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火葬の場所や流れは?ペットとのお別れ後について

  • 2023年02月06日

家族の一員である、大切なペットとの別れはとても悲しいものです。覚悟をしていた人でも、いざその時が来ると気が動転してしまうことも多いでしょう。
しかしペットとお別れした後、火葬場まで連れて行くまでが飼い主の務めです。

お見送りをした後はお骨を持ち帰ってそばに置いておきたい、持ち帰らず他のペットと一緒に埋葬して欲しいなど、人それぞれ考え方が違います。
これらの異なる考えに対応できるよう、ペットの火葬にはいくつかのプランが用意されていて、さらに追加で読経をすることも可能です。
この記事では4つの火葬プランの内容や火葬の流れついてご紹介をします。

記事の監修

人はなぜ弔い、弔われるのか、葬送儀礼を意味のある営みとして理解し、私たちは次世代へ伝えていきます。葬送儀礼マナー検定実施中。

ペットが天国へ旅立ったらしてあげたいこと

ペットの種類にもよりますが、亡くなると目が開いたままになってしまう場合があります。そんな時は早いうちに優しく目を閉じてあげましょう。
それからお湯で濡らし、しっかり絞ったタオルで毛流れに沿って体を拭いてあげます。
死後に体から体液や尿、便が出てきてしまう場合があるので、口、鼻、耳、肛門にガーゼを詰め、ペットシートの上に寝かせます。

死後硬直は亡くなってから2時間程経ってから始まるので、その前に楽な姿勢にしてあげます。
その際、普段の寝姿のように手足を少し折り曲げてあげるのが望ましいです。
また、死後硬直は約24時間程すると解けはじめます。
万が一不自然な姿勢で硬直してしまった場合は、硬直が解けるのを待って、姿勢を直してあげましょう。
硬直中に無理に手足を曲げようとすると、骨が折れてしまうこともありますので、注意してください。

亡くなったその日か、翌日の早いうちに火葬をするのが理想的ですが、様々な事情で出来ない場合もあると思います。
その場合は、段ボールなどの箱にペットを入れ、頭とお腹の周りに保冷剤を置いて腐敗を防ぎます。
保冷剤は定期的に入れ替え、夏場であれば個数を増やすと同時にエアコンなどで室温も下げましょう。
また、保冷剤はペットの体に直接触れないように工夫して置くようにしてください。
保冷剤が溶ける際に出た水が体に触れると、腐敗の元となるからです。

霊園や寺院もある!ペットの火葬ができる場所

ペットの火葬ができる施設としては、ペット専用の火葬炉を持っている寺院や霊園が挙げられます。 ペットの火葬を受付していても、特定の時間しか対応していない場合もあります。事前に電話などで確認をするとよいでしょう。

次に、ペット専用の火葬施設です。
施設によってはハムスターやウサギといった比較的小さな動物にしか対応していなかったり、大きさに制限のある場合もあります。逆に小さすぎるペットに対応できない場合もあります。
事前にペットの大きさや体重を測定し、どの程度の大きさまでなら対応してもらえるのか確認をしましょう。

最近はインターネットで火葬の問い合わせや受付をしている業者も増えています。
空き状況や料金、火葬方法などもインターネット上で確認ができるところもあります。

一般的なペットの火葬プラン1.合同火葬

ペットの火葬プランとしては、まず合同火葬が挙げられます。
合同火葬とは、他のペットの犬や猫などと一緒に火葬を行うプランを指します。 
申込をすると、指定の日時にペットの遺体を引き取る為の車が自宅へやってきます。
そこでペットとのお別れを済ませ、その後の火葬や収骨、納骨の一切を依頼した業者にお任せすることになります。火葬の立会いもありません。

また、合同火葬では他の動物の骨と混ざってしまうため、飼い主の元に遺骨は戻りません。
しかし火葬後に合同墓地に埋葬され、いつでもお参りをすることができます。

合同火葬のメリットは、他の動物たちと一緒に火葬されるので、ペットが寂しい思いをせずに済むということでしょう。
普段忙しくて中々お参りに行けない人も、合同墓地であれば一緒に眠る仲間がいるので安心です。

一般的なペットの火葬プラン2.個別火葬

ペットの遺骨を手元に置きたい人、自分でお墓に入れたい人には個別火葬というプランがあります。
名前の通り、他の動物とは別に自分のペットだけで火葬してくれます。
流れとしては合同火葬とほぼ同じで、申込後に自宅までペットの遺体を引き取る車がやってきます。
その後は立会いなしで火葬、収骨が行われます。全て済んだ後に、遺骨を収めた骨壺が自宅に届きます。このように個別で火葬・収骨を行うため、合同火葬よりも若干費用が高くなってしまいます。

メリットは、もちろん大切なペットの遺骨が手元に戻ることです。現在は遺骨を入れるアクセサリーの販売もされており、亡くなったペットを身近に感じられる方法がたくさんあります。
遺骨が手元にあればこういったアクセサリーも身に付けられますし、自宅の庭に埋めたり仏壇に置くなど、すぐ近くで供養をすることができます。

亡くなってからもペットと離れたくない、身近に感じていたいという人には個別火葬がおすすめです。

一般的なペットの火葬プラン3.立ち会い火葬

遺骨を手元に残すためには、個別火葬の他に立会い火葬を選ぶ方法もあります。

お別れの場に立ち会うので、お線香をあげたり、花を手向けたり、思い思いの方法でペットに別れを告げます。
ペットに触れられる最後の機会となるので、感謝の気持ちを込めて撫でてあげるとよいでしょう。

個別火葬や立ち合い火葬では、遺毛や足型をとるサービスがオプションで用意されている場合もあります。

お別れが済んだ後に火葬となり、約1時間程待機します。
待ち時間はペットの大きさにより異なりますので、正確な時間は火葬担当の人に確認してください。
その後、飼い主の手で骨を拾い、骨壺に収めて終了となります。

このプランのメリットは、ご紹介した中で最も丁寧にペットの遺体を火葬することができるということです。
人間のお葬式と同じように、お線香をあげるなどのお別れをすることで、飼い主の気持ちの整理をすることもできます。
大切なペットの旅立ちを自分の手で最後までお世話したいという人は、立会い火葬を選ぶとよいでしょう。

一般的なペットの火葬プラン4.訪問火葬

その他にもペットの火葬プランとして、訪問火葬があります。
訪問火葬とは、火葬炉が内蔵、もしくは積まれている車が自宅までやってきて、その場でペットを火葬してくれるプランを指します。
この火葬炉は煙や匂いが発生しにくい構造となっているため、家の近くで火葬となっても安心です。火葬する場所は、家の前以外でも人の迷惑にならない場所であれば、ある程度飼い主の希望に沿うことができます。また車の中で火葬を行うため、火葬する動物の大きさには制限があります。事前に確認をしておくとよいでしょう。

訪問火葬を選ぶメリットは、自宅に直接火葬できる車が来るので、忙しい家族が家に揃ったタイミングでペットの見送りができることです。
また火葬場まで移動する必要もないので、体が不自由な人や高齢の人でも安心です。
さらにペットが慣れ親しんだ場所で見送ることができるので、ペットも安心して旅立てるということもメリットの1つでしょう。

しかしその反面、周囲の目が気になってしまうこともあります。
火葬自体は自宅以外の場所でもできますが、やはり人目に触れる可能性はあります。
ご近所に煙や匂いを特に気にする人もいるかもしれません。
また車で訪問して行う火葬のため、天候によっては火葬ができない場合もありますので、家族と相談しご近所の様子も踏まえながら慎重に検討してください。

火葬プランで変わる料金形態

特徴の異なる火葬プランを4つご紹介しましたが、費用もそれぞれ異なります。また同じプランでも、火葬する動物のサイズが超小型か大型かでかなり変動します。

合同火葬の平均費用

合同火葬の費用は、ご紹介した4つのプランの中で最も安価です。
2キロ以下の小鳥やハムスターといった小型動物であれば約12,000円~15,000円が相場となります。
2キロ以上5キロ以下の猫やウサギといった動物だと約16,000~20,000円、5キロ~10キロの小型犬等であれば約20,000~25,000円程です。10キロ~25キロの中型犬の場合は約30,000~35,000円、25キロ~40キロの大型犬だと約40,000円~45,000円程かかり、更に40キロ以上ある超大型犬であれば50,000円以上の高額になる場合もあります。

しかし他のプランに比べれば安価で済むので、費用を抑えたい場合にはこちらのプランがおすすめです。

個別火葬の平均費用

個別火葬は、合同火葬よりも費用がかかります。
2キロ以下の小型動物は約17,000円~20,000円、2キロ以上5キロ以下の動物だと約21,000~24,000円、5キロ~10キロであれば約25,000~30,000円程かかります。10キロ~25キロだと約35,000~40,000円、25キロ~40キロの大型犬だと約45,000円~50,000円程で、40キロ以上になると最低でも約55,000円といった金額になります。

遺骨は欲しいが、費用を抑えたい、さらに収骨なども業者にお任せしたいという人にはこのプランがよいでしょう。

立会い火葬の平均費用

立会い火葬は、最も費用が高額になります。

2キロ以下の動物は約19,000円~22,000円、2キロ以上5キロ以下の動物だと約23,000~25,000円、5キロ~10キロになると約27,000~35,000円程です。10キロ~25キロだと約37,000~45,000円、25キロ~40キロだと約47,000円~55,000円程で、40キロ以上になると約57,000円以上と、かなり高額なことがわかります。

しかし立会い火葬は既にご紹介した通り、最も丁寧にペットを送り出すことができます。
費用はかかってしまいますがお金に余裕があるのであれば、ペットを見送るプランの選択肢に入れてもよいのではないでしょうか。

訪問火葬の平均費用

訪問火葬は、4つのプランの中で合同火葬に次いで安価です。
2キロ以下の動物は約15,000円~17,000円、2キロ以上5キロ以下の動物だと約18,000~20,000円、5キロ~10キロであれば約22,000~30,000円程度です。10キロ~25キロだと約32,000~40,000円、25キロ~40キロになると約42,000円~50,000円程で、40キロ以上でも約52,000円程に抑えられます。

遺骨は返して欲しいけれど、あまりお金はかけられないといった人は訪問火葬を考えてみてはいかがでしょうか。
ただし火葬の費用の他に、訪問の際の交通費が請求される場合もありますので、確認が必要です。

その他に費用がかかる場合もある

火葬の他に、読経などの葬儀を希望する場合は別料金がかかります。業者によっては、遺体のお迎えや骨壺が無料の場合と有料の場合がありますので、事前に確認をした方がよいでしょう。

立ち会わない場合はペットを送り出すときにお別れを

合同火葬、個別火葬では火葬の立会いがありません。そのため、家からペットの遺体を送り出すときが最後のお別れになります。
それ以降はもうペットの顔を見ることも、触れることもできません。
家を出る前に線香を上げるなどをして、悔いの無いようにゆっくり最後のひと時を過ごしましょう。
特に合同火葬の場合は遺骨も帰ってこないので、家から出るときが完全な別れになることを認識しておいてください。

自治体の火葬は依頼しないほうが無難

火葬の方法として、自治体に依頼するという方法もあります。
しかし、ここではペットの遺体はゴミと同様の扱いになってしまうことが多いです。
大切なペットの遺体をゴミとして取り扱われるのは、多くの飼い主にとって抵抗があるでしょう。
ゴミとは別に、生き物専用の焼却炉を持っている自治体もありますので、事前に確認をする必要があります。
自治体ごとに遺体の扱いは異なりますが、生き物専用の焼却炉を持っている自治体であっても、あまり丁寧に扱ってもらえることはないようです。また多くの自治体では合同葬儀が行われることが多いので、ペットの遺骨を持ち帰ることはできません。

これらの特徴を踏まえると、最後まで愛をこめてお世話をしたいのであれば、自治体の火葬処理にはお願いしない方が無難でしょう。
また自治体の火葬に限らず、火葬の際にはペットの毛布やバスタオル、おもちゃなど環境を汚染しないものに限り、ペットと一緒に火葬することができます。
ペット愛用の品や飼い主の匂いがついた品と一緒に火葬してあげれば、ペットが寂しがることも不安がることもなく、旅立つことができるのではないでしょうか。

大切なペットはしっかり火葬してあげよう

これまでご紹介したようにペットの火葬には、色々なプランがあります。プランごとにそれぞれ特徴がありますので、しっかりと理解した上でプランを選びましょう。

近年ペットの火葬を請け負う業者の中には、悪質なものも増えています。
高額な費用を要求したり、酷いものだと遺体を火葬せずに遺棄する場合もあります。
大切なペットの遺体をそのように扱われるのは、飼い主にとっては耐えられないことです。そのような悪質業者に、大切なペットの最期を依頼したくはありません。業者選びには細心の注意を払ってください。

大切なペットの面倒は、どんなに辛く悲しくても最期までしっかり見てあげたいものです。
ペットが穏やかに天国へと旅立てるように、そして飼い主自身も納得して悔いのないように、きちんと火葬して見送ってあげましょう。

監修者のコメント

かつてはペットが亡くなったら自宅の庭などに遺骸を埋めていたものですが、近年、人間と同様にペットの火葬率は年々上昇しています。埋める場所がないという物理的な事情だけではなく、火葬しないと供養できないという現代の死生観による変化も大きいと感じています。

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