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いろいろ迷う?お墓を建てるための寺院の選び方

  • 2021年05月06日

身内がなくなってお墓を建てる場合や、将来的に自分が入ることを考えてお墓を建てることを考える人もいるでしょう。
終活をする場合最も大きなことの1つに、自分がはいるお墓がどこになるか、ということが大事になります。
ただ、お墓はどこでも適当に立てられるというわけではなく、現代では墓地として認定された場所にしか建てることができません。

中でも主流となるのが寺院です。
寺院にも様々なところがありますので、どういう寺院にお墓を建てるのが良いのでしょうか。

まずは菩提寺があるかどうかを確認

まず、最も大事なのが「既に先祖の墓があったり、どこかの檀家になっている」という場合です。
この場合は先祖代々の菩提寺と呼ばれるお寺があり、そこで供養を受けていることになります。菩提寺はすべての葬儀を執り行っていますし、また先代・先々代から続くお付き合いというものがあるのです。
このため、こういった菩提寺があるのであれば、第一にそこにお墓を建てるのが基本と考えるといいでしょう。

見分け方はとても簡単です。

これまで家にお仏壇がありそこに毎年住職さんがお経を上げに来ているのなら、そのお寺を菩提寺としている可能性がとても高いでしょう。また、だいたい葬式や仏事を行うお寺が決まっているというのなら、そこが菩提寺となります。
逆にそこに話を通さずに葬式を出したり墓を建てるのは、菩提寺にとって失礼なことですし、中には檀家から外されることもあります。

この場合、親に「どこかに菩提寺があるか」ということは必ず聞いておきましょう。
長男である、家督相続している、家業を継いでいる場合、その菩提寺にお墓を建てるか、あるいは先祖代々の墓に入るのが一般的です。

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寺院の選び方1.家の宗派と同じお寺を選ぶ

もしあなたの家に宗派がないとか、墓などを相続していないので宗派がない、というのであれば、寺院選びをする必要があります。

最も安全なのは、やはり家の宗派と同じ寺院を選ぶことでしょう。
寺院にはそれぞれ宗派があり、同じ仏教の中でも信仰する内容や信仰のやり方が違っていることがよくあるためです。宗派は様々あり、日蓮宗、曹洞宗、浄土宗など、数多くの宗派があります。
宗派が同じところを選ぶのが基本となっており、大体の場合は寺院に聞けば分かるはずです。

宗派が違うと起こるデメリットとしては、先祖代々の宗派と違うため檀家になれず墓を建てられない、という可能性があります。
とくに先祖代々の系譜を重視するお寺の場合、先祖と違う宗派を好ましく思わない住職もいます。
また、親戚や他の家族とトラブルになる可能性もあります。
これは信仰の違いや宗派ごとに葬式の違い、慣習の違いがあるためです。中には実家と違う宗派だというだけで嫌がる人もいるので、そこは気をつけておきたいところでしょう。

寺院の選び方2.足を運びやすい場所にあるお寺を選ぶ

もうひとつの選び方としては、家から近いところや足を運びやすいところにあるかどうか、というのも選択の方法です。
一見するとあまり関係がなさそうに思うかもしれませんが、実は自分が思う以上にお寺に行く機会は出てくる可能性があります。葬式の都度行くだけではなく、盆暮れ正月、春と秋のお彼岸に行くのなら、それだけで年4回です。
また、お寺によっては行事がありますので、それに参加するならますます行く必要があるでしょう。

また、もしそこに誰かが入った場合、その人との距離が近ければ近いほど、またその人が精神的な拠り所であればあるほど、お墓に行きたくなるのが心情です。
その人を失った悲しみを癒やすために、またその人に会いに行く感覚で手を合わせに行くために、毎月行くのが習慣になった人もいるくらいなのです。

このため、家から近く通いやすいところにあるお寺が選択肢の一つになるでしょう。
近いところにあれば、ちょっとした散歩やついでに行きやすくなるのです。

寺院の選び方3.檀家になったときに費用で選ぶ

寺院選びのときに欠かせないのが、お寺の金銭的な負担です。

金銭的な負担は大きく分けて3つあります。
ひとつは護持会費です。これは檀家になった家に対して、年に1回から数回ほど集金されます。
金額は5000円から2万円ほどが多いとされていますが、有名な寺院になると護持会費がとても高額になる可能性があるのです。
有名な寺院や墓地の場合、中には年に30万円ほど支払わなくてはならない場合もあります。
ちなみに、寺院ではない場合でも、維持費や管理費などを支払う必要があるでしょう。

もうひとつはお布施です。
これは葬儀を出したり、お寺の行事に参加した場合に包むことになります。その都度違いがありますが、基本的に仏事があったら包むものです。これも相場以上の金額を求められる場合があります。
最後に臨時の出費です。これはお寺を建て替える時の建築費や寄付金という形で求められます。こういった金額は基本的に都度都度決まる場合もあれば「お気持ちで」と言われる場合もあるのです。

どちらにせよ、出費は安いほうが良いと考えるのなら、こういった費用面で比較してもいいでしょう。

寺院の選び方4.住職の人柄で選ぶ

寺院には必ず住職がいて、日々の寺院の運営を取り仕切っています。
住職とは基本的にそのお寺で関わることになりますから、その住職の人柄は意外と重視したいポイントでしょう。

この人柄はどういうところで修行をしてきた人なのか、どういう性格なのか、人当たりはどうか、というようなところで選ぶのです。
ある程度条件面で選ぶのはインターネットで絞り込めますが、住職が嫌な人ならばそのお寺との付き合いはしたくなくなるでしょう。でも尊敬できる良い人であれば、余計なストレスもなく快適にお付き合いできるようになります。ただでさえデリケートなことが多いお寺やお墓などのことですから、気が立つような人は避けたいところです。

ある程度条件面で絞り込むことができたら、その寺院の住職と話をしてみましょう。
デリケートな金額面など教えてくれる人ならば、葬儀などの聞きづらいことも相談しやすいのではないでしょうか。

逆に対応が冷たかったり、妙に拝金主義のように感じたのなら、あまりおすすめできません。
また、寺院によっては常に住職がいないお寺というのもあります。
この場合、いざというときに葬儀などしてくれるお寺さんがどこか、どういう住職にお願いするのかも確認しておきましょう。

寺院の選び方5.お寺の設備で選ぶ

寺院選びでやはり忘れてはならないのが、お寺の設備です。
これはお寺によって設備やサービスが違うためです。これからお世話になるところがどういうところなのか、必ずチェックしておきましょう。

例えば水場があり水が汲める場所があれば、家から水を汲んでいく必要がありません。また、バケツや柄杓を借りられるか、自分で持っていかなくてはならないかによっても違うでしょう。
場所によっては売店があり、花や線香などを販売している寺院もあります。こういうところなら手ぶらで気軽にお墓参りしやすいので、行きやすいでしょう。

また、寺によっては本尊がありお参りできるところもあれば、小規模でお寺でも本堂がないようなところもあります。こういった施設が古いと歴史を感じるので良いと感じるかもしれませんが、維持費や護持会費が高い場合があります。
古いところになると、中にはお手洗いが和式のところもあります。和式が使いづらい人にとっては、あまり良いことではないでしょう。

地方で車社会のところであれば、駐車場の有無やその内容も確認しておきたいところです。
駐車場がないところは近くに駐車場があるかどうかも確認しておきましょう。近くにあるのなら問題はありませんが、あまりないのなら行きづらくなります。また、駐車場が無料なところが多いのですが、中には有料のところもあります。

寺院の選び方6.葬儀社に聞いてみる

寺院と最もやり取りをすることが多いのが葬儀社です。実は葬儀社はさまざまな寺院と交流がありますので、情報を持っていることが多いのです。
葬儀について相談をするとき、ついでにどういう寺院があり、どの寺院がいいか相談してみるといいでしょう。

これは無宗派だったり、寺院にこだわりがなかったり、付き合うお寺さんが見つからない、ピンとくるお寺がないという場合におすすめです。
どういった所が良いか、どういう葬儀がいいか、どういうお墓の建て方がいいかなどを相談するときに、お世話になる寺院の評判も聞いておきましょう。もし評判が悪い場合、どんなに条件が良くてもその寺院はできるだけ避けたほうが良いかもしれません。

また、急な理由などで寺院が見つからない場合、葬儀社に相談するのも方法です。急な葬儀で寺院と全く付き合いがない場合でも、寺院を紹介してくれることがあります。

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檀家になりたくない場合は寺院を選べない?

ここまでは檀家になりたい、特定のお寺に墓を立てたいと考える場合に行われます。
ただし、そうではない場合は若干厄介です。

檀家になりたくない場合、実はどこのお寺でもよいというわけではなくなります。お寺によっては葬儀を出したというのであれば、そのお墓の檀家になるということと同じことを意味することが多いためです。
基本的に寺院ではその檀家になり、その寺院にお墓を立て、そこで将来に渡ってずっとお世話になるのが基本となります。

そうではない場合、残念ながら選択できるお寺の種類は限られてきます。
寺院によってはただ葬儀だけだしてほしい、墓やその後の付き合いは一切しないという人を嫌う場合があるのです。
檀家にならないということはそれから先の付き合いもないわけですから、読経だけ行うのはあまりにイレギュラーなことでもあります。

もし檀家になりたくないのなら、葬儀社に「檀家になりたくないので、葬儀だけしてくれるお寺さんを紹介してほしい」と伝えるのです。葬儀社の方は様々な条件を元に、そういうお寺を探して住職を紹介してくれます。
また、中には事前にお寺に直接依頼するのも方法でしょう。
このときは「檀家になりたくないが、葬儀で読経だけお願いしたい」と伝えるようにしましょう。勿論お寺によっては断られますが、住職などの考え方によって歓迎されることもあります。

ちなみに、こういった場合は香典を多めに包むのがひとつのマナーとされています。お寺によっては戒名もつけてくれたりする場合もありますので、葬儀社に相談したり、自分で探してみましょう。

寺院にお墓を建てないなら霊園や納骨堂という方法も

また、特定のサービスだけを受けたいという場合はそれに対応している寺院を探すのも方法です。
お墓を建てなくても納骨堂だけ使いたかったり、直接永代供養だけお願いしたいという場合もあるでしょう。この場合、寺院にお願いする場合は必ず納骨堂や永代供養墓があるお墓を選ぶのが重要です。

もしそういった寺院が見つからなくても、霊園や公共墓地を探すのも方法となるでしょう。
施設によって費用や内容は違うものの、それぞれあまり特定の宗派を持たず、また誰でも良いとしているところが多いのです。
年会費や維持費はかかるものの、特定の宗派の行事ごとなどに参加する必要がありませんから、とても手軽になります。
最近では永代供養だけのお墓というのもありますから、公営墓地も一つの選択肢となるでしょう。

遺骨だけをどこかに預けたいというのなら、納骨堂も方法です。
納骨堂は外にあるお墓とは違い、室内に納骨する施設や祭壇を設けています。それぞれ小規模な祭壇を設けていますので、特定の人だけというところや、家ごとに祭壇がある場合もあるのです。
メリットは建物の中にありますから、お墓の清掃などの必要がありません。お参りしやすいのもメリットでしょう。

長いつきあいになる寺院は慎重に選ぼう

寺院選びは簡単なことではありません。このため、最も大事なのは「慎重に決める」ということでしょう。
一般的には先祖代々お世話になった寺院が候補になりますが、距離があったりその寺院があまり好ましくないと考えるのなら、他の寺院を探すのも方法です。
ただ、急いで決めてしまうのは避けたいところです。実は後から宗派が違うと判明したり、トラブルが多い寺院だと判明する場合があります。護持会費が高かったり香典を多く請求されるなど負担が大きいところほど、気軽に離檀できません。

同時に、寺院選びはとても長い間お付き合いをする場所を探すことになります。
これは自分がなくなったあと、自分の子孫や自分と交流があった人たちも関わる可能性がとても高いためです。子供や孫が墓を守っていくときに揉めないよう、また負担をかけないように配慮することも終活の一環ですから、気軽に選べるようなものではありません。

寺院を選ぶときは、納得し、かつ慎重に選ぶのが最も大きなポイントといえるでしょう。

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