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仏壇の歴史 | 仏壇を持つ理由

仏壇の歴史 | 仏壇を持つ理由
  • [投稿] 2020年08月03日
  • [更新] 2020年09月16日

仏壇の普及

仏壇は、ご本尊様と、ご先祖様の位牌を安置し、お参りするための祭壇です。
私たちは、日々仏壇にお参りすることで、仏様を供養し、仏教への信仰を深めているのです。

いつ頃から仏壇が置かれるようになったのか?

奈良時代の天武14年(西暦685年)、天武天皇が「諸国、家ごとに、仏舎を作りてすなわち仏像及び経を置きて、礼拝供養せよ」と勅令を出されたと、『日本書紀』に記されています。

もっとも、ここで言う「家」とは、一般庶民の家ではなく、国司の庁舎を指していると考えられます。

現存する最古の仏壇「玉虫厨子(たまむしのずし)」

現代の仏壇のルーツと言われている「玉虫厨子(たまむしのずし)」は飛鳥時代のものです。現存する最古の仏壇と言われ、奈良の法隆寺に安置されています。

「厨子」とは、大切なものを安置するための、扉がついた入れ物のことです。玉虫の羽の美しい装飾が施されていることから「玉虫厨子」と呼ばれています。
黒塗りで金具の装飾があり、現代の「金仏壇」との共通点が見られます。

庶民が仏壇を持ったきっかけ

飛鳥時代に仏教が日本へ伝来し、国策に用いられるなどして発展しました。
しかし、当初は貴族階級のためのもので、仏壇もまた、庶民には縁がありませんでした。

仏教が庶民に広まったのは、鎌倉時代です。
さらに以前、室町時代中期には、浄土真宗の蓮如上人が各地を回り、仏教の信仰を広め、また、仏壇を持つよう門徒へと説きました。その教えが、庶民も仏壇を持つきっかけとなりました。
尚、現在、浄土真宗で用いられている金仏壇は、蓮如の説いた「お袖縋りのお文」の阿弥陀如来の姿が元になっていると言われています。

檀家制度の始まり

室町時代、蓮如のすすめにより、浄土真宗の門徒には仏壇が広まりましたが、他の宗派に普及したのは江戸時代に入ってからでした。
江戸時代初期、キリスト教の信仰を禁止した幕府は、すべての庶民に対し、“キリシタンでないことの証明”として、お寺の檀家になることを命じました。これを「寺請制度」と言います。
同時に、檀家には仏壇をもつことを義務付けたため、日本全土で仏壇が普及しました。

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