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新型コロナウイルス拡大時期でのお葬式の実態と考え方

新型コロナウイルス拡大時期でのお葬式の実態と考え方
  • 2021年07月16日

本記事は2021/03/06時点の情報を元に作成しております。

新型コロナウイルス感染症の拡大防止を目的として、新型インフルエンザ特別措置法(特措法)に基づく緊急事態宣言を、令和2年4月16日、全都道府県を対象に発令されました。

これは、4月7日発令の東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府、兵庫県、福岡県の7都府県から始まり、そのすぐ後に、北海道、茨城県、石川県、岐阜県、愛知県、京都府の6道府県が加わった後のことでした。
※上記13都道府県「特定警戒都道府県」と位置づけ、特に注意が必要としています。

このような事態を受けて、お葬式の対応に悩まれている方に向けて、現状どのような対策や対応が取られているのか、そしてお葬式を行う際にはどのような点に気をつけるべきなのかお伝えしたいと考えております。

【新型コロナウイルス感染症予防や最新情報については首相官邸の発信をご確認ください】

外出自粛要請が発令されている中、お葬式は行えるのか

緊急事態宣言を受けて外出自粛の要請がなされておりますが、お葬式におきましては「社会生活を維持する上で必要な施設」として葬儀場が指定されており、お葬式に関わる外出は制限されません。

ですので、通常通りお葬式を行うことが可能です。

しかしながらこのような時期にご親族やご友人、会社関連の方をお呼びする、一般的なお葬式を開催することにご不安を頂いている方もいらっしゃるかと思います。

弊社ならびに全国の葬儀社は、ご遺族の意思を尊重したお葬式を行いたいと考えておりますが、昨今の事情や国からの要請を鑑みますと、
参列者をお呼びする範囲を縮小する家族葬や、告別式のみを行う一日葬、火葬のみを行う火葬式を検討頂くのがよろしいかと思います。

新型コロナ影響でお葬式の規模が縮小傾向

新型コロナの影響を受けて、外出をできるだけ控えるという状況にあっても、毎日どこかで人は亡くなっています。

そして、新型コロナウイルスのまん延を受けて、お葬式の参列者を絞ったり、内容を縮小する傾向が増えています。

ご遺族もご友人も、通常時であれば、
「最後のお別れくらいちゃんとしたい。」
「生前世話になったから参列したい。」
「遺族の方にお悔やみを申し上げたい。」
と感じる方も多いと思います。

しかし、感染拡大が危ぶまれている地域では特に、新型コロナウイルスのクラスター(集団感染)に配慮する必要があります。

よりそうお葬式にご相談頂くお客さまやパートナー葬儀社さまのお声、ご依頼状況から以下3つの選択肢から選択されるケースが増えています。
「①火葬のみを行う火葬式」
「②通夜を省いて一日で行う一日葬」
「③先に火葬を行ってから後日お葬式を行う」

具体的なお葬式の内容と、どういった理由で選ばれているのかご説明いたしますので、ご判断の参考にして頂ければと思います。

①火葬式(直葬)

できるだけ参列者を抑えたい、こういう時期なので火葬のみ行う方がいいのではないか?というお気持ちからお問い合わせが増えています。

火葬のみを行うお葬式を「火葬式(直葬)」と呼ぶのですが、聞きなれない方も多いかもしれません。
通常のお葬式といえば、通夜・告別式を行うことが一般的ですが、火葬式では、ご遺体を安置してから通夜や告別式を執り行わず、そのまま火葬場へ向かいます。

親族含む5名程度でお別れの時間とお坊さんによる炉前読経を行うシンプルなお葬式の形態です。

感染予防とコロナによる経済的な影響により、お葬式と言えども、できる限りリスクを抑えていこうという考えから、火葬式を選ばれる方が増えています。

②一日葬

一般的なお葬式では、通夜と告別式を行ってから火葬を2日間で執り行うのが普通ですが、新型コロナ感染が拡大するなかで、2日も外出することははばかられます。

しかしながら、大切な身内との最後の時間を大切にしたいという方も多いことから、通夜を行わず告別式のみを1日で執り行う「一日葬」を希望する方も増えています。

一日葬というと、一日かけてというイメージを持たれる方も多いですが、実質2〜3時間から半日という短い時間で終了となります。

ご親族と本当に親しい参列者のみに絞った10~15名程度で執り行います。

式場は人が少ないので、空間が空いてしまい、お見送りするのには寂しく感じられるかもしれませんが、逆に密接を避けることに繋がるので、あえて広い会場を希望される方も多くいらっしゃいます。

③先に火葬を行ってから後日お葬式を行う

通常時であれば親族や近しい友人を呼ぶ家族葬や会社関係の方もお呼びする一般葬を希望される方でも、このような時期ですので、火葬式を選択されるケースがございます。

お世話になった方や親族全員集まって見送りたかったという喪主さまや、訃報を受けて、お葬式に参列したかったが、感染の懸念からやむを得ず欠席を選ぶ方も多く、ご家族および参列者が望むお別れの実現が難しい環境となっています。

よりそうお葬式にも「新型コロナウイルスが流行している中でどのようにお葬式をあげたらよいか」という相談が多く寄せられています。

そのような中で、後日でもよいから故人にゆかりのある人を集めて、ちゃんとしたお葬式をゆっくり営みたいというご家族のお気持ちから、コロナウイルスが終息した後にお別れの機会を作るという考え方が葬儀業界で広まっております。

新型コロナの時期のお葬式の注意点

お葬式は自粛対象ではありませんが、このような時期に多くの人が集まるお葬式を実施することは、感染のリスクを伴います。

とくに遠方の親族や高齢の方をお呼びするのは大変ご不安のことかと存じます。

お葬式を執り行う場合は、遺族や葬儀社だけでなく参列者も含め以下のことを注意・確認をしておくことが大切です。

少しでも「新型コロナウイルス」の感染を抑制できるよう、 予防および拡散防止対策を実施し、安心して「お葬式」を執り行っていただければ幸いです。

1)健康と安全ならびに公衆衛生を考慮し、マスクを着用

ウイルスの大きさは非常に小さく、市販のマスクでは十分な予防にならないという話もありますが、飛沫感染の予防にはなると言われており、口元を直接触ることがすくなくなることからも感染予防になりますのでマスクの着用を推奨しています。

また、葬儀スタッフやお坊さんもマスクを着用するケースが大半です。お葬式に参加するすべての人が感染予防の意識を高める必要があります。

2)消毒液による手の消毒

手に消毒液を染み込ませるように刷り込むと効果が高いと言われています。また感染は、目・鼻・口などを手で触った際に感染することがあるので、顔の周りにできるだけ手をもっていかないようにすることもウイルスの侵入抑制につながると言われています。

3)平熱より熱がある場合や過剰な咳がでるなどの症状がある場合は参列しない

体調の悪い方は葬儀社によっては入場をお断りすることがあります。症状がある場合は参列を控えるようお願いいたします。

4)三密の防止

お葬式では密閉、密集、密接の状況になることがあります。

通常時は故人を弔う為の読経中などは外部の音が入ってこないように密閉空間にすることも多くありますが、感染防止のためドアをあけておくことや、参列者と参列者の間をあけておくことが感染の可能性を少しでも少なくことを推奨します。

5)お坊さんがお越し頂けない場合もある

遠方から起こし頂く必要がある場合やご高齢の方の場合、直接お経をあげたくてもあげに行くことができない事例が発生しています。
菩提寺のあるご家族は事前にお葬式当日にお越し頂けるのか、出来ない場合はどのようにすべきか相談するようにしてください。

四十九日法要の時期までにコロナが終息するとは限らないので、納骨のタイミングでお経と戒名授与を行う場合や、テレビ電話を使って遠隔で葬儀読経を行ったという事例がありました。

菩提寺の無い方で、お坊さんにお経と戒名授与を希望する場合は、その旨弊社や葬儀社に対して、後日で対応できないかご相談を頂くことを推奨いたします。

新型コロナで亡くなってしまったら

タレントの志村けんさんや岡江久美子さんをはじめ、現在多くの方がコロナウイルスにかかり亡くなっており、今後も増加傾向になることが予想されます。

新型コロナウイルスが原因で亡くなられてしまった場合は、志村けんさんの時もそうでしたが、最後のお別れをする時間もなく、お骨でご自宅に帰られるなど、通常時のお葬式とは異なる対応も発生しております。

・お葬式は基本的に行えず、火葬式になる

2020/05/01時点で「よりそうお葬式」及び弊社パートナー葬儀社さまから頂いた情報では、都内において、全件火葬のみのご対応を行っております。

ですので、納骨の際に法要を行うことや、お別れ会(後日お葬式を行うこと)を行うお話をしております。

・葬儀社によってはお受けできないケースがある

葬儀社側が、物理的に安全な環境を担保できず、従業員への感染も考えて受け入れることが難しいという場合が実際発生しております。

・葬儀社とのお打ち合わせはすべてお電話など非対面で行う

ご家族は濃厚接触者の可能性が高く、葬儀社と対面での打ち合わせが行えません。ですので、すべてお電話でのご説明になる可能性が高いです。

こういった状況ですので、手続き関係も病院側や葬儀社側で代行して頂くケースも多くなってきています。

・葬儀社への連絡は病院が行うケースがある

通常であれば、病院の方から指示があり、紹介された葬儀社やご家族で決めた葬儀社に依頼のお電話を行いますが、病院が代わりに提携している葬儀社に連絡するケースがあります。

 ・ご遺体は全体を覆う非透過性の納体袋に収容

新型コロナウイルスに感染した患者が亡くなった場合、ご遺体からの感染リスクがあることから、ご遺体全体を覆う、非透過性の納体袋に収容して密封しすることを定めています。

・火葬時間は夕方や友引の場合も

コロナで亡くなった方は、通常の火葬場が受け入れている時間とは別の時間に火葬を行う対応をしている市区町村があります。
その日の最後の火葬が終わり、ご遺族が帰られてからの対応になるため、17時過ぎに火葬する場合があります。

・通常24時間以内の火葬は認められないが、その限りではない

本来であれば、24時間以内の火葬は禁止されていますが(墓地、埋葬等に関する法律第3条)厚生労働省は新型コロナウイルス感染症で亡くなったご遺体の取り扱いについて、24時間以内に火葬することを認めています。

ただし、実態としては当日中の火葬は手続き等にかかる時間で、難しい状況です。

どのような形でも故人を偲ぶ時間を作ることが最大の供養

このような時期でお葬式を縮小せざるをえない方が増えていると思います。

新型コロナウイルスは、身体的な恐怖だけなく経済的・金銭的にも蝕んでいます。故人をしっかりお見送りするとともに、金銭面のケアと、感染防止の3密を意識した行動が必要になります。

よりそうお葬式では、多くの参列者は呼ばず、少人数で空間に十分な距離をとった形での一日葬や、火葬を先に行ってから新型コロナ終息後にお葬式を行うことを推奨しております。

このような時期だからこそ、ご遺族や参列者さまへの配慮をしたお葬式が求められていますが、どのような場合でも、どのような場所でも、ひとりひとりが故人さまを偲ぶ時間を作ることが故人さまにとって最大の供養になるかと思います。

新型コロナウイルスを理由に葬儀や49日などの法事を断っても大丈夫?

親戚や大切な人の葬儀・法事が行われる場合は、出席を考えるケースが一般的でしょう。しかし、新型コロナウイルスが猛威をふるっている現状として、感染予防や移動距離などの観点から、どうしても出席が難しいケースもあります。また、新型コロナウイルスを理由に葬儀や49日などの法事を断ると「角が立たないだろうか」と心配する人も少なくありません。結論から言うと、葬儀や法事を断るかどうかは自己判断であり、致し方のないことです。

感染者がはっきりとわからない新型コロナウイルスは、どんなに対策を行っても必ず感染を防げるという保証はありません。家族に小さな子どもや高齢者がいたり、医療関係の仕事に就いていたりするなど、感染リスクが気になる人もいるでしょう。変化の激しい現状を踏まえると「自分の身を守れるのは自分」という認識を持つことは当然のことです。本来は葬儀や法事に参加したほうが良い間柄であっても、このような状況下では辞退を考えることは決して間違いではありません。誰が辞退の良し悪しを決めるというものではなく、自身でしっかりと考え、リスクを加味したうえで決断することが重要です。また、辞退する場合は「伝え方」が非常に重要になってきます。きちんと誠意を持ち、マナーを守って辞退を伝えることで、相手にもその気持ちと心配りが伝わるでしょう。

葬儀への参列を辞退するときの連絡手段とマナーについて

葬儀への参列を辞退する場合、連絡手段の使い分けやマナーを守った伝え方が重要になります。連絡手段には「電話」「メール」「手紙」などが挙げられます。相手に失礼にならないよう、しっかりとポイントを確認しておきましょう。

連絡のタイミング

葬儀への参列を辞退する場合、連絡するタイミングは最も気をつけるべきポイントです。通常、亡くなってからお通夜までの時間はそれほど長くありません。したがって、極力早く欠席することを相手に伝える必要があります。遺族の事情を十分に考えて、どんなに遅くとも前日までには伝えるようにしましょう。

辞退する理由を伝える

欠席の理由と謝罪をきちんと相手に伝える必要があります。なお、欠席の連絡をするときに「どこまで説明すればいいのだろうか」「新型コロナウイルスが理由だと正直に伝えるべきなのか」と悩む人もいるかもしれません。基本的に親族などの親しい間柄であれば、正直に辞退する理由を伝えても問題ないことが多いでしょう。嘘をつくと後々ほころびが生じ、関係に亀裂が入ったり思わぬトラブルに発展したりするおそれもあります。

このようなことを踏まえると、良好な関係であれば正直かつ誠実に気持ちを伝えるのも一案です。反対に、親しい間柄でなければ基本的に辞退の理由を明確に伝える必要はありません。遺族の気持ちを汲み「やむを得ない事情で」というようにやや含みを持たせた伝え方をすることが無難です。なお、療養中だったり遠方に住んでいたりする場合は、正直に理由を伝えても問題ないでしょう。

電話

参列辞退の連絡手段として、一般的なものは電話です。電話は声のトーンや様子など細かなニュアンスまで伝わりやすいというメリットがあります。相手にしっかりと気持ちを伝えたい場合は、電話を選ぶと良いでしょう。ただし、電話で連絡を入れる場合は相手の都合を考慮することが求められます。突然の電話には対応できないケースもあるため、相手の忙しくない時間を見計らって連絡を入れましょう。また、遺族は葬儀の準備や調整など、時間に追われている可能性もあります。なるべく長時間の会話は避け、辞退する旨を簡潔に伝えるようにしましょう。

メール

なかなか電話をする時間がない場合は、メールで辞退の連絡を入れる手段もあります。スマートフォンやパソコンの普及によってメールを日常的に使用する人も多く、簡単に連絡を入れられることが利点です。普段からお互いにメールをよく利用しているという場合は、メールで辞退する旨を伝えるのも良いでしょう。

ただし、メールは電話のように肉声ではなく、文面のみのやり取りになるからこそ、誤解が生じやすいのが難点と言えます。相手に失礼のないように、マナーを守り丁寧な文章を心がけることが肝心です。文字の打ち間違いや記載の不備などがないように、慎重に文面を考えましょう。特に、参列をしない旨は必ず書いておく必要があります。お悔やみの言葉や辞退することのお詫びも忘れずに盛り込みましょう。また、絵文字の使用は避ける、長文は控えるといった点に注意が必要です。

手紙

葬儀に参列できないことを手紙で伝える方法もあります。ただし、手紙は相手の手元に届くまで時間がかかることがデメリットです。基本的に、訃報を聞いたら速やかに参列の辞退を伝えるのがマナーです。万が一、手紙を出したものの日数がかかり、葬儀の日までに間に合わない場合、失礼にあたるため注意しましょう。それに、手紙は相手が忙しかったり忘れたりして、内容を確認しない可能性も少なからずあります。

このような点を踏まえると、手紙のみで辞退する旨を伝えることは避けたほうが無難です。まずは電話をかけたりメールを送ったりして、迅速に相手へ連絡を入れることが大切と言えるでしょう。どうしても手紙で気持ちを伝えたい場合は、電話やメールのあとに改めて手紙を送ることがおすすめです。お悔やみとお詫びの気持ちを込めた、遺族の気持ちに寄り添う手紙を送りましょう。

参列を遠慮する場合の伝え方

参列を遠慮する場合は、相手に失礼のないような伝え方をすることが基本です。電話・メール・手紙のいずれの連絡手段を取るにしても、丁寧かつマナーを守った言葉を心がけましょう。参列を辞退する場合の例文としては「直接お見送りしたかったのですが、体調がすぐれず万が一を考え今回は欠席させていただきます。申し訳ございません」「本来なら速やかに駆けつけるべきところ、止む負えない事情があり欠席させていただきます。お伺いできず申し訳ございません」というようなものが挙げられます。

ポイントは「やむを得ない事情でどうしても参加ができない」という文章を意識することです。あわせて「参加できず心から残念に思っている」「申し訳ない」というお詫びの気持ちを盛り込むようにしましょう。さらに「忌み言葉」にも細心の注意を払う必要があります。忌み言葉とは、不幸を連想させるような縁起の悪い言葉のことです。たとえば「ますます」「たびたび」のような重ね言葉は、不幸が続くようなイメージになるため使用を避けなければなりません。

そのほか「4」「9」といった数字は苦しむことを連想させるため、使わないようにしましょう。「ご生存中」「死」などの生死に関する単語も不適切な言葉です。失礼な印象にならないよう、使う言葉には気をつけましょう。

弔意を伝える方法-弔電を送る

離れた場所から弔意を伝えるためのポピュラーな方法として「弔電を送る」ことが挙げられます。弔電の概要や送るときの注意点についてチェックしていきましょう。

弔電とは

弔電とは、故人や遺族に向けてお悔やみの気持ちを伝えるために送る電報のことです。お通夜や葬儀などに参列できない場合などに活用されます。弔電は葬儀式の最中に読み上げられるケースが一般的です。ただし、あまりにも多くの弔電が届いた場合、時間の関係上すべてを読み上げることが難しく、供えられるだけというケースもあります。

弔電を送る方法

弔電の申込みは、基本的に電話やインターネットなどから行えます。なお、弔電は故人および遺族に対して配慮した内容を心がけることが重要です。お悔やみの言葉や忌み言葉に気をつけて内容を考えましょう。

弔電を送るときのマナー

弔電は、訃報を耳にしたら速やかに準備を行うことが大切です。基本的に、お通夜や葬儀の前日までに送ることがマナーだとされています。遅くとも、葬儀が開始されるおおむね3時間前までには届くように手配しましょう。ギリギリの到着にならないよう、できる限り早めに準備を行うことが重要です。なお、宛名は喪主名・フルネームで送ります。万が一、喪主名がわからないときは故人のフルネーム、もしくはご遺族様と併記しましょう。送り先は葬儀が行われる場所に指定することが一般的です。葬儀を自宅で行う場合は自宅宛、斎場で行う場合は斎場宛となります。

弔意を伝える方法-香典を渡す

葬儀に欠席する場合でも「香典を渡す」ことでお悔やみの気持ちを伝えられます。香典の渡し方は大きく分けて「代理人への依頼」「郵送」「弔問」などがあります。

代理人への依頼

知り合いに葬儀に参列する人がいる場合は、代わりに香典を渡してもらうように依頼することも可能です。表書きは自身のフルネームを記載しましょう。そのあと、名前の左下に「代」を書いておきます。代理人が配偶者の場合は「内」と記載します。

郵送

遠く離れた場所で葬儀を行う、代わりに香典を渡してくれる人がいないなどのケースでは、郵送という選択肢があります。郵送の場合、現金書留で香典を送ることが基本です。ただし、現金書留は一般的に日時の指定ができません。また、本人以外は受取りができないため、送るときは注意が必要と言えます。葬儀当日は忙しいため、現金書留の到着日をずらす、葬儀よりも遅れて届くと伝えておくなどの配慮を心がけましょう。

弔問

葬儀に参列できない場合は、後日改めて自宅に弔問して香典を渡す方法もあります。その場合は、いきなり訪問しないようにしましょう。きちんと遺族に予定を聞いておき、スケジュールを調整したうえで訪問することがマナーです。とくに、葬儀の前後は何かと忙しい時期です。遺族の状況を考慮したうえで訪問する日時を決めましょう。基本的には、49日までに葬儀が落ち着いた頃合いを見計らってお参りすることが無難です。その際に「お線香をあげに伺ってもいいですか」と聞くとスマートでしょう。葬儀後も遺族は何かと手続きや対応に追われているものです。なるべく負担にならないよう、配慮を忘れないように弔問することが大切です。

弔意を伝える方法-贈り物を用意する

事情があり葬儀には参列できないものの、弔意を伝えたい場合は「贈り物を用意する」ことも一案です。マナーを守った供物であれば失礼にあたらず、惜別の想いを伝えることができます。贈り物としては「供花」「故人の好物」などが多く選ばれます。

供花

供花とは、その名前のとおり故人に供えるための花を指します。一般的には、葬儀会場を飾り付けるときに使われます。なお、供花は宗教によって使用されるものが変わってくるため、選ぶ際に注意が必要です。仏教は基本的に生花が使われます。花の種類としては菊やカーネーションなどが選ばれることが多いでしょう。

キリスト教も仏教と同じように生花を使うことが基本です。使われる花の種類は洋花がメインとなり、ユリやカーネーションなどが用いられます。また、高級感を演出するために胡蝶蘭を使用するケースもあります。このように、宗教に合わせた花を選ぶことが肝心です。供花は素人が選ぶと花の種類や色味がバラバラで、統一感のない仕上がりになってしまうこともあります。しっかりとマナーを守り、見た目にも美しい供花を送りたい場合は、葬儀社へ依頼することがおすすめです。

故人の好物

故人の好物を供物として送ることもできます。供物としては、果物やお菓子などを選ぶことが無難です。果物の場合は、その季節に合う故人が好きだったものを選びます。メロン・りんご・ぶどうなどを選ぶケースが多い傾向です。お菓子の場合は、常温で保存できるおせんべいや焼き菓子、ゼリーなどを選ぶケースが多いでしょう。日持ちしないものや要冷蔵のものなどは、極力避けるようにしましょう。

よりそうお葬式からのご提案

・お坊さん便の電話法要

僧侶様よりご利用者様にお電話し、電話越しにご法要(読経と法話)を行う「お坊さん便の電話法要」を開始しました。

法事法要を行う予定していたが、このような時期での実施をご不安に思われている方はぜひご検討ください。

※お葬式での読経は電話では対応していません。また、位牌の開眼や納骨の儀など対面が必要な場合は電話では対応できないため予めご了承ください。

期間:2020年4月14日(火)〜
詳細:お坊さん便の電話法要

※感染拡大の状況により、予告なく変更・終了する場合があります。予めご了承ください。



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