発表し、2018年5月27日のアニメ本編の後には、西城さんを描いたイラストとともに「秀樹さん ありがとう」のメッセージが表示されました。
ありがとうの会の待合室では、西城秀樹さんの写真集も飾られていたようです。

まとめ

さくらももこさんの生み出した個性豊かなキャラクターたちが、優しくパネルで見守っていた「ありがとうの会」。
さくらさんや主催者達からのありがとう、参列者からのありがとうにあふれたあたたかな会は、静岡おでんの振る舞いや参列者に「さくら色」を身につけて来てもらう、などお別れの会のあり方として参考になることがたくさんありました。
近しい人々の思いを形にした、素敵なお別れの会だと感じます。
さくらももこさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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