位牌の構造|位牌の様々な装飾の名前

- [投稿] 2020年08月03日
- [更新] 2020年09月16日

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位牌の構成
位牌は、故人の戒名や法名を記してお祀りする木札ですが、ただの名札ではありません。
そのため、名前を記す板を装飾した台座に乗せ、頂に雲形の飾りを配したり、屋根をかぶせたり、立派な扉をつけるたりすることもあります。
このような装飾が施されるのも、位牌が仏様となった故人を表す象徴であるという意味で、仏像と同じように考えられているからです。
位牌の札板(ふだいた)と台座
複雑な工程を経て作られる位牌は、故人の戒名や法名を記す「札板(ふだいた)」部分と、様々な装飾が施された「台座(だいざ)」部分で構成されています。
台座は専門的には、「荘厳具(しょうごんぐ)」と言います。
「荘厳」とは、いろいろな器物やデザインで美しく厳かに飾ることを意味します。
位牌の台座を飾る花びら
位牌の台座を飾る蓮の花びらのことを、仏教では「連弁(れんべん)」と呼びます。
連弁のうち、花びらが上を向いているものを「仰蓮(ぎょうれん)」または、「受花(うけばな)」と言います。
受花は「受華」、「請花」とも書き表します。
同じ連弁でも下向きに垂れているものは、「伏蓮」や「反花(かえりばな)」と言い、「返り花」とも書きます。
位牌の台座部の構成
札板の台座部分である「二の板」と下側の台座である「受け」を繋いでいるくびれた部分は「茄子座(なすざ)」と言います。
位牌を支える一番下の脚の部分は、「框座(かまちざ)」と言い、様々な形があります。
位牌は、これら全てが分解できるようになっており、札板を取り外して彫刻を追加することや、装飾部分を補修することができます。
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