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お盆の法要で気をつけるべきことは?法要の常識とマナーまとめ

  • [投稿] 2018年04月23日
  • [更新] 2021年05月07日

日本では古くからの慣習で、お盆にはご先祖様の魂が家に帰ってくると考えられています。
そのためお盆には法要を行ってご先祖様を大切に受け入れる家庭も多く、地域によっては初盆だけでなく一定期間毎年行うところもあります。
ただ、各家庭ごとに見るとお盆の法要はそう頻繁に行われるものではないので、いざ行うとなるとマナーや常識が分からず困ってしまう人も多いでしょう。
お盆の法要で注意すべき点や一般常識について解説していくので、知識として覚えておきましょう。

▼詳しい内容と手配方法▼

お盆に法要はするもの?

お盆は一般的に8月13日から15日にかけてというイメージが強いですが、特にこの日と決まっているわけではありません。
地域によっては7月の中旬がお盆に該当することもあり、親戚が集まりやすい日にしている家庭も多いです。
いずれの時期でも、お盆が近づくとご先祖様の魂が返ってくるため、普段とは違った特別な供養が行われています。
お寺では正式な供養の儀式が執り行われますが、各家庭では仏壇にお盆用のお供えや提灯などを飾って、故人の御霊を迎える準備をすることが多いでしょう。
ただし、故人が亡くなってから初めて迎えるお盆の場合、初めて家に御霊が返ってくる大切な日であるため各家庭でも特別な法要を行うケースがほとんどです。この場合、四十九日の法要が済んだ後の最初のお盆が初盆となるのでうっかり間違えないようにしましょう。
お盆の時期が四十九日の最中だった場合は、その年ではなく来年のお盆が初盆ということになります。

初盆の法要は地域によって内容が様々に異なりますが、一般的にはお寺から僧侶を招いて読経してもらい、その後に参加者全員で食事などを行います。
読経で故人の御霊を供養した後、親戚や知人などで一緒に食卓を囲み、故人の思い出話に花を咲かせて偲ぶことが主な目的です。
お寺や自宅、法要を行った会場などで食事をするのですが、参加者が多い場合は準備も大変なので早めに計画を立てる必要があります。
自分がお盆の法要に参加する側の場合は、持参するものや服装などのマナーも異なるので注意が必要です。
特に初盆の法要は一般的なお盆とは違って本格的な内容になることが多いので、マナーを覚えておかないと大恥をかいてしまいます。
参加する前に必ず初盆かどうかの確認を行い、準備をしっかり行っておきましょう。

お盆の法要のときの服装は?

お盆の法要に参加する場合、真っ先に注意しなければならないのが服装です。故人を偲ぶというお盆の目的に相応しく、きちんとした服装を心掛けなければなりません。
初盆の場合は特にマナーに注意する必要があるので、ケースごとに相応しい服装を知っておきましょう。

初盆の場合、基本的には喪服がベストです。親族のみで法要を行う場合も知人や友人などを招く場合も、自分が参列者の場合も喪服を準備しておけば問題ありません。自宅ではなくお寺や葬儀会館などで法要を行うケースも多いので、普段着で出かけては場違いになってしまいます。
普段着では駄目だと決まっているわけではありませんが、やはり故人を偲びつつ悲しみを表現するには喪服が最も適していますし、法要と言えば喪服というのが一般常識なので忘れないようにしましょう。
ただし、真夏の暑い日などは長袖シャツに上着まで着こむのは健康面で問題がある可能性もあります。
また、参列者であれば喪服までは求められないこともあるので、このような場合は黒っぽい地味な服装であれば問題ないでしょう。
もちろん、黒っぽい服と行っても肌の露出が多かったり奇抜なデザインのものは非常に失礼なので、遺族や参列者に不快感を与えないよう配慮することが大切です。親戚のみで法要を行う場合は、堅苦しくする必要もないので普段着で構わないとするケースも多いです。
各家庭の考え方に大きく左右されるので、事前に親戚間で服装について打ち合わせをしておきましょう。

喪服以外で初盆の法要に参加する場合、黒っぽい服ということ以外にも注意すべき点があります。
例えば女性の場合、パール以外のアクセサリーはNGですし、デニム生地の服もマナー違反です。ラメ素材やライトストーンなどが付いたものも華美に見えるので避けましょう。
男性はネクタイピンやカフス、派手な時計なども付けてはいけません。男女とも、タンクトップや膝上丈のスカート、ズボンなどは肌の露出が多くなってしまうので法要には相応しくありません。
このように、いくら喪服以外で構わないとは言っても、最低限守るべきマナーはあるので注意してください。

お盆の法要で準備すべきこと

お盆の法要を行う場合、事前にやらなければいけないことが多くあります。まず、初盆で僧侶に来てもらう場合はその手配を行わなければなりません。
お盆の時期は法要を行う家庭も多いので、地域によっては僧侶の予定が空いておらず、希望する日に来てもらえないこともあります。
親戚や知人などに法要の日時を伝えた後に僧侶が来られないとなっては大変なので、真っ先にお寺へ依頼をするようにしましょう。
この場合、法要が決まったら1日でも早く依頼することが大切です。
ギリギリになればなるほど、お寺や僧侶の予定が埋まってしまう可能性が高いので注意が必要です。

次に、参列者への告知も必要です。
親戚のみで行う場合は直接連絡すれば良いですが、知人や友人などにも参列してもらうなら方法を考えなくてはなりません。
法要の詳細を記した手紙などを出す必要があるので、葬儀に参列してくれた時の芳名帳などをチェックしておきましょう。
葬儀会館などで法要を行う場合、会場のスタッフに依頼すれば手紙の作成や発送などの実務を代行してくれることもあります。
自宅で行う場合は自分達で全て行う必要があるので、時間に余裕を持って取り掛かりましょう。

参列する人数が固まったら、法要後に皆で食べる料理の準備をします。地域によっては近所総出で料理を作ることもありますが、基本的には葬儀会館などで法要用の精進料理を準備してもらいます。
自宅で行う場合は、仕出し料理などを注文しておきましょう。
これも僧侶と同じく、お盆の時期には混み合うことがあるので早めの注文が必須です。

法要が終わると、遺族から参列者へお返しの品を渡します。法要があると参列者が包む香典なども高額になりがちなので、お返しの品も相応の内容にする必要があります。
一般的には約3,000円から5,000円前後がお返し品の相場とされており、海苔や洗剤、水菓子など消えてなくなるものを選ぶのがマナーです。

最後に、法要を自宅で行ったり、法要後に参列者が焼香に来てくれる場合は精霊棚や仏壇などにお供え物を準備するのも忘れないようにしておきましょう。
お盆に帰ってきた故人の御霊が寂しくないよう、供養の気持ちを表すためにもお供え物の準備は大切です。お供え物の基本は五供というもので、線香に花、灯燭に浄水、「おんじき」と呼ばれる食べ物などをお供えします。
仏壇の周りに提灯を飾り、賑やかな様子にしておくのも良いでしょう。
参列者から受け取ったお供え物は、故人の御霊からよく見えるように包装紙などから出してお供えするのがマナーです。

お布施の金額相場は?

お盆の法要で僧侶に読経してもらった場合、お礼としてお布施を用意します。
お布施はあくまでもお礼の気持ちを示すものなので、決まった金額などはありません。
お寺や僧侶にお礼の金額を尋ねても、お気持ちでと言われることがほとんどです。地域によってはお金ではなく、食事やお土産品を代わりに渡すこともあります。このため金額相場を一概に言うことはできませんが、一般的な相場としては約5,000円から20,000円前後を渡す家庭が多いです。
ただし、お布施の金額は初盆か否かによっても変わります。初盆は特に大切な法要であり、お寺を借りて多くの人が参列したりお墓の前まで行って読経してもらうこともあります。
このためお寺や僧侶にかかる負担も大きく、お布施の相場も30,000円から50,000円と高額になります。

お布施を渡す際は市販品の白い封筒に入れて渡すのですが、直接手で渡すのは品がないと見なされるので、お盆などに乗せて渡すようにしましょう。
手ごろなお盆がないという場合は、袱紗に封筒を包んで手渡しすればマナー違反には当たりません。
お盆も袱紗もないという場合は、手ごろな大きさの菓子折りの上に封筒を置いて渡しても構いません。
菓子折りはそのままお土産として持って帰ってもらうことも多いので、参列者からいただいたお供え物を使うのは避けた方がよいでしょう。
また、お布施だけを渡すのはあまりに味気ないので、一緒に飲みものやちょっとしたお菓子などを渡し、読経の労をねぎらいつつお話を伺うことも大切です。

▼詳しい内容と手配方法▼

お車代や御膳料は必要?

遠方から僧侶が自分の車やバイクなどで来てくれた場合、交通費としてお車代を渡します。
金額はお寺から法要会場までの距離に応じて高くなりますが、基本的には5,000円から10,000円ほどを包みます。
僧侶が遺族側の手配したタクシーに乗って来た場合は、そのままタクシー代を払えば良いのでお車代を準備する必要はありません。
帰る際も、着た時と同額のタクシー代をあらかじめ支払っておきましょう。お車代を断る僧侶もいますが、マナーとして一度は断るようにしているケースも多いので、すぐに引っ込めたりしないでください。
断りを一度受け、そのうえで再度丁寧に渡すようにしましょう。

また、お盆の法要で僧侶に読経してもらった場合、そのまま食事にも同席してもらうのがマナーとされています。
しかし実際には僧侶も多忙ですし、親戚水入らずで故人を偲んでほしいという気持ちも強いので、食事は遠慮するケースが多いです。
このような場合、本来なら食べて行くはずだった食事の代わりとして、御膳料を渡すことになります。事前にお寺に食事を食べるか聞くのは非常に失礼なので、どちらにも対応できるように御膳料を準備しておくと良いでしょう。
御膳料の相場は食事の内容にもよりますが、5,000円から10,000円前後が一般的です。
中には御膳料を頑なに辞退するお寺や僧侶もいるので、お金の代わりに少し高級な折詰弁当などを用意しておくとスマートです。
弁当であれば気兼ねなく受け取ってくれるケースが多いので、どうしてもお礼がしたい場合はサッと渡せるように準備しておきましょう。
ただ、真夏だったり次の法要が控えている僧侶の場合、弁当を持たせると腐ったり邪魔になったりして迷惑になることもあるので注意が必要です。
さり気なくこの後の予定を聞いたり、弁当の代わりになるお土産品を用意したりするなどして、迷惑にならないよう対策しておきましょう。

お布施の表書きの書き方は?

お布施を封筒に入れたら、そのまま渡すのではなくきちんと表書きをしてから渡しましょう。
この時、薄墨ではなく普通の濃い墨で書くのが正しいマナーです。
一般的に香典など葬儀関連で渡すものは薄墨が常識ですが、これは急な通夜や葬儀で墨を十分に用意する時間もなく駆け付けたという哀悼の意を示すものです。
お布施に関しては前もって準備するのが当然ですし、僧侶に渡すものなので哀悼の意を示す必要もありません。
このため、きちんとした濃い墨で丁寧に記入するのが一般的です。

表書きの書き方ですが、まず封筒の上の方に「御布施」と記入し、下の方には遺族の名前を記入します。
名前はフルネームでも構いませんし、例えば「山田家」というように苗字の下に「家」をつける書き方でも問題ありません。
単に苗字だけを記入するのはマナー違反なので、必ずフルネームか「家」をつけるか、どちらかにしてください。
内封筒がある場合は、その裏面に住所と名前、入っている金額を改めて記入します。ちなみに、冠婚葬祭では金額の数字は旧字体で記入するのが常識です。
例えば一ではなく壱、万ではなく萬というように、それぞれ旧字体を使うようにしましょう。

初盆なら法要に備えておこう

初盆の法要を行うかは各家庭が自由に決めることができるので、必ずしも行わないといけないわけではありません。
しかし実際にはほとんどの家庭で初盆の法要が行われており、親戚や知人などもそれを当然と考えていることが多いです。
亡くなった人を大切に思っていた気持ちの表れでもあるので、初盆の法要が行われる可能性はかなり高いと言えます。
このため、法要を行う側も参列する側も、お盆の時期が近づいたら法要に関するマナーや一般常識を正しく理解し、準備を徹底することが大切です。
どれも決して難しい内容ではありませんし、マナーを守れれば故人の面目も保たれるので、法要までにしっかり知識を身につけておきましょう。

▼詳しい内容と手配方法▼
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