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お葬式をやってはいけない日はある?適した日と適さない日を解説

お葬式をやってはいけない日はある?適した日と適さない日を解説
  • 2024年06月18日

お葬式に適した日と適さない日の違いがよくわからないという方もいるのではないでしょうか。

厳密にいえば、お葬式を避けるべき日というものはありませんが、友引などの特定の日は避けた方が良いという慣習も一部残っています。

この記事では、お葬式をやってはいけない日、吉凶を左右する六曜、お葬式に適した日と適さない日、日取りを決める際の注意点について解説します。

お葬式をやってはいけない日はある?

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はじめに、お葬式をやってはいけない日はあるのかどうかについて解説します。

お葬式を避けるべき日というものはない

日本で執り行われる一般的なお葬式の場合、特別「避けるべき日」というものはありません。

実際に「〇月〇日はお葬式をやってはいけない」と決められているわけではないため、原則は何月何日にお葬式を執り行っても問題はありません。

そもそも故人さまに万が一のことがあったとしても、具体的な日にちに関しては誰も予想できないため、お葬式の日程を調整するのは限界があります。

そのため、日本では「いつお葬式を行っても構わない」というのが一般的な解釈です。

祝日を避けるなどのルールはない

日本には、国民の祝日となっている「〇〇の日」がいくつか制定されていますが、それらの特定の日を避けるというルールもありません。

例えば、「天皇誕生日にお葬式を挙げてはならない」などのルールはないため、国民の祝日とお葬式が被ってしまっても原則は問題ありません。

ただし、年末年始や正月三が日は全国の火葬場や葬儀場もお休みを取る傾向にあるため、お葬式が挙げられない可能性があります。

その他、焼却施設の故障によって臨時休業となった場合は、お葬式ができません。葬式をやってはいけない日というよりは、不可抗力的に挙げられない日があると認識しておきましょう。

友引(ともびき)は避けるべき?

お葬式は本来六曜(ろくよう)を気にしなくて良いですが、嫌な方は避けても良いです。

友引は、お葬式では「凶事を友に引く」と解釈されるため避けたいと思う方がいます

喪主やご遺族の方で友引にお葬式を挙げるのに反対する方がいれば、避けるのが無難かもしれません。

ただし、六曜自体は仏教と深い関係にあるわけではないため、必ずしも六曜を避けなければならないわけではありません。

吉凶を左右する六曜とは?

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ここからは、吉凶を左右する六曜について詳しく解説します。六曜は厳密にはお葬式と関係ありませんが、気になる方はご覧いただけますと幸いです。

日付や時間帯の吉凶を左右する暦の一種

六曜とは、日付や時間帯の吉凶を左右する暦の一種です。

原型は中国で作られたもので、日時や方角などをもとに物事の吉凶を占う「暦注(れきちゅう)」の1つとされています。

中国では古くから暦を活用した占いが行われており、六曜以外にも「干支(えと)」や「九星(きゅうせい)」などがあります。六曜はこうした暦注の一つです。

よくカレンダーで目にする「友引」「仏滅(ぶつめつ)」「大安(たいあん)」などは、この六曜の考え方からきたもので、冠婚葬祭の際に気にする方は少なくはありません。

日本では、古来より縁起の良し悪しやゲン担ぎで六曜を気にする場合が多いです。

ただし、お葬式においては必ずしも六曜に合わせるという決まりはなく、各々の予定に合わせて行えば問題ありません。

六曜として挙げられる日の一覧

六曜として挙げられる日は、次の通りです。

六曜の項目 意味
先勝(せんしょう・さきがち) 午前は吉で午後からは凶だが、勝負事には吉日とされる
友引(ともびき) 朝は吉だが昼は凶となり午後から大吉とされ、弔事では凶日とされる
先負(せんぶ・さきまけ) 午前は凶で午後からは吉だが、勝負事には凶日とされる
仏滅(ぶつめつ) 午前・午後とも凶日で祝事・慶事は避けるべきだが、仏事には問題ない日とされる
大安(たいあん) 午前・午後とも吉日で祝事・慶事に適している日とされる
赤口(しゃっこう・せきぐち) 午前11時〜午後1時までは吉、それ以外は凶とされ、慶事は大凶とされる

六曜には決められた順番があり、「先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口」という流れで回っています。

ただし、もともと六曜は旧暦で特定の周期ごとにやってくるとされていましたが、現代では新暦が採用されているため、不規則な割り当てとなっています。

そのため、お葬式を執り行う際には友引がいつくるかの事前確認が必要です。

友引でもお葬式は可能ですが、火葬場によっては休業日となっている場合もあるため、事前に確認しておくことを推奨します。

なお、友引以外であればいつお葬式を挙げても問題はありません。

仏滅にお葬式をしても問題がないかどうかは以下の記事でも詳しく解説しているため、あわせてご覧ください。

お葬式に適した日と適さない日【六曜】

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厳密にいえば、お葬式に「適した日」や「適さない日」は存在しませんが、六曜が気になるという方は、意識して日程を決めてもいいでしょう。

ここからは、お葬式に適した日と適さない日について解説します。

お葬式に適した日

お葬式では、宗教的な関連性のない六曜の考え方を気にする必要はありません。実際にお葬式は「先勝・先負・仏滅・大安・赤口の日」に行っても問題ないでしょう。

一部、友引だけはお葬式を避けるのが望ましいとされますが、宗教的な観点から見ても友引の日にお葬式を行ったからといって問題があるわけではありません。

お葬式などの法事は故人さまの命日を基準に行うのが原則となっているため、「四十九日法要は友引だからやめよう」と考える必要もないです。

むしろ、縁起の良し悪しを気にして平日にお葬式を執り行った場合は、参列者が参加できない可能性もあります。

一般的に縁起の悪い日とされる仏滅にお葬式を行ってもまったく問題はないため、六曜はあまり気にせず日取りを決めましょう。

火葬場によっては友引にお休みを取っている場合もありますが、基本的に土日は営業しているため、参列者の都合がつきやすい週末にお葬式を行うのが望ましいです。

お葬式に適さない日

六曜で見ると、一般的に友引はお葬式に適さない日とされています。

お葬式と六曜にはあまり関係性がないため、友引に行っても問題ありませんが、ご親族のなかには気にする人がいるかもしれません。

単純に友引は火葬場がお休みの場合もあるため、特別な理由がない限りは友引を避けるのが無難かもしれません。

その他、年末年始は火葬場だけでなく葬儀社もお休みの場合があるため、お葬式には適していません。この点は日取りの際に注意が必要です。

お葬式の日取りを決める際の注意点

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ここからは、お葬式の日取りを決める際の注意点を詳しく解説します。

お葬式の方法によって必要な日数が変わる

お葬式の日取りを決める際は、方法によって必要な日数が変わる点に注意が必要です。

火葬式(ご火葬とご収骨のみのお葬式)のように、お通夜や告別式を省くお葬式は1日で終わりますが、一般葬はお通夜・告別式・ご火葬で2日かかります。

お葬式の形式によって必要となる日数が変わるため、日取りを決める際にはどの方式でお葬式を執り行うのかをあらかじめ決めておく必要があるでしょう。

お亡くなり後24時間はご火葬できない

故人さまがお亡くなりになった後、24時間はご火葬ができません。

これは法律で定められているもので、かつて「蘇生の可能性があった時代の名残」です。現代では医学の発展により、息を引き取ったかどうかは医師によって判断されます。

そのため、蘇生の判断で間違うことはないでしょう。

しかし、法律で「死亡後24時間は火葬してはならない」とされているため、お葬式は翌日以降となります。

火葬式の場合は1日空けてから行わなくてはならないため、日取りに注意が必要です。

友引は火葬場が定休日の場合がある

友引は、火葬場が定休日の場合があります。当然ながら火葬場がお休みだった場合はご火葬ができないため、注意が必要です。

火葬場にも定休日がある他、状況によっては焼却施設のトラブルによって対応できない場合があるため、お葬式の日取りを決める際は火葬場のスケジュールも確認しましょう。

友引の前後は読経の依頼が集中する

友引の前後は読経の依頼が集中するため、日取りに注意が必要です。

友引の日は火葬場がお休みとなる場合が多いことから、友引の前後に読経を依頼する人も少なくありません。

結果的に日取りが思うようにいかないパターンもあるため、友引の前後はスケジュールの調整が必要となります。

友引の前後は葬儀場が混雑する

友引の前後は葬儀場も混雑するため、日程調整に注意が必要です。

友引の日は火葬場のお休みに合わせてお葬式を執り行う人が集中するため、結果的に葬儀場そのものが混雑します。

場合によっては他のお葬式で葬儀場が埋まってしまう可能性もあり、スケジュールの調整がやや難しいです。そのため、友引の前後は早めの予約が必要となります。

お葬式の日程に関するよくある疑問

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最後に、お葬式の日程に関するよくある疑問について詳しく解説します。

なぜ友引は避けるべきといわれている?

友引はその字面から「友を道連れにすること」を連想させるため、お葬式は避けるべきとされています。

とはいえ、宗教の観点から見るとお葬式と六曜はあまり関係性がないため、友引にお葬式を行ったとしても問題はありません。

しかし、喪主やご遺族の方はもちろん参列者の方のなかには古くからのしきたりを重んじる方がおり、友引の日のお葬式を良く思わない方もいます。

単に縁起が悪いという理由で友引のお葬式には反対されることもあるため、特別な理由がない限りは友引のお葬式は避けるのが望ましいです。

あくまでも縁起の話であって、法的に友引でのお葬式が禁止されているわけではないため、どうしても友引と重なる場合はそのままお葬式を行っても問題ありません。

友引でないとお葬式ができない場合はどうする?

友引しかお葬式ができない場合、友引人形を棺に入れて対応する地域があります。

友引人形とは、ご火葬の際に棺のなかに入れておく人形で、いわば身代わり人形のようなものです。友を連れていく代わりに、「この人形をお願いします」との思いが込められています。

一部地域では友引にお葬式を行う際に友引人形を入れる風習があるため、お住いの地域ごとにどう対応すれば良いか一度ご確認ください。

ただし、友引は火葬場がお休みとなる場合があるため、都合が合わない場合は日程を別日にずらせないか再度検討しましょう。

日程はいつまでに決めたらいい?

お葬式の日程は「いつまでに決める」と決められているわけではありませんが、早めに決めておくのが望ましいです

具体的にいつまでにお葬式を執り行わなくてはならないという決まりもありませんが、故人さまのお身体を腐敗させないためにも早めに決めておきましょう。

お葬式の日程を決める際は菩提寺(ぼだいじ)や葬儀社との打合せが必要となる他、火葬場の空き状況やお坊さんの都合も考慮しなければなりません。

さらには、参列者の予定にも配慮しなくてはならないため、故人さまがお亡くなりになった段階で決めるようにしましょう。

まとめ

お葬式はどのような日取りで行えば良いか迷うものですが、具体的に「やっていい日」「やってはいけない日」というのは決められていません。

六曜の観点から見ると友引は「友を引く」と連想させることからお葬式は避けるべきとされますが、六曜が気になる方以外はいつお葬式を行っても問題ないでしょう。

厳密には友引でもお葬式が行えるため、喪主やご遺族の方はもちろん、参列者の方の都合に合わせて決めて大丈夫です。

ただし、人によっては「友引のお葬式は避けるべき」と考えている方もいるため、柔軟に判断するのが賢明といえます。

一方で、お葬式の日程によっては菩提寺(ぼだいじ)や葬儀社の都合で行えない場合があるため、詳しくは打合せを行ってから決めましょう。

よりそうお葬式ではお客さまにとってより良い選択ができるよう、複数プランや準備サービスをご用意しています。

家族葬では「一日プラン」や「二日プラン」、火葬式では「シンプルプラン」「面会プラン」「自宅安置プラン」があります。

「初めてのお葬式で何から始めればいいのかわからない」という方にも丁寧にサポートさせていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。

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