お葬式で腕時計を着けてもいい?避けるべきデザインや持参する際のマナーを解説
- 2024年08月09日
お葬式手配の「よりそうお葬式」
お葬式で腕時計を着けるのは、マナー違反ではありません。
ただし、一般的な腕時計であれば問題ないものの、華美でおしゃれな腕時計やスマートウォッチなどは避けるのが望ましいです。
この記事では、お葬式で腕時計を着けてもいいのか、お葬式に適した腕時計の条件や避けるべきデザイン、持参する際のマナーについて詳しく解説します。
お葬式に腕時計を着けていくかどうか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
お葬式で腕時計を着けてもいい?
お葬式では、一般的な腕時計であれば着用可能です。しかし、おしゃれな腕時計やスマートウォッチなど、お葬式の場に相応しくないものは避けるのが良いでしょう。
ここでは、お葬式における腕時計について詳しく解説します。
一般的な腕時計であれば問題ない
お葬式は、一般的な腕時計であれば問題はありません。
普段使用している腕時計を、そのまま喪服と併せて持参しても大丈夫です。ただし、お葬式に適した腕時計を選ぶ必要があります。
デザインはシンプルで、形状は丸いラウンド型、ベルトは細く薄型、文字盤は白か黒など総じて派手すぎないものを選ぶ必要があるでしょう。
会社や学校などフォーマルな場で使用している腕時計がある場合は、お葬式にも使用できるデザインかを一度ご確認ください。
おしゃれな腕時計は避ける
お葬式は、おしゃれな腕時計は避けるべきです。おしゃれな腕時計とは、デザインが凝っている腕時計を指します。
派手な装飾が施されていたり、形状・ベルト・文字盤が特殊だったり、奇抜な色合いだったりするものは避けるようにしましょう。
お葬式では喪服を着るのがマナーであるため、基本的には喪服に合う落ち着いたデザインの腕時計を選ぶようにしてみてください。
スマートウォッチは避ける
お葬式は、スマートウォッチは避けるべきです。スマートウォッチとは、コンピューターとタッチスクリーンが搭載されている腕時計を指します。
電話やメールを送れたり、SNSに投稿したり、スケジュール管理・タスク管理ができたりと便利なものですが、お葬式の場には適していません。
絶対にダメなわけではないものの、デジタル時計全般がお葬式に向いていないため、着用には注意が必要となるでしょう。
お葬式に適した腕時計の条件
お葬式に着用する腕時計は、デザインがシンプルかつ丸いラウンド型の形状、細く薄型のベルト、白か黒の文字盤がおすすめです。
ここでは、お葬式に適した腕時計の条件について詳しく解説します。
デザインはシンプルなものが基本
デザインは、シンプルなものが基本です。派手な装飾が施されていたり、形状・ベルト・文字盤が特殊だったり、奇抜な色合いだったりするものはマナー違反となります。
お葬式に持参するなら、原則地味なものを選ぶようにしましょう。
形状は丸いラウンド型がいい
形状は、丸いラウンド型が望ましいです。四角いスクエア型でもマナー的に問題はないとされますが、人によってはお葬式の場に相応しくないと捉えられる場合があります。
ベルトは細く薄型がいい
ベルトは、細く薄型が望ましいです。
太い厚型でも問題視されることはあまりありませんが、人によってはお葬式の場に相応しくないと捉えられる場合があります。
そのため、ベルトは主張しすぎないスリム型を選ぶようにしましょう。
文字盤は白か黒
文字盤は、白か黒を選びましょう。
腕時計の文字盤は赤・青・緑・黄などさまざまなカラーがありますが、お葬式の場では色付きのものは避けたいです。ユニークなデザインの文字盤も、避けることを推奨します。
腕時計によっては文字盤がスケルトンタイプになっているものもありますが、中身が見えるものも避けてください。
お葬式で避けるべきデザイン
お葬式の場では、腕時計の形状・ベルト・文字盤のデザインに注意が必要です。ここでは、お葬式の場で避けるべきデザインについて詳しく解説します。
形状
お葬式に腕時計を持参する場合、以下のような形状は避けましょう。
- 左右非対称の腕時計
- 装飾が施された腕時計
- ダイバーズウォッチ
- パイロットウォッチ
左右非対称の腕時計は、お葬式の場に相応しくありません。メーカーによっては特殊な形状をしたデザインの腕時計が販売されていますが、お葬式の場では避けてください。
また、装飾が施された腕時計も避けるのが望ましいです。宝石が散りばめられていたり、アクセサリーが付けられていたりするものは避けることを推奨します。
その他、ダイバーズウォッチやパイロットウォッチなど、使用するシーンがあらかじめ想定されている腕時計も避けるのが望ましいでしょう。
お葬式を執り行うご家庭によっては腕時計の形状を気にしない人もいますが、極力シンプルなデザインの形状を選ぶようにしてください。
ベルト
お葬式に腕時計を持参する場合、以下のようなベルトは避けましょう。
- 色付きのベルト
- 光沢のあるベルト
- 装飾が施されたベルト
- 模様のあるベルト
お葬式に持参する腕時計は、色付きのベルトは避けたいです。
色付きのベルトは、光沢のあるベルト、装飾が施されたベルト、模様のあるベルトはできるだけ避けましょう。
派手なベルトはお葬式の場で悪目立ちしてしまうため、主張しすぎないデザインのベルトを選ぶようにしてください。
なお、腕時計のベルトは革製と金属製がありますが、革製のものは殺生を連想させるため、お葬式の場では相応しくないとされます。
どうしても革製の腕時計しか持っていない場合は、茶色など色付きのものは避け、目立ちにくい黒色のものを選ぶのが望ましいです。
ただし、金属製であっても金色など派手なものは避けましょう。原則は銀色など、派手に見えない落ち着いたものを選んでください。
文字盤
お葬式に腕時計を持参する場合、以下のような文字盤は避けましょう。
- カラフルな文字盤
- 独特な見た目の文字盤
- 装飾が施された文字盤
お葬式に持参する腕時計は、カラフルな文字盤は避けたいです。カラフルな文字盤はマナー違反と捉えられる可能性があるため、原則は避けます。
他にも、独特な見た目の文字盤、装飾が施された文字盤は避けましょう。
派手な文字盤もお葬式の場で悪目立ちしてしまうため、独特すぎないデザインの文字盤を選ぶようにしてください。
お葬式に持参する際のマナー
お葬式に腕時計を持参する際は、マナーを知っておくことが重要です。ここでは、お葬式に持参する際のマナーについて詳しく解説します。
クロノグラフの着用は避けたい
機能性を重視したクロノグラフの腕時計は、お葬式では着用を避けましょう。
クロノグラフとは、計測機能を持つ腕時計です。他の腕時計と比べると厚みがあり、ゴツゴツとした印象を与えます。
デザイン性に優れた見た目から愛用者も多いですが、クロノグラフはおしゃれ要素が強いためお葬式では着用しないようご注意ください。
遠くから見てもインパクトのあるクロノグラフは、お葬式の雰囲気にはやや合いません。お葬式などフォーマルな場では、着用しないのがマナーといえるでしょう。
デジタル時計の着用は避けたい
お葬式に持参する腕時計は、デジタル時計ではなくアナログ時計にしましょう。
普段からデジタル時計を着けている人からすると「お葬式でも問題はないのでは」と思うかもしれませんが、フォーマルな場ではアナログ時計の方が落ち着いた印象を与えます。
デジタル時計が悪いわけではありませんが、お葬式ではアナログ時計を着用してください。
スマートウォッチなど、スマホの機能を持つ腕時計なども避けるのが望ましいです。厳格に禁止されているわけではないものの、デジタル時計は避けることを推奨します。
スマホで時間を確認しない
お葬式では、スマホで時間を確認するのはマナー違反です。
お葬式中に、バッグやポケットからスマホを取り出して時間を確認するのは避けましょう。ご家庭によっては気にしないかもしれませんが、マナー的にはよろしくありません。
静まり返っている式場でガサゴソとスマホを取り出すだけでも悪目立ちしてしまうため、スマホ自体に触れないようご注意ください。
当然ながら、お葬式中にスマホを操作するのもNG。お葬式中は機内モードもしくはマナーモードに設定するか、電源を切っておくことを推奨します。
お葬式の途中で着信音を鳴らすのは絶対に避けたいため、電源をオフにするなど万全の状態にしておきましょう。
適切な時計がない場合は着用しない
適切な腕時計がない場合は、無理に着用しなくても構いません。
お葬式は腕時計を着けずに参列しても問題ないため、お通夜・告別式・ご火葬に適した腕時計がない場合は何も身に着けずに参列しましょう。
新しく購入して持参すると喪主・ご親族に気を遣わせてしまう可能性があるため、無理に購入する必要はありません。
時間を確認する手段がない場合は、お葬式が始まるまで着けておき、始まるタイミングで取り外しても良いでしょう。
お通夜・告別式・ご火葬はあらかじめ定められた時間に始まるため、直前まで時間を確認できるよう時間を確認できるものはあった方が安心です。
ただし、スマホで確認するのはマナー違反となるため、お葬式に適さない腕時計しかない場合はバッグやポケットに入れて持参することを推奨します。
時計以外の装飾品に関する注意点
お葬式では、時計以外の装飾品に関する注意点を知っておくことが重要です。知らず知らずのうちにマナー違反となっている可能性があるため、あらかじめ確認しましょう。
ここでは、時計以外の装飾品に関する注意点について詳しく解説します。
男性の場合
男性の場合は、結婚指輪以外の指輪、イヤリングやピアス、ネクタイピンなどは着けないのがマナーです。以下で詳しく解説します。
結婚指輪以外の指輪は着けない
男性の場合、結婚指輪以外の指輪は着けないのがマナーです。
お葬式で着けていいのは腕時計や結婚指輪など目立たないものだけで、他の装飾品を身に着けるのはマナー違反となります。
お葬式では腕時計・結婚指輪どちらも着けたままで構いませんが、他の装飾品は相応しくないため、取り外してから式場に向かいましょう。
なお、普段から結婚指輪を着用している人は改めて取り外す必要がないため、そのまま参列して問題ありません。
ただし、結婚指輪が派手なデザインの場合は、一時的に取り外した方が良いかもしれません。ご家庭によって感じ方が違うため、状況に合わせて判断しましょう。
イヤリングやピアスは着けない
男性の場合、イヤリングやピアスは着けないのがマナーです。
お葬式に参列する際、アクセサリーなどの装飾品を身に着ける必要はありません。むしろ、アクセサリーはおしゃれアイテムと認識されるため、マナー違反となるでしょう。
光を反射するものなど、他の参列者の迷惑になりそうなものはすべて取り外します。
ブレスレットやネックレスなど、お葬式に必要のない装飾品もすべてマナー違反となるため、お葬式では取り外してください。
ネクタイピンは着けない
男性の場合、ネクタイピンは着けないのがマナーです。ネクタイピンは光物に該当するため、お葬式で身に着けるのはマナー違反となるでしょう。
普段からネクタイピンを着ける習慣がない人は大丈夫ですが、いつも着けている人はお葬式にも着けていってしまう可能性があるためご注意ください。
式場に到着する前もしくは到着した後に、一度トイレなどで身だしなみを確認し、ネクタイピンを取り外し忘れていないか確認しましょう。
なお、ピンを付けるネクタイは黒が基本となります。
女性の場合
女性の場合は、派手な指輪や宝石のあるアクセサリーはつけない、バッグは光沢のあるものを避けるのがマナーです。以下で詳しく解説します。
婚約指輪など派手な指輪は着けない
女性の場合、婚約指輪など派手な指輪は着けないのがマナーです。
お葬式に婚約指輪を着けていく人はほとんどいないと思いますが、派手な指輪全般がマナー違反となります。
一般的な結婚指輪であれば問題ないものの、デザインが凝っている婚約指輪はマナー違反となるため、お葬式では身に着けないようにしましょう。
直近で婚約した場合でも、婚約指輪は自宅に置いておいてください。
宝石のあるアクセサリーは着けない
女性の場合、宝石のあるアクセサリーは着けないのがマナーです。ダイヤモンドをはじめとする宝石類の着用は、お葬式の場ではマナー違反となります。
ルビー・サファイア・エメラルドなど、派手な宝石を施した装飾品はお葬式の場では身に着けられません。
ただし、涙の象徴とされる真珠は例外で、お葬式の場でも身に着けられます。真珠は、故人さまを哀悼するジュエリーであるため、むしろ悲しみの表現に最適です。
宝石などのアクセサリーではなく、真珠を着用しましょう。
バッグは光沢のあるものを避ける
女性の場合、バッグは光沢のあるものを避けるようにしましょう。
バッグ自体の持参はOKなのですが、お葬式の場では光沢のあるもの全般がマナー違反となるため、質感に注意が必要です。
使用されている素材によっては光沢が出てしまうものがあるため、光物を選ばないよう注意が必要となります
まとめ
お葬式では、腕時計を着けても問題ありません。お葬式中にスマホで時間を確認するのはマナー違反となるため、腕時計を持参した方が良いケースもあります。
ただし、腕時計はシンプルなデザインのものを選び、お葬式の雰囲気を乱さないよう配慮が必要となります。派手なものはあまり良い印象がないため、事前に取り外すのが望ましいです。
家族葬のように身内のみで執り行うお葬式でも、腕時計は地味なものを選びましょう。
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ご遺族だけで執り行う家族葬を中心に複数のプランをご用意しているため、お葬式をお考えの方は一度ご相談いただけますと幸いです。
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