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浄土真宗 大谷派の仏像・位牌・仏壇について

浄土真宗 大谷派の仏像・位牌・仏壇について
  • [投稿] 2020年08月03日
  • [更新] 2021年05月07日

真宗大谷派の仏壇を用意しようと検討中の場合では、絵像や脇侍の選び方に特徴がありますので、しっかりとポイントを押さえておくことが大切です。位牌を用いずに過去帳を使うのも、一般的な仏教の宗派とは異なる点です。

真宗大谷派の特徴なども交えながら、仏壇の正しい祀り方について見ていきましょう。

浄土真宗 大谷派の御本尊と脇侍 – 仏像・掛け軸の選び方と祀り方

上部の後光が6本あるのが大谷派の阿弥陀如来

浄土真宗では御本尊は「阿弥陀如来」となっており、真宗大谷派もこれは例外ではありません。
浄土真宗ではどちらかと言うと、仏像よりも掛け軸のような絵像を用いることなっています。
ここで気をつけるべき点として、絵像を安置する場合には後光の数が挙げられますので、間違わないように要チェックです。

後光は阿弥陀如来の絵像の背景になっている光の筋のことですが、東本願寺派はこの数が上部で8本ですが、真宗大谷派は6本なのが決まりです。微妙な違いですが最終的に後光の本数が異なって来ているので、大切な点と言えるでしょう。

同じ本願寺派でありながら、西と東の大谷派でこのように異なる理由は、この宗派がたどってきた歴史に理由があります。本願寺は宗祖である親鸞の孫である覚如によって成立しました。しかしもともと一つであった本願寺派は、後の関ヶ原の合戦の後に分裂してしまいます。これによって東西に別れたために、法具や掟などの面で差異が設けられることになりました。

絵像の場合は上記のような違いがありますし、仏像を安置する場合にも違いが設けられています。
西本願寺派では後背があるものを選ぶのに、真宗大谷派は後背はなく、後光のみの像を用いるのがしきたりです。

十字名号と九字名号が大谷派の脇侍

中央に配する御本尊の左右に配置されるのが脇侍で、これは宗派によって内容は様々です。
菩薩様を配置することもあれば、天や明王を用いる場合もあります。これも真宗大谷派では西本願寺派と異なるので、注意が必要です。 真宗大谷派では脇侍には十字名号と九字名号を配置するのが決まりとなっています。

基本的には他の宗派では菩薩様などの人物が多いのですが、大谷派はこのように 十字名号と九字名号となっており珍しい祀り方と言えるはずです。この名号と言うのは仏や菩薩様の称号のようなもので、九字名号は「南無不可思議光如来」となっており、十字名号は「帰命尽十方無碍光如来」となります。

これは特に格の違いなどではなく、字数の違いによって十字や九字とされており、他には六字名号も挙げられるでしょう。 かつての仏教では絵像や仏像を配置することが基本でしたが、江戸時代などではこれは高価なものでした。

このために浄土真宗本願寺派第8世宗主であり大谷本願寺の住職であった蓮如上人は、これらの「帰命尽十方無碍光如来」などを紙に書いて庶民に与えることで、仏教の教えを広めて行ったそうです。
この名残として脇侍には名号を用いるのが、大谷派の決まりとなったのでしょう。

阿弥陀如来の仏像・掛け軸のサイズの見方と選び方

真宗大谷派は位牌を用いませんのでコンパクトな仏壇を設置しやすくなっています。
ただし気をつけておきたいのが、御本尊である仏像や掛け軸のサイズについてです。
仏具店で相談して揃えてしまえば問題は無いと思いますが、自身で選ぶ時には気をつけたい点が幾つかあり、失敗すると仏像が入らないと言ったケースも無くはありません。

仏像を探してみると、店頭では尺寸で表記されているのが目に入るはずです。 ここで要注意なのは表記されている尺数は仏様だけの大きさであると言う点となります。つまり仏像では他に台座であったり後光などが付属するわけですが、これらのサイズについても計算して、購入することが必要なわけです。

もしも台座や後光のことを忘れてしまうと、折角の仏像が入らなかったり、ギリギリすぎてアンバランスになったりしてしまいます。 絵像を用いる場合にも高さについては注意が欠かせません。スタンドタイプになっており自立できるような絵像ならば、そのまま配置することが可能です。

しかしそうではないタイプの場合は吊るしたりする必要があるので、そのための高さを確保することが必要となります。つまり絵像の場合も掛け軸だけではなく、総合的なサイズを考えて選ぶことが大切です。

阿弥陀如来の仏像・掛け軸の正しい祀り方

真宗大谷派では「阿弥陀如来」を御本尊として中央に祀ります。仏像の場合もあれば絵像の場合もあり、どちらを選んでも大丈夫です。上述の通り大谷派では仏像では後背がないもの、絵像では上部の後光が6本のものを選ぶと言うことは忘れないで下さい。

脇侍となる脇掛けは向かって左側に九字名号の「南無不可思議光如来」を配し、右側に「帰命尽十方無碍光如来」の十字名号を祀ります。この名号を脇侍とするのは標準的ではありますが、お寺や地方の慣習によっては親鸞聖人や蓮如上人の絵像を配置する場合もあるようです。

この辺りはお寺と相談して、確認してから選んで行くと問題はないでしょう。 他には仏具などを用いる点は、一般的な仏教の宗派と変わりがありませんが、原則として位牌は置かないのが特徴です。
また同じ本願寺派でも東西で用いる仏具に違いがありますので、気をつけましょう。

これらの情報は標準的なものではありますが、地域やお寺によっては、異なっている可能性が否定できません。
予めお寺の方に相談して確認してから仏壇を選ぶようにすると、正しい仏像の選び方や祀り方を教えてくれるはずです。

浄土真宗に位牌は必要ない?過去帳や法名軸と今の時代の流れについて

浄土真宗の考え方だと位牌は必要ない

そもそも本筋で言えば浄土真宗に位牌は必要ありません。それにはしっかりとした理由があるのです。
浄土真宗以外の宗派においては、亡くなった際には戒名を授かることになっています。

戒名とは、戒を得て仏門に帰依した者に与える法号のことを言います。後に浄土真宗のような無戒の宗派が出てきて真宗における法名と受戒者の法号とを区別するため戒名と呼ぶようになりました。
戒名を授かることで仏の弟子になると考えるのです。そしてあの世で修行に励み成仏できるようにと、残された家族が祈る対象や供養の対象として位牌が用いられているのです。

一方、浄土真宗では本尊である阿弥陀如来を信じることで誰でも仏になれるという事が約束されるという教えを守る宗派になります。すなわち故人は、誰もが弟子ではなく仏になり、魂は浄土にいくのだと考えられています。
そのため、本位牌に行う魂入れ自体を必要ないとしています。

浄土真宗では、魂そのものが亡くなった時点で仏になり魂は浄土に行っているためこの世にはありません。
代わりに、個人の名前を記録し後世にも残しておくという意味もあって過去帳法名軸で個人の名を残しておくというのが宗派としての浄土真宗の考え方になります。

このことより浄土真宗のお寺に戒名はなく法名を授かります。よく戒名と混同されて使われているようです。
また遺族の希望で法名の上に「院号」を付けることがあります。

過去帳・法名軸で故人の名を残す

過去帳・法名軸と法名について。過去帳というのは、その家の家系の名前(俗名)や没年月日を記載したものです。簡単なイメージで言えば各家に家系図がありますがそれと同じようなものと考えればいいでしょう。宗派ごとに過去帳の書き方が変わってきます。

過去帳への記入は、お寺にお願いする方が多いですが、仏具店にお願いする方・ご自分で書く方もおられますがそれぞれの事情や心情に合わせて記入すればいいです。日付が入る場合と入らない場合がありますが、入っていないものは寺院で多く用いられています。

江戸時代に幕府より、どの家も寺の檀家となることを義務付ける寺檀制度が設けられると、さらに記録としての役割を担うものになっていきました。 一方、法名軸は、掛け軸に故人の法名と死亡年月日と
法名を記したものになります。一般的な掛け軸は、それぞれに祀る対象が書かれていたりしますが、法名軸はそれぞれ故人の情報を記したものになります。

宗派として浄土真宗において用いられる掛け軸であり仏壇の内部の側面に掛けておきます。位牌のかわりに使用する法名を記したものですが、阿弥陀の力で救われる絶対他力を主張する浄土真宗においては、信心だけで往生できることを主張してきたので故人のこの世での記録を記したものと考えるのです。

南無阿弥陀仏と称える称名念仏の実践において、人間の自我欲中心的な生き方を無我・縁起因縁生への心理の現われとしての阿弥陀仏の浄土の悟りを開いたものと考えられています。
法名は、この世で授かるものと考えます。

今は浄土真宗でも位牌を用意する人も多い

浄土真宗の本来のあり方では位牌は存在しないのです。宗派として考えれば浄土真宗のお寺では、過去帳に代わる法名軸を用意します。ただ昔と違って今ではお仏壇や仏具をとりまく環境も大きな変化を迎えているのです。そもそも仏壇に本尊を祀らず個人の写真を祀るという人が増えてきています。

もっとはっきり言えば自分がどの宗派の檀家なのかさえ知らないのが普通の状態になっているのです。
そういったこともあり位牌自体が故人の供養で、残された家族にとっては心のよりどころになっていることが多く位牌を求める人の考え方が広まっています。少なくとも、故人を偲べる対象がないのは寂しいことになるのです。

最近は仏具店に位牌を頼まれる浄土真宗の檀家の人もいます。浄土真宗は、最大の宗派と言ってもいいほど檀家が多いのです。厳格な浄土真宗のお寺の方であれば、しっかり説明して位牌は必要なく過去帳などで
祀ることを言うのが筋で厳格に認めないというお寺もあります。

しかしながら、やはり位牌がないと落ち着かないという現実はあります。そういったことから浄土真宗の方でも位牌を用意するというやり方が多くなっているのです。仏具店へ来られる方の多くが位牌の相談にくるのです。

本来の意味や目的からは逸脱してしまうことにはなりますが、今では浄土真宗の方でも位牌を作られる方が多いという事実に基づいて家族やお寺に相談して位牌を求めるという事も大切ではあります。
故人を偲ぶことを第一に考えて仏壇に向き合うことも宗派としては考えることも必要な課題になります。

浄土真宗 大谷派の仏壇の選び方と注意点

真宗大谷派と本願寺派ではルールが違う

真宗 大谷派のお仏壇選びをする際には、実はかなり注意が必要です。というのも、他宗派の方や無宗教の方からすると「浄土真宗」というくくりですべての宗派を見ることになるため、「浄土真宗のお仏壇」というだけではかなり大ざっぱなカテゴライズになり「本願寺派(いわゆる『西』)」との違いを考慮してもらえません。

仏具や仏壇の柱の色にいたるまで細かな違いがあるため、一つずつを口で説明するのはかなり詳しい人でないと難しいですからしっかりと真宗 大谷派と本願寺派の違いを理解している店員さんのいるところで買い求めましょう。
浄土真宗の本願寺が東西に分かれたいきさつは戦国時代にまで遡り、非常に殺伐とした経緯があったため混同することは現代でもあまり好ましいことではありません。

お寺や地域によってはかなり寛容なところもありますが、基本的には真宗 大谷派の門徒であればこの辺りは意識しておいたほうが無難です。お仏壇は自分たちの家族だけではなく、そのずっと後の世代や場合によっては親族の手に渡って長く使用されるものですから宗派の区分は守っておく必要があります。

お仏壇はその性質上、「宗派を間違ったから返品したい」といっても簡単に交換できるものではありません。
そのため事前に自分の宗派がどういった仏具を使うのか、仏像の後光はどのタイプのものが良いのか、把握してからお店に向かいましょう。所属していても、細かいことは意外に知らない部分もあるためお寺の方に不安なことを聞いておくと安心です。

モダン、唐木、金…どの種類の仏壇でも問題はない

浄土真宗はお仏壇と言うと金仏壇のイメージをお持ちの方も多く、実際に、仏具店などへ行きますと、金仏壇を勧められる事も多くあります。ただ、実際のところ、浄土真宗はお仏壇のタイプそのものにはあまり厳しいレギュレーションがなく、比較的他の宗派に比べると柔軟に好きな種類を選ぶことが出来ます。

この場合は、お仏壇を設置するお部屋によって選ぶのが良いでしょう。たとえば和室に置くと決まっていれば、伝統的な唐木のお仏壇が調和しますし、内装の傾向によっては金仏壇でもしっくりと落ち着かせることができます。
洋室に設置する場合には、現代的なインテリアと違和感なく同居できるモダンタイプのデザインのものを選べば問題ありません。

金仏壇の内部に関しては、後述するように柱の金塗りの有無や仏具の色が黒か金かなど、本願寺派と真宗 大谷派の違いを意識する必要がありますが扉を閉めた外観についてはそれほど厳しいことはありませんので、好みのものを選びましょう。

サイズに関してもやはり置くお部屋の状況で、床置きか上置きかを選択することになります。
とくに唐木をチョイスした場合には、発熱するような電化製品のそばに置くと変色や発火のおそれがありますので気を付けて配置することが重要です。

金仏壇も湿気を嫌いますので、一階などで湿度の高いところに置く場合には湿気への対策をとるかモダンタイプで表面をコーティングされたものを購入しましょう。

また床置きの背の高いものはかなり重量がありますので、地震対策のための固定などは必須となります。
専門店であれば防震グッズなども一緒に販売されていますので、専門の販売員の方に相談してみるのが安心でしょう。

金仏壇は「大谷派」「本願寺派」で異なるので注意

浄土真宗の仏壇選びで、金仏壇を選ぶ際には注意する必要があります。先述のように、大谷派と本願寺派では仏壇の仏具などに細かい相違点があるため、真宗 大谷派の門徒であれば本願寺派の形式を間違ってとらないよう留意しましょう。

具体的には、まずご本尊の仏像(あるいは掛け軸)の形状です。当然、両方ともに浄土真宗ですからご本尊は阿弥陀如来像を置くわけですが、その後光に違いが出てきます。仏像であれば、後光の下の部分にも彫り物があるのが本願寺派で、大谷派にはありません。

また掛け軸であれば後光の数は48本と同じですが、枠の上部に届いている光の本数が本願寺派は8本、大谷派は6本と異なるため細かい部分を見て購入に踏み切ることが重要です。

仏具に関しても、鈴台の形が西は六角柱で東は立方体ですし、西の菊輪灯を東では用いないなども違いとなります。さらに、基本的に西の仏具は黒塗りでシックな感じで統一されているのに対して大谷派では金メッキで華やかなものとなり、代わりに仏壇の背景や柱を黒く塗るという特徴があるため、ここも気を付けて仏具を揃えましょう。

現在はネット通販やホームセンターの進出などもあり、仏具仏壇を扱うお店は増えていますがこういった宗派ごとの微妙な違いを熟知して説明できる販売員の数は多くはありません。

まとめ

真宗 大谷派は、仏教のなかでもやや特殊な浄土真宗でありながら、同じ浄土真宗の西の本願寺派ともかなり異なる部分も持つため門外漢にとっては非常にその姿をとらえにくい宗派であると言えます。

おおらかな宗派でもあり仏壇のタイプなどには寛容であるものの、やはりご本尊の選び方や位牌の意味合い、 法名軸の使い方、そして仏壇を選ぶ際の注意点(おもに西の本願寺派との混同を避けるということ)などきちんと知っておくと役に立ちます。 

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