水木しげるさんの葬儀・お別れの形|「ゲゲゲの鬼太郎」のお別れの会

カテゴリー 葬儀のかたち

水木しげる 葬儀 お別れの会2015年11月30日、多臓器不全のため逝去された漫画家、水木しげるさん(享年93歳)。

お通夜や葬儀・告別式は親族のみの密葬で行われ、翌年1月31日に「お別れの会」が東京の青山葬儀所で執り行われました。

著名人やファン、約8千人が参列したお別れの会は目玉おやじのコサージュや妖怪ケータリングなど、発起人の方々の「少しでも笑顔が生まれるような心配りが溢れる会にしたい」という思いが込められていました。

そんな妖怪づくしだった「水木しげるサン お別れの会」の様子を詳しくご紹介します。

水木しげるさんのプロフィール

水木しげるさん(本名:武良茂=むら・しげる)
1922年大阪府生まれ、鳥取県境港市育ち
妖怪漫画の第一人者で代表作は「ゲゲゲの鬼太郎」

21歳で太平洋戦争出征

1943年召集。太平洋戦争下のニューギニア戦線・ラバウルに出征。
米軍の攻撃で左腕を失う。
現地民のトライ族と親しくなり、現地に残ることを希望したが周囲の説得で日本へ復員。

36歳で貸本マンガ家としてデビュー

1958年「ロケットマン」で貸本マンガ家としてデビュー
1960年から断続的に「墓場鬼太郎」シリーズを発表
1961年飯塚布枝さんとお見合い結婚
1963年「悪魔くん」を貸本の東考社から出版。

42歳で商業誌デビュー

1964年にマンガ雑誌『ガロ』で商業誌デビュー
以降、貸本時代に描いていた「ゲゲゲの鬼太郎」「河童の三平」が「週刊少年マガジン」や「週刊少年サンデー」にそれぞれ掲載されて、人気作家となる
水木の代表作「ゲゲゲの鬼太郎」は5度にわたって、TVアニメが放送され、マンガ家としても妖怪研究家としても、その地位を確立した。

功績が認められ数々の受章

1991年紫綬褒章を受章
2003年旭日小綬章を受章
2008年妻の武良布枝さんが水木さんとの夫婦生活を綴った自伝「ゲゲゲの女房」を出版
2010年文化功労者に選出

同年2010年「ゲゲゲの女房」の実写ドラマと映画が公開
2015年11月30日多臓器不全のため逝去(享年93歳)

お通夜、葬儀・告別式は親族のみの密葬

水木しげるさんは2015年11月11日に自宅で転倒し、頭部打撲による硬膜下血腫で緊急手術を受けていました。

一時回復していたものの、11月30日未明に容体が悪化してご逝去されました。
お通夜、葬儀・告別式は、近親者のみが参列する密葬で執り行われています。

訃報から一夜明けて、大勢のファンが訪問

水木しげるさんの訃報が伝えられ、一夜明けた12月1日には水木さんのご自宅のある東京都調布市を大勢のファンが訪れて、商店街の鬼太郎像に花束を供えたり、鬼太郎やねずみ男の像が飾られている鬼太郎茶屋で記念写真を撮ったりと水木さんへ哀悼の意を表していました。

著名作家たちが発起人の「水木しげるサン お別れの会」

2016年1月31日にお別れの会が東京の青山葬儀所で盛大に執り行われました。

喪主は妻の武良布枝さんで、「水木しげるサン お別れの会」の発起人は、作家の荒俣宏さんや京極夏彦さんらです。

二部構成で、第一部の親交のあった方々の参列だけでも約800名、第二部ではファンが約7,000名も集まり、水木さんとの別れを惜しみました。

京極夏彦さんがデザインした「丸い輪の世界」の祭壇

祭壇は、小説家の京極夏彦さんがデザインしたもので、水木さんの短編マンガ「丸い輪の世界」をイメージしています。

「丸い輪の世界」は、ある少年と幼くして死んだ妹との不思議な交流を描いたもの作品です。
妹が死んでしばらく経ち、少年が屋外で遊んでいると突然「丸い輪」が空中に現れ、中に入るとあの世にいったはずの妹がいる、というストーリーです。

京極さんは推理・妖怪・時代小説を手掛け、水木しげるさんの50年来の大ファン。
アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の脚本(1話分)と声優を担当したこともあります。

京極さんの語るデザインに込めた想い

真ん中の大きな白い輪は『この世ならぬ』場所。水木しげるの世界において、此岸(しがん)と彼岸(ひがん)は地続き。
水木先生は今、鬼太郎や悪魔くん、河童の三平ら愛すべきキャラクターと共に輪の向こうにいらっしゃいます。
しかし、輪は開いています。
この輪の向こう側に、私たちの想いが伝わりますように。

普段着でほほ笑む水木しげるさんの遺影

祭壇の真ん中には、丸い輪のなかで普段着でほほ笑む水木しげるさんの遺影が置かれています。

その背後には「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」「河童(かっぱ)の三平」などのパネルが飾られました。

この遺影は水木さんの生誕88年に記念出版された「屁のような人生」の口絵として撮影されたものです。

妻の布枝さんは、お別れ会後の取材で
「遺影は普段着が自然体でいいと思ったのですが、今日、大きな祭壇を見て、ちゃんとした服装の写真もあったのに、と反省しています」とユーモアをにじませて話していたそうです。

祭壇手前は故郷の実家から見える島根半島の海と山を白い菊で模し、左右には出征した戦地ラバウルに咲く南国の花が配されました。

参列者の胸には洋菊の「目玉おやじ」

水木しげるさんのお別れの会で目を引いたのは、華やかな祭壇だけではありません。

参列者に用意されたコサージュは、可愛らしい「目玉おやじ」でした。

発起人たちがアイデアを出し合ったといい、白目の部分に洋菊の「ピンポンマム」を使用して、周囲にユーカリの葉などのグリーンを使った「目玉おやじ」のコサージュが、多くの参列者の胸を飾っていました。

ゆかりの曲が流れ、一部が進行

水木さんのお別れの会の会場では、アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」のテーマ曲やNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女」主題歌、いきものがかりの「ありがとう」が流れていました。

司会は京極夏彦さんが務め、発起人代表で水木さんの弟子ともいわれた荒俣宏さんが、水木しげるさんの功績を紹介しました。

続いて貸本時代から付き合いがあったという、さいとう・たかをさんや、TVアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の1・2作目で鬼太郎の声を担当した、野沢雅子さんらがお別れの言葉を述べていきました。

そして、テレビドラマ『ゲゲゲの女房』で主演した、松下奈緒さんや向井理さんといったゆかりの参列者が次々に献花していきます。

喪主の布枝さんの言葉

最後は喪主の布枝さんが参列者へ感謝を伝えました。

主人がいる、あちらの世界にはきっとマンガのタネがたくさんあって、たくさんストーリーを思い付いているでしょう。
だって生前から妖怪やあの世とは親しかったのですから。
発表できなかった作品だけでなく、新しいマンガをあの世の読者に読んでもらっているかもしれません。
きっとそうだと思います。
生前は水木しげるを温かく見守ってくださってありがとうございました。
今、主人もきっとこの会場にいて、皆様に感謝申し上げていることと思います
お坊さん便
法事・法要のことなら「お坊さん便」に お任せ下さい。 定額の料金でお坊さんを 紹介いたします。

第二部では、ファンが「妖怪ポスト」へ手紙を投函

お別れの会の第二部は、誰でも参加できたため、多くのファンが弔問に訪れました。

若者や子ども連れの姿が目立っていたそうです。

ファンは献花台に花を供えたり、水木さんへメッセージを送ることができるという「妖怪ポスト」に手紙を投函したりしていました。

話題になった「妖怪ケータリング」

お別れの会で用意された料理は、妖怪づくしでした。

鬼太郎のトレードマーク「ちゃんちゃんこ」の柄をイメージしたというテーブルクロスの上に、目玉おやじの「茶碗風呂」があちらこちらに飾られています。

デルフィニウムの青い花の湯に、ピンポンマムの目玉おやじで浸からせたテーブル装花です。

「ゲゲゲの鬼太郎」に出てくるキャラクター達を模した料理は手が込んでいて、水木しげるさんの生み出した妖怪たちへの愛やリスペクトにあふれていました。

例えば、黒ゴマパンにチーズで目を描いた「ぬりかべ風サンドイッチ」「目玉おやじ風軍艦」、またイカを一反木綿そっくりに切った「一反木綿風イカの握り」。

「ゲゲゲの煮物盛り合わせ」は、サトイモの目玉おやじ、コンニャクのぬりかべ、ゴボウのネズミ男などで見事な再現力です。

最後のデザートまで手を抜かず、「傘化け風カットりんご」「目玉おやじのマカロン」そして仏の焼き菓子サヴァランをチョコレートでデコレーションした「悪魔くん風サヴァラン」などが用意されていました。

インターネット上では多くの画像がアップされ、「妖怪ケータリング」として話題になりました。

主な参列者

向井理、松下奈緒、中川翔子、さいとう・たかを、野沢雅子、松田哲夫、浅野忠信、香川照之、ウエンツ瑛士、さかなクン(順不同・敬称略)

「ゲゲゲの女房」としての言葉

水木しげるさんのお別れ会の後、妻の布枝さんは記者の「水木さんの妻としての人生を振り返ってどうか」との問いに「楽しかった」と答えました。

「楽しかった。赤貧も何も、いい思い出。飢え死にするようなことはなかったですから。
まもなく私もついていきますから、あの世でも手を取り合ってよろしくお願いします。
楽しみにしています。今は夢でも会えなくて」と話し、水木さんがいなくなって寂しい心情を吐露していました。

TVドラマ「ゲゲゲの女房」で水木夫妻を演じた向井理さん、松下奈緒さんもお別れ会の後の取材に応えています。
向井さんは「本当に自由な人だったと思う。あちらの世界で、好きなものを食べて、飲んでほしい」
松下さんは「水木しげるさんの奥様に一瞬でもなれたのは、今でも『素敵な経験をさせてもらった』という気持ち」とコメントしました。

水木しげるさんの葬儀・お別れの形

太平洋戦争下のニューギニア、ラバウルのジャングルでの過酷な戦争体験を経てもなお、マイペースでいらずら心あふれる人柄で知られた水木しげるさん。
弟子の荒俣さんいわく「話していると幸せにさせてくれる人で、『幸せ菌』をばらまいているのではないかと思うくらい」
そんな水木さんのために、発起人やお別れの会の関係者らがアイデアを出し合い、「いたずら」が散りばめられた心温まる、水木しげるさんのお別れの会をご紹介しました。

人生のゴールを考える:終活のすすめ

著名人のお別れの形をロールモデルとして様々紹介していますが、
死はいずれ誰しもに訪れることです。
そして突然のお別れが、いつ誰に起こるかも分かりません。

終活は今ここからをよりよく生きるための準備

ここからをよりよく生きるためにライフプランを考えるのと同様に、人生のゴールを考えることは、年齢を問わず大切なことと当サイトでは考えます。
終活は死に支度ではなく、今ここからをよりよく生きるための生き支度です。

どんな形でご自身が人生のエンディングを迎えたいのか、大切な人とどんな関係を気づいてお別れしたいのか、今一度思い描いてみませんか?
自分を含めて大切な人を大切にするためのエンディングノートを記すことは、人生のプランやキャリアの棚卸になります。

よりそうエンディングノート無料プレゼント

もし、ご自分やご家族の葬儀・終活・法要について興味のある方は、是非下記よりお問い合わせください。
こちらのサイトから「よりそうのお葬式」の資料を請求した方全員に、オリジナルのエンディングノートが無料プレゼントしています。
ご自身、ご家族様の終活の参考にご活用ください。

エンディングノートの目次は以下の通りです。

目次 内容
自分のこと ご自分の基本情報、健康状態、自分史およびルーツ
家族・親族・友人のこと 家族一覧、親族・友人一覧、その他の方の連絡先、親族表、家族・友人について
資産のこと 銀行口座、不動産、保険、年金、有価証券、その他の資産、借入・ローン
資産のこと 銀行口座、不動産、保険、年金、有価証券、その他の資産、借入・ローン
介護・医療のこと 介護、告知について
葬儀・お墓のこと 葬儀、墓地墓石に関して
遺産・相続のこと 遺言、相続について
その他 家族や友人へのメッセージについて

 

ご家族の負担を減らすため、自分が元気なうちに、お葬式のことを決めておきたい方もどうぞ。

4.5/5 (2)

この記事はよりそうのお葬式が書いています
お葬式の無料相談
24時間365
ご相談受付中
0120-541-706
深夜、早朝構わずお電話ください
エンディングノート
葬儀の事前お申込みで費用が最大6万円(税抜)割引
エンディングノートプレゼント!!
エンディングノート
葬儀の事前お申し込みで費用が最大6万円(税抜)割引
エンディングノートプレゼント!!
お坊さんの手配が必要な方はこちら
お坊さん手配サービス

お葬式の無料相談

24時間365ご相談受付中
0120-541-706
深夜、早朝構わずお気軽にお電話ください

copyright © 2020,Yoriso.Co.Ltd. All Rights Reserved.