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いつまでも忘れない!ペット供養の方法まとめ

いつまでも忘れない!ペット供養の方法まとめ
  • 2023年02月13日

愛するペットが天国に旅立ってしまって悲しみにくれている方も多いのではないでしょうか。一口にペットの供養方法と言っても様々なものがあります。人間のものと比べて自由度も高いため、それぞれの希望に応じて選ぶことも可能です。

具体的に、ペットの供養にはどのようなものがあるのでしょうか。遺骨の埋葬方法や手元供養の方法など、項目別にまとめました。
法要についても説明しているので、これからペットの供養を考えているという方は是非参考にして下さい。

記事の監修

人はなぜ弔い、弔われるのか、葬送儀礼を意味のある営みとして理解し、私たちは次世代へ伝えていきます。葬送儀礼マナー検定実施中。

はじめの供養は天国へ旅立ったあとの体のケア

ペットが息を引き取ったら、すぐに遺体の処理を行う必要があります。
生命活動が途絶えたことで筋肉が機能しなくなり、体の穴という穴から体液が漏れ出してくるのです。場合によっては、肛門から排泄物が流れ出ることもあります。また、死後硬直が終わって体が弛緩し始めた時にも体液が出やすくなります。

遺体に余計なダメージを与えて体液の流出を促進させないためにも、まず最初に涼しい場所へと移動させます。気温や湿度が高い季節であれば適宜クーラーなどをつけて室温を下げておいて下さい。

体液で床を汚さないように、遺体の下にはペットシートや毛布などを敷きます。その後、かたく絞ったタオルなどで体を丁寧に拭いて表面の汚れを落とし、少しでも腐敗の速度を遅くするためにアイスノンやドライアイスなどで冷却します。遺体に水分が付着してしまうとその部分から腐敗が進んでしまうため、体を拭く時や冷やす時などに濡らさないように注意する必要があります。

最後の仕上げとして行うのは、体液の流出をせき止めるための処置です。具体的には、口や鼻に綿かガーゼを詰めて栓をする作業を指します。また、同様に肛門にも詰め物をして排出物が流れ出ないようにしておきます。亡くなってから2~3時間後に死後硬直が始まりますが、この間に無理に遺体を動かしたりすると破損の原因となるため触りすぎないことが大事です。

火葬場で可能な供養とは?

遺体の処理が済んで心の整理がついたら、ペット専門の葬儀業者に連絡をします。業者によってはその場で火葬ができる車で自宅まで出張してくれる所もあり、自宅の庭などで全ての作業を完了できるため体が大きくて火葬場まで運ぶことができないペットなどに最適です。

このサービスは、特に大型のペットでなくても対応してもらうことができます。もちろん、火葬場に移動して手厚い供養を施してもらうこともできるため状況に応じて選んで下さい。この場合には、専門のスタッフによる送迎サービスも用意されています。

火葬だけでなく葬儀も希望する場合には、前もって対応してくれる業者を探すようにしましょう。業者によってその内容は異なりますが、多くの場合は火葬を待つ間に葬儀を執り行う仕組みとなっています。葬儀の際には祭壇が設置されるため、そこに飾るためのペットの写真を忘れずに持って行くようにします。

また、普段ペットが愛用していた日用品や玩具などを持ち込んで祭壇を飾り付けても構いません。ペットが好きだったフードやおやつなどは、火葬の前に一緒に納棺してもらうことも可能です。

その他、祭壇を彩る花などは事前の注文で好みの種類を用意してもらえます。葬儀の会場にはフラワーセレモニーによるお別れの儀式や読経による宗教的供養が用意されており、実際にどのようなプログラムで進めるかについては事前に業者側とよく話し合って決めます。

希望通りの葬儀を実現するためにも、サービス内容をよく吟味した上で業者を選ぶようにしましょう。

火葬したあとの遺骨の供養方法1.合同墓に埋葬

ペットの遺骨を埋葬する場合、合同墓か個別墓のいずれかを選ぶことになります。合同墓とは、他のペットの遺骨と一緒にまとめて埋葬する墓のことです。対して個別墓は、単独で埋葬する墓のことを言います。

ここでは、一般的にペットの埋葬方法として選ばれている合同墓について説明を行います。合同墓を選択した場合、遺骨は火葬後に霊園側に引き取られることになります。全ての遺骨が一緒に埋葬されるため、後から自分のペットのものだけを取り出すことはできません。しかし、個別墓に比べて契約時に必要な費用が安く掃除などの手間が省けるといったメリットがあります。

霊園によっては定期的に大規模な法要も行われており、ペットに対する供養も万全です。合同墓には、専用の大きな墓石や花壇を設けるなどして周囲が明るくなるような工夫も施されています。

その他、心情的な面では他のペットたちと一緒に埋葬することで寂しい思いをさせなくて済むというメリットが挙げられます。ペットの合同墓は、自宅の庭に遺骨を埋葬できないという場合や継続的な墓の管理が難しいという場合にもおすすめの方法です。

火葬したあとの遺骨の供養方法2.忌日まで自宅に

火葬後すぐに埋葬することに抵抗があるという方は、忌日までなど期限を決めて自宅で遺骨を供養してみてはいかがでしょうか。

霊園側に事情を説明すれば、気持ちの整理がつくまで遺骨の引き取りを待ってもらうことができます。ペットが亡くなった直後は腐敗の問題があるためすぐに火葬する必要がありますが、遺骨になった後はその心配がないのです。自分の気が済むまで自宅で供養をして下さい。

火葬の段階で埋葬の契約をしていないのであれば自宅で供養する期間はいくら長くなっても構いませんが、既に合同墓などを申し込んでいた場合はどこかでけじめをつける必要があります。

そのきっかけとなるのは、四十九日や百箇日などの忌日です。
いずれかの法要までは自宅で供養して、その後は霊園に埋葬すると決めておくようにしましょう。合同墓を選んだ場合は一度埋葬したらそれでお別れとなるため、十分に納得できるまで自宅で供養をして下さい。

霊園側も飼い主の心情に考慮した対応を大事にしているため、火葬後早い段階での埋葬を無理強いされるようなことはありません。

火葬したあとの遺骨の供養方法3.ずっと自宅供養にする

寂しくてどうしても霊園に納骨できないという場合には、ずっと自宅で供養するという方法があります。ただし、遺骨であっても場所を取るためあまり大型のペットにはおすすめできません。犬であれば小型犬程度の大きさが自宅供養に適したサイズです。その他、猫や鳥などの小動物でも大丈夫です。

自宅供養のためには、色々なグッズを揃える必要があります。
骨壷は火葬後に業者が用意してくれますが、とてもシンプルなデザインなので好みに応じて新しいものを用意して下さい。また、ペット用の祭壇を購入しておけば骨壷を置くスペースが確保できて重宝します。

ペットの自宅供養が広まったことでインテリアの一部として飾れるようなお洒落な祭壇が作られるようになり、使用に際して宗派も問われないため実用的です。祭壇と一緒に生前のペットの姿を偲ばせる写真立てやお祈り用のロウソク立てなどを揃えておくと、行き届いた供養ができます。

その他、自宅の庭に墓を作ってそこに納骨するという方法もあります。この方法であれば、骨壷が大きい大型犬でも自宅で供養することができます。

火葬したあとの遺骨の供養方法4.手元供養する

火葬後の遺骨の大部分は霊園に埋葬するものの、その残りを自分の手元に残して供養するという人が増えています。

これは手元供養と呼ばれるもので、遺骨の一部を砕いて小さくしたものを容器に入れて保管したり常に身に付けるペンダントに忍ばせて携行することで亡くなったペットを身近に感じることができるというメリットがあります。

自宅に置く場合には骨壷よりも小さな容器で良いため、人間用の仏壇の一角にさりげなく置いても違和感がありません。インテリア性を高めるために、デザインにこだわった容器も作られています。木製のものやガラス製のものなど、素材についても様々です。

一方で身に付けるタイプの手元供養グッズとして、専用のロケット型ペンダントなどが販売されています。遺骨と写真を同じペンダントに入れておけるため、手元供養をしたい時にぴったりです。

また、一見して普通のネックレスと変わらないようなシンプルな手元供養用アクセサリーも開発されています。これは普段使いのアクセサリーとしてどんな場所でもフィットするため、片時も離れたくない飼い主さんに人気です。

一度遺骨を埋葬したら取り出すことができない合同墓を選ぶ一方で、その一部を手元供養用に残して肌身離さず身につけている人も存在しています。

火葬したあとの遺骨の供養方法5.散骨する

ペットの遺骨については、火葬後に特定の墓に埋葬せずに散骨することもできます。ただし、散骨するためには細かい砂状になるまで粉々に砕いておかなければなりません。この作業は個人では難しいため、無理せず専門業者に依頼するようにしましょう。

ペット専門の火葬業者や霊園などの中には、散骨を希望する人のために遺骨を粉々に粉砕するサービスを提供している所もあります。火葬前に申し込みをしておくと、散骨に適した状態で引き渡してもらえるためその後の処理がスムーズです。

人間の遺骨を散骨する場合には事前に埋葬許可証を提出するなどして手続きを済ませておかなければなりませんが、動物であるペットの場合はその必要がありません。そのため、遺骨の粉砕処理が済んだらいつでも散骨することができます。

ただし、ペットの遺骨であっても身近な場所に散骨されることに抵抗を感じる人も存在するため、その点に考慮して迷惑がかからないように気をつけます。

ペットの思い出の詰まった自宅の庭に散骨すればいつもその存在を身近に感じることができますし、海や山などに散骨すれば自然に還す気持ちでペットを送ることができます。

霊園でできるペット供養1.月例法要

ペットの遺骨を霊園に納骨しておくことで、節目ごとに月例法要を受けることができます。

人間の供養と同じようにペットの場合も四十九日や百箇日の法要が行われており、それぞれの忌日に合わせた一周忌法要などもできます。ただし、合同墓の場合は個別の法要が難しいことから全てまとめて行われるため注意が必要です。

見逃さないためにも、Webサイトや広報誌などをチェックしてどのような日程で法要が行われているのか常にチェックしておくようにします。合同墓における法要については月ごとに開催されており、自分のペットの忌日に近い日程のものに参加できるように配慮されています。

法要に参加する際には遺影としてペットの写真を持参し、お供えの意味で好物だったおやつや思い出の品物を持って行くようにしましょう。ただし合同墓という性質上、他の利用者も存在するため法要が済んだらお供え物は全て持って帰るようにします。

初七日など初めての法要の場合には合同墓であっても個別に対応してもらえることがあるため、霊園側に交渉しておくことをおすすめします。

霊園でできるペット供養2.大法要祭

霊園の多くでは、お盆やお彼岸の時期に合わせて合同の大法要祭が行われています。これは法要の中でも特に大規模なもので、僧侶による読経など本格的な供養が受けられるという特徴があります。

年に数回の大事な法要ということで、利用者の多くが参加する行事です。霊園ごとに会費が定められており、参加者は事前に支払いをしておく必要があります。用事があって欠席しなければならない時でも、会費を支払っておけば法要を受けることができます。

霊園まで出向かなくても良いため、忙しくて時間がない時などに便利です。また、それぞれの都合に合わせて参加できるように、法要の日時はいくつかに分けて設定されています。自分の希望に合わせて参加する日時が決められることも、大法要祭が多くの参加者で賑わう理由です。

納骨後に大法要祭での供養を希望する場合には、対応してくれる霊園を探すようにしましょう。法要の回数や規模は霊園によって異なるため、事前確認は欠かせません。また、料金についても霊園によって様々です。

最期までしっかり供養してあげよう

一般社団法人 ペットフード協会が発表しました全国犬猫飼育実態調査(2020年)によりますと、全国で約1,813万3千頭が飼育されているといったデータがあります。犬猫以外の動物を含めるとより多くの動物が人と生活を共にしていることになります。ペットは私たちにとって大切な家族の一員です。

家族の一員として長年楽しい時間を過ごしてきたペットだからこそ、最期の瞬間を看取った後も末永く供養をしてあげましょう。

昔に比べてペットの位置づけが変わってきたこともあり、供養のバリエーションは増加傾向にあります。火葬後の遺骨は霊園で管理してもらうだけでなく手元で大事に保管することもできるため、希望に合わせて最善の方法を選択することが大事です。場合によっては、霊園に納骨する分と身につけておく分の2つに分骨することもできます。

状況に応じて後から完全に納骨するなど、時間の経過と共に供養の形が変えられるというのもペット供養ならではの特徴です。供養において大事なのは、ペットに対する感謝の気持ちをどのように表現するかということです。

色々な方法が選べるので、自分の思いを届けられるベストな方法で供養して下さい。ペットの供養には、ペットロスで落ち込んだ気分を回復させる効果もあるとされています。

しっかり供養することは、自分自身の心のケアにも繋がるのです。大事なペットを亡くした悲しみを美しい思い出に昇華させるためにも、飼い主自身が納得できる形でしっかりとした供養を行うことをおすすめします。

監修者のコメント

日本は火葬率が99.97%(人間)の火葬大国です。ペットの死後、その遺骸は庭などに埋められていたものでしたが、都市部では庭がなくなったことに加え、「火葬してあげなければかわいそう」という心情も重なり、ペットの火葬率も上昇しています。近年はペットと一緒に入ることができる人間のお墓も増えています。

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