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終活を40代から始めるのは早くない!終活の具体的な内容とその効果を解説

  • 2022年08月24日

この記事では「終活を40代から始めるのは早くない!」というタイトルに沿って、終活の内容やその効果を解説しています。また、40代にお勧めしたい終活の内容や効果なども紹介しています。

皆さんの中には「終活に興味はあるけど40代は早すぎるかも」「終活は高齢者が行うものであまり関係がないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

終活は40代と言わず、20代から少しずつ始めてもいいくらい、メリットはあっても損はありません。また、年齢に縛られず「何のために終活をするのか」を考えていただければ、迷うことなく終活に進めるでしょう。

終活に少しでも興味がある方や、将来に不安がある方、身内に終活を進めたい方は是非この記事を参考にされてください。

記事の監修

終活ガイドという資格を通じて終活の専門家を育成すると同時に終活ガイドの皆さんが活動する基盤づくりを全国展開中。

終活とは

「終活」という言葉を聞いたことがあり、おおよそどんな活動を指すのか想像できる人がほとんどでしょう。しかし、いざ終活を始めようとすると、何をしていいかわからないという方も大勢いるでしょう。

まず最初に、終活の意味や終活の背景など簡単な基礎知識を紹介します。

「終活」とは、「人生の終わりのための活動」の略です

終活とは、2010年の新語・流行語大賞にもノミネートされた言葉で、人生の終わりのための活動の略語です。

この終活という言葉は週刊朝日の造語で、人が人生の最後を迎えるにあたり行うべきこと、葬儀の計画やお墓探しなど、自分の最後を迎えるための準備を始めることを言います。

終活の背景

「終活」という言葉が流行り、活動に注目されるまでは生前に葬儀やお墓の話をするのは縁起が悪いとされ、敬遠されていました。

しかし、少子高齢化や高齢者の単独世帯が問題になり、人生の後半に不安を抱える人はとても多かったのでしょう。

医療、介護、相続、保険、墓、葬儀など現実的な情報を求める人の声は多く、流行語大賞にノミネートされたように多くの人に共感してもらえるようになったのです。

終活が注目されるようになったのは、老後の面倒は「誰かが見てくれる、どうにかなる」ということが通用しなくなったという、時代の変化の表れともいえるでしょう。

終活を40代から始めるのは早くない

冒頭でも述べた通り、40代から終活を始めても早いという事はありません。たとえ20代であっても、終活の目的と内容があっていれば沢山の恩恵を受けることができます。

実際に終活を検討したり始める人の多くは60~70代の方ですが、この年代になると終活を意識するようなきっかけが沢山あるだけであって、年齢は大した問題ではないのです。

大切なのは、年齢によって終活を意識することではなく、「自分が将来に対してどんな不安を持っているのか」「自分はどんな生き方をしたいのか」という事です。

むしろ若い年齢のうちに終活に興味を持って情報を集めるほうがメリットは大きくなります。終活は「いまの生活をより豊かに暮らすため」に行う活動ですので、自分に合った終活を見つけましょう。

終活の内容は「終」と「活」で分けて考える

ここでは終活の一般的な終活の内容を紹介しますが、実際にどの内容が自分にとって重要なのかは人それぞれです。

また、全ての活動を同時に進めることは困難です。そのため、自分が亡くなったときや亡くなった後の分野を「終」、いまからの人生を自分らしく豊かに暮らすための分野を「活」と二つに分けて考えてると迷う事なく整理ができます。

そして、終活以外にも言える事ですが、まずは「終(ゴールや目標)」から順番に過程を決めていくほうが、より具体的にやるべきことを整理できまるでしょう。

「終」でやることとは

終活の「終」では自分が亡くなったときや、亡くなった後の要望をかなえるための準備をしていきます。人生の最後をどのように迎えたいのか、もしも自分の意思で行動することが出来なくなった場合はどの様に過ごしたいのか、家族が手続きするときや判断に困らないように意思表示や財産の整理をしていきます。

「活」でやることとは

終活の「活」ではこれからの人生を自分らしく生き生きと過ごすための活動になります。自分のやりたい事をするための資産維持、生きがいや健康など人生を見直して、自分らしく人生を生きるために必要なこと、やるべきことを明確にすることも重要です。

やることリスト「終」

ここでは就活のやることリストで「終」の分野を紹介します。

一般的に終活において「終」の分野のほうが面倒に感じること、マイナスのイメージがつく内容が多くなっています。

しかし、全ての計画はどのようにゴールを設定するかによってその過程も変わってきます。また、「終」の分野と向き合うことは不安を解消することにもつながるので、より前向きに過ごすことができるようになるでしょう。

生前整理

生きているうちに自分の財産や持ち物を整理して、不要なものや遺族が処分に困るものをあらかじめ処分しておくことです。「断捨離」という言葉もブームになり、自分に撮って本当に大切なもの、必要なものは何なのかを見つめなおすことにもつながります。

もしも高齢になって子供と同居したり、介護施設等に入居するときにはすべての荷物を持っていくことはできません。そんな時に自宅に沢山の荷物や思い出が残ったままでは新しい場所での生活が嫌になって家に帰りたいという、執着も強くなってしまうでしょう。

身の回りを綺麗に整理することは、より身軽になり、新しいことへのチャレンジの余裕につながることもあります。

生前整理は死後の準備であると同時に、新しい生活へのスタートにも必要になるでしょう。

資産(管理・整理)

たくさんの金融機関に口座を持っている場合、相続後の名義変更の手続きがとても大変です。不要な口座は解約し、必要最小限の口座数にまとめておきましょう。また、口座の数がどれだけ存在し印鑑や通帳カード

がどこに保管されているか、意外と自分でも覚えていない方は大勢います。

それらを整理し、保管場所等を家族に知らせておくことも大切です。財産の存在自体を家族が知らないままでは、もしもの時に大変です。

銀行、証券会社、保険会社、不動産会社など、一覧表を作成しておけば家族の負担も減ります。

相続

争いのない相続には、遺言書が必要不可欠です。遺言には公正証書遺言と自筆証書遺言がありますが、2020年までに自筆証書遺言の作成や保管のルールが変更され、作成しやすくなりっています。

遺言書には財産の分け方の理由や感謝の気持ち、自分からのメッセージなどを残しておけば、不満のある方の気持ちを和らげることができます。

家族や親族が自分の死後争わなくてもいいように、事前に相談して準備するとよいでしょう。なお、エンディングノートには法的拘束力がないので注意が必要です。

葬儀

近年では、親族や親しい友人を中心とした「家族葬」など、自分らしいお葬式をする人が増えています。

一般的な葬儀では家族の負担が大きすぎる事や、沢山の人に見送られることよりも、親しい人たちに静かに見送られたいという考えをする人もいます。

葬儀の形式や自分の要望をエンディングノートに書いておく、遺影を準備する、葬儀の事前見積もりをしておくなど葬儀に関する終活は意外と沢山あります。

お墓や供養

葬儀と一緒に考えられることの多い、お墓や供養でも、現在では様々な選択肢があります。一昔前は一族のお墓にくようされるのがあたりまえでしたが管理の難しさや、頻繁にお墓参りに行けないという理由から永代供養や共同墓、樹木葬などが選ばれています。

また、遺骨を小さくして自宅で供養する「手元供養」なども最近では人気です。家族と相談して、自分はどのように供養されたいのか、お墓の管理や費用なども一緒に考えるとよいでしょう。

医療・介護

医療と介護では、自分の意思を家族にに伝えられなくなった場合などを想定します。

大きな病気を患った場合、その内容や余命は知らせてほしいのか、それとも知らされずに残りの人生を過ごしたいのか意思表示をしておくことです。

また、延命治療を望むかなどについてもあらかじめ意思表示をしておけば、依頼への不安は和らぎ、家族が判断しなければならないときにも心の負担を軽くしてあげることが出来るでしょう。

やることリスト「活」

ここでは終活のやることリストにおいて「活」の分野を紹介します。

「活」の分野は人生の後半期をいきいきと過ごすため、より豊かな生活を送るための活動をします。大切なのは周りの声や雑音よりも、自分らしく生きていくために何をするべきなのかを前向きに考えていくことです。

生きがい

自分にとっての生きがいとは何なのかを見つけて実践しましょう。

家族を支えてきた人は、自分のことよりも家族を優先することを生きがいにしてきた人もいるでしょう。しかし、子供が独立したり、両親が他界したことによって急に時間ができてしまうと何をしていいのか分からずに、漫然とした毎日を過ごして不安に駆られてしまう人もいます。

そうならないためには自分にとって好きなことや、自分が落ち着くことを突き詰める、もしくは今まで出来なかったことにチャレンジしてみるのもいいでしょう。

時間がないとできなかった旅行や習い事を始める人もいます。焦る必要はないので、毎日が楽しく過ごせるようなあなただけの「生きがい」を見つけてみましょう。

資産(見直し)

長生きは大変喜ばしいことですが、老後の生活費などが心配になる方は大勢いるでしょう。老後の収入は主に年金ですが、年金だけでは支出を賄えないときには預貯金を崩す、保険金などで補いながら生活することになるでしょう。

老後のキャッシュフロー表など制作して、元気があれば年金以外の収入を増やすというような対策を検討します。

老後の家計の見直しは早い段階から専門家に相談するとよいでしょう。

仕事

資産維持や老後の生活の不安を解消するために仕事を続けることが必要になる場合があります。また、収入よりも生きがいや健康に重視して仕事を続ける場合もあります。

終活によって人生を見つめなおして、全く触れてこなかった新しい仕事にチャレンジされる方もいます。仕事をすることで新たな目標を見つける事が出来るかもしれません。

人間関係

人が健康的に生活するには、栄養や休息以外にも「社会とのつながり」が重要になることもあります。身体的な健康だけではなく、心の健康のためにも「暖かな人間関係」を今一度大切にして、老後を幸せに過ごせるようにしましょう。

終活といえば「年賀はがきを辞退する」「葬儀に参列しない」「近所付き合いを辞める」といったように関係を断つことばかりが注目されてしまいます。

しかし、人間関係を断ってばかりではいけません。周りの人に日ごろの感謝の気持ちを伝える、遠保の友人に会いに行くといった、人間関係をより大切にする活動も必要です。

40代におすすめの終活5選

冒頭から「終活に年齢は重要ではない」と言ってきましたが、ここでは40代におすすめの終活の内容を紹介します。

ここでの40代は、健康でまだまだ体力があり、仕事を定年まで続け、家庭を持っている人と仮定します。

何度も言いますが、大切なのは年齢ではなく「いまの自分の状態と将来の自分の望み」が終活の内容を決めるので、そこを留意してください。

健康の見直し(仕事・医療・介護)

まだまだ健康だからと油断している方は多いのではないでしょうか?近年では30代の脳卒中や心筋梗塞が急増しており、生活習慣病は「メタボ」などのかわいらしい問題ではなくなってきています。

将来的な医療の話や介護生活の話はもちろん大切ですが、いまの生活を続けていくためには身体が健康でなければ話になりません。

現在健康である人はその幸せをあまり感じないかもしれませんが、本当に幸せなことは意外と日々の生活では気が付かないものです。

ぜひ、健康に気を遣って幸せな日々を長く過ごせるようにしましょう。

断捨離(生前整理)

終活では生前整理が一般的ですが、40代では断捨離というほうが適切かもしれません。家にある「いつか使うつもりだったもの」「人からもらって処分し辛いもの」「思い出の品」などなかなか処分できなかったものを処分したり、整理しましょう。

部屋や押し入れ、収納部分に余裕がないと、過去ばかりを大切にして新しいことに踏み出せないこともあります。本当に大切なものを大事にするためにも、中途半端なものは処分しましょう。

情報の整理

pcやスマートフォンのデータや個人情報、パスワードの管理などを整理しておきましょう。最近使っていないサービスのアカウントのIDやパスワードが分からなくなっている人はそのままにせずに整理しましょう。

特に、見られたくないデータの処分方法など明記しておかなければ、いざという時に家族が処分に困て住まうこともあるでしょう。

親の終活を手伝う

40代の方で両親が存命の方は、ぜひ親の終活をサポートしてあげてください。親というものはどんな時でも子供に頼りたくない、心配させたくないという気持ちを持っているものです。

親がすでに終活をしているのであれば、どんな活動をしているのか、どんな成果があったのか聞いてみるといいでしょう。

また、親が終活をしていない人は新しい話題の一つとして終活の話をして、一緒に終活を進めてみてください。

葬儀の事前見積もり

自分が望む葬儀を想定して、葬儀会社で事前見積もりを取ってみましょう。見積もりを取る際には「何人くらいを葬儀に呼ぶのか、何人くらいが参列するのか」がわかればより具体的な数字が出てきます。

人の「死」は必ずしも平等ではありません。どんなに健康であっても突然不幸が訪れることはあるので、準備しておきましょう。

監修者のコメント

40代で終活はまだ早いんじゃないか。と考える人も多いと思います。もちろんお墓やお葬式、遺言書の作成など、準備する内容については年齢的に「まだ早い」と言えることもありますが、終活=人生の棚卸しとして考えると、これからの人生を有意義に過ごすためにも40代で終活をすることは決して悪いことではありません。これまでの生きかたを見返すことで、自分の価値観を再確認し、人生の優先順位を整理する人がたくさんいますので、終活が気になったときは年齢にこだわらずに始めてみてください。

まとめ

  • 終活とは、「人生の終わりのための活動」の略ですが、いまの生活をより豊かに行うためのポジティブな活動です。
  • 終活を始めるのに40代は早くありません。自分が将来に不安を感じたり、いまの生活をより豊かに過ごしたいと考えているのであれば、終活を通して生活を見直してみましょう。
  • 終活は「終」と「活」に分けて考えると整理がしやすくなります。
  • 40代におすすめの終活5選。
  1. 健康の見直し
  2. 断捨離
  3. 情報の整理
  4. 葬儀の事前見積もり
  5. 親の終活を手伝う

以上が「終活を40代から始めるのは早くない!終活の具体的な内容とその効果を解説」のまとめになります。

終活は、将来の不安や心配と向き合う活動にもなりますので、ネガティブにならないように注意しましょう。

悲しいことですが、人は死からは逃れられず、必ずしも順番通りに死を迎える事が出来るとも限りません。しかし、だからこそいまの人生をより前向きに豊かに生きていくためにもいつか訪れる最後に向かって準備をしておくことが必要になってきます。

最初は簡単なことからで大丈夫です。家族や友人と終活の内容を軽く話してみるだけでもいいでしょう。

終活は一回限りで終わらすのではなく、修正をかけながら徐々に進めていくことも大切です。今回の記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

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