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お葬式のマナーとは?髪型・服装・挨拶・香典・焼香・供物の礼儀作法を解説

お葬式のマナーとは?髪型・服装・挨拶・香典・焼香・供物の礼儀作法を解説
  • 2024年10月03日

お葬式に参列する際は、髪型・服装・挨拶・香典・焼香・供物など守らなければならないマナーがいくつかあるため、事前に知っておくことが重要です。

この記事では、お葬式におけるマナー、参列できないときのマナー、その他の参列中のマナーについて詳しく解説します。

お葬式のマナーについて知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

お葬式における髪型のマナー

お葬式における髪型のマナー

お葬式では、男性は清潔感のある短髪、女性はまとめ髪にするのがマナーです。ここでは、お葬式における髪型のマナーについて詳しく解説します。

男性の髪型

男性の髪型は、一般的に清潔感のある短髪が良いとされています。

最初から坊主や丸刈りの場合はそのままで構いません。長髪でも改めて切る必要はなく、ヘアゴムで一つにまとめておけば問題ありません。

前髪が顔にかかる場合はピンで留めたり、ワックスで流すのがよいでしょう。耳より上は慶事、下は弔事を意識して低い位置でまとめるのが望ましいです。

女性の髪型

女性の髪形は、基本的にまとめ髪にするのが良いとされています。

ショートヘアの場合はそのままで構いませんが、ロングヘアの場合はヘアゴムやピンで固定しましょう。お団子やポニーテールであれば問題ありません。

前髪は顔にかからないようアップやサイドで留めるようにして、ヘアスプレーなどで固めておくと良いでしょう。

ただし、冠婚葬祭では耳より上は慶事、下は弔事を意識するのが望ましいです。

子どもの服装

お葬式に子どもが参列する場合は、大人と同じように整えてあげましょう。

髪の毛が短い場合はそのまま、長い場合は低い位置でまとめ、前髪はお辞儀したときに垂れないように留めてあげると安心です。

ただし、小さな子どもはゴムやピンで遊んで落とす可能性があるため、髪の毛に固定できるタイプを選ぶと良いかもしれません。

お葬式における服装のマナー

お葬式における服装のマナー

お葬式では、男性・女性それぞれ服装のマナーを守ることが重要です。ここでは、お葬式における服装のマナーについて詳しく解説します。

男性の服装

お葬式の男性の服装は、以下の通りです。

  • 準喪服:黒のスーツと黒のネクタイ(光沢がないもの)
  • 略喪服:ダークグレー・紺のスーツに黒のネクタイ(無地のもの)

一般的に男性は、黒のスーツと黒のネクタイという準喪服スタイルであればマナー違反とはなりません。ご親族として参列する場合は準喪服を選びましょう。

故人さまとあまり関係が深くない場合は、ダークグレー・紺のスーツに黒のネクタイという略喪服スタイルでも良いとされています。

女性の服装

お葬式の女性の服装は、以下の通りです。

  • 準喪服:黒のアンサンブル・スーツ・ワンピース(光沢がないもの)
  • 略喪服:ダークグレー・紺のアンサンブル・スーツ・ワンピース(飾りOK)

基本的に女性は、黒のアンサンブル・スーツ・ワンピースという準喪服スタイルであればマナー違反とはなりません。ご親族として参列する場合は準喪服を選びましょう。

故人さまとの関係が深くない場合は、ダークグレー・紺のアンサンブル・スーツ・ワンピースという略喪服スタイルでも良いとされています。

子どもの服装

お葬式に参列する子どもの服装は、地味な色・柄のものであれば大丈夫です。

保育園児・幼稚園児は黒もしくは白などのモノトーンの服装で統一し、制服がある中学生・高校生は制服で参列しましょう。大学生はリクルートスーツなどで問題ありません。

子どもの年代によって適切な服装が変わるため、保護者の人が選びましょう。

身に着けてはいけないもの

お葬式では、以下のようなものは身に着けてはいけません。

  • 毛皮など動物の素材を用いたもの
  • 香水など匂いがやや強いもの
  • 殺生をイメージさせるもの
  • 貴金属や宝石などの装飾品
  • マニキュア・ペディキュア

お葬式に参列する場合、以上のようなものは避けるのが望ましいです。特に、毛皮など動物の素材を用いたものや殺生をイメージさせるものはマナー違反とされます。

派手な装飾品もお葬式の場には向いていないため、十分に注意しましょう。

ただし、例外として結婚指輪や真珠のネックレス(一連のみ)であれば身に着けても良いとされているため、状況に合わせてコーディネートしてください。

お葬式における挨拶のマナー

お葬式における挨拶のマナー

式場に到着したら、喪主・ご遺族に挨拶をするのがマナーです。挨拶の言葉としては、以下のようなものがあります。

  • 「この度はご愁傷様です」
  • 「お悔やみを申し上げます」

喪主・ご遺族にかける言葉は、以上のようなシンプルなもので構いません。

むしろ、他の参列者がいるなかで故人さまとの思い出話を長々と話してしまうと迷惑になるため、挨拶は短めに済ませるのが良いでしょう。

思い出話は通夜振る舞いや精進落としなど、会食の場に取っておきましょう。

お葬式における香典のマナー

お葬式における香典のマナー

お葬式には、香典を持参するのがマナーです。ここでは、お葬式における香典のマナーについて詳しく解説します。

香典袋(こうでんぶくろ)の書き方

香典は外袋・内袋という二重構造の香典袋に入れ、外袋の水引より上に「御香典」「御霊前」と表書きします。

あわせて水引より下に氏名を書きますが、3名までの連名であれば全員の名前を並べ、4名以上の連名では「〇〇一同」といった書き方となります。

香典を出す人数によって書き方が変わるため、十分に注意しましょう。

内袋にも氏名と住所を書き、誰からの香典なのかわかりやすくするのがマナーです。なお、外袋・内袋どちらも悲しみを表すために薄墨で書くのがマナーとなります。

ボールペンで書くのはマナー違反となるため、あわせてご注意ください。

袱紗(ふくさ)の包み方

香典袋は、右側ではなく左側に開きが来るよう袱紗に包んで式場でお渡しします。右側開きは慶事、左側開きは弔事で使用する包み方となるため、向きにご注意ください。

なお、袱紗には主に慶事用と弔事用の2種類ありますが、お葬式では紫を基調とする寒色系のものを選ぶのが良いでしょう。

紫がない場合は、鶯色・深緑・灰緑・灰青・紺・グレーなどでも構いません。

入れる金額の目安

香典袋に入れる金額は、具体的に決められているわけではありません。

故人さまとの関係性やお住まいの地域性、年齢によって変わるため、どれくらいの相場なのかを一度確認しておくと安心です。

ただし、「死」や「苦」を連想する「4」や「9」を含む金額は包まないのがマナーとなります。

また、事前に準備していたと勘違いされるのを防ぐため、新札は使わないようにしましょう。あまりに汚れているお札はマナー違反ですが、適度に使用されたお札をお選びください。

渡すタイミング

香典を渡すタイミングは、お通夜が執り行われるタイミングで渡すのが一般的です。

基本的にお葬式は1日目にお通夜、2日目に告別式とご火葬を行いますが、お通夜に参列できる場合は受付でそのまま渡します。

急なお葬式でお通夜に参列できない場合は、到着後に渡せば問題ありません。

なお、喪主やご遺族に直接お渡しする場合は相手の前で袱紗を開き、台などに一度置いて渡すようにしてください。

ただし、喪主・ご遺族が香典を辞退されている場合は無理に渡してはいけません。

お葬式における焼香のマナー

お葬式における焼香のマナー

お葬式では焼香のタイミングがあるため、あわせてマナーを知っておくことが重要です。ここでは、お葬式における焼香のマナーについて詳しく解説します。

まずは、大まかな流れについて見ていきましょう。

  1. 立ち上がって遺族に一礼
  2. 3本の指で抹香をつまむ
  3. 目や額まで持ち上げる
  4. 香炉の済の上に落とす
  5. 1~3回繰り返す

焼香は喪主からご遺族、ご親族という順番で行われるのが一般的で、順番が来たら立ち上がり、まず遺族に一礼するのがマナーです。

一礼したら祭壇の前まで歩いていき、焼香を行います。

焼香を行う際は3本の指で抹香をつまみ、目や額まで持ち上げます。その後、香炉の済の上に落とし、1〜3回繰り返すのが一般的です。

基本的には前の人の動きを真似れば問題ありません。

ただし、宗教・宗派によって焼香の回数や頻度が変わる場合があるため、参列するお葬式の形式などを事前にご確認ください。

お葬式における供物のマナー

お葬式における供物のマナー

お葬式では、故人さまにお供え物をする場合があり、なかでも故人さまと親しかった近親者やご友人はお菓子やお花などの供物を持参するのがマナーとなります。

香典を持参した人は供物を持参する必要はないとされますが、地域によっては両方を持参する場合があるため、地域の習慣に従いましょう。

ただし、香典と同様に喪主・ご遺族が辞退している場合は無理に渡してはいけません。

お葬式に参列できないときのマナー

お葬式に参列できないときのマナー

お葬式に参列できないときは、参列できない旨を伝える、後日改めて弔問する、弔電を打つなどの対応が必要です。

ここでは、お葬式に参列できないときのマナーについて詳しく解説します。

参列できない旨を伝える

お葬式に参列できない場合、まずは喪主・ご遺族に参列できない旨を伝えましょう。

訃報が入った段階でお葬式の日時が分かるケースが多いですが、弔事は急であるため、なかには大事な用事が入っていて参列できない場合もあります。

どうしても外せない予定が入っている場合は、早い段階で参列できない旨を伝えるようにしてください。

喪主・ご遺族はどれくらいの人が参列するのかチェックしなければならないため、参列できない場合は「参列できない」と明確に伝えましょう。

参列の代わりに弔電を打つ

お葬式に参列できないものの「お悔やみの気持ちを伝えたい」という場合は、弔電を打つのが良いでしょう。

弔電とは、お葬式に参列できないときに送るお悔やみの電報を指します。

電報は電話の他、インターネットからも申し込めるようになっているため、忙しくて対応できそうにない場合は早めに申し込んでおくと安心です。

後日改めて弔問する

お葬式に参列できなかった場合は後日改めて弔問しましょう。

改めて弔問する場合は喪主・ご遺族に事前に連絡を入れ、いつ伺うのかをお伝えください。いきなり訪問すると迷惑になるため、必ず前もって連絡を入れるようにしましょう。

なお、喪主・ご遺族によっては「相手の負担になる」との理由で弔問をお断りしている場合があるため、原則は喪主・ご遺族の意向に従ってください。

その他の参列中のマナー

その他の参列中のマナー

お葬式の参列中、知らないうちにマナー違反を犯している可能性があるため、参列中のマナーについてはあらかじめ知っておくことが重要です。

ここでは、その他の参列中のマナーについて詳しく解説します。

忌み言葉・重ね言葉を避ける

お葬式では、以下のような忌み言葉・重ね言葉は避けるようにしてください。

不幸を連想させる忌み言葉 相次ぎ、飽きる、浅い、焦る、褪せる、生きていた頃、忙しい、痛い、おしまい、落ちる、衰える、終わる、欠ける、悲しむ、枯れる、九(く)、崩れる、消す、壊す、最後、冷める、去る、四(し)、死ぬ、しめやかに、捨てる、葬式、絶える、散る、倒れる、弔う、とんでもない、流す、無くす、亡くなる、涙、冷える、病気、降る、仏、ほどける、滅びる、負ける、短い、病む、破る、敗れる、割る、悪い
決別を連想させる忌み言葉 飽きる、失う、薄い、疎んじる、終わる、返す、帰る、嫌う、切る、切れる、断る、裂ける、冷める、去る、捨てる、疎遠、耐える、出す、泣く、逃げる、放す、離れる、ほころびる、ほどける、戻る、揉める、離縁、離婚、別れる
繰り返しを連想させる重ね言葉 かえすがえす、重ね重ね、くれぐれも、しばしば、重々、たびたび、たまたま、次々、時々、どんどん、日々、ますます、またまた、みるみる、わざわざ

不幸を連想させる言葉、決別を連想させる言葉、繰り返しを連想させる言葉はお葬式の場では口にしないようお気を付けください。

会話のなかでどうしても出てきてしまうワードはあるものの、参列中は意識して避けるようにしましょう。

関係ない私語を避ける

お葬式の参列中、喪主・ご遺族との再会や旧友との再会で思い出話に花が咲くことがありますが、関係ない私語は避けましょう。

通夜振る舞いや精進落としなど会食の場では思い出話をしても構いませんが、お葬式の最中に私語をするのはマナー違反となります。

声のトーンを抑える

会話をする際は、声のトーンを抑えるようにしましょう。

会食のときは笑い声が出てしまっても構いませんが、挨拶の段階で大声を出すのはマナー違反です。お悔やみの気持ちを表すためにも、声のトーンは落としてください。

無理に渡さない

お葬式では、香典・供物は無理に渡さないようご注意ください。

最近は喪主・ご遺族の意向により香典や供物を辞退されている場合があるため、もし辞退されている場合は無理に渡してはいけません。

辞退する理由は、「お返しが大変だから」「申し訳ないから」などさまざまです。

式場では喪主・ご遺族がお断りしているにもかかわらず渡してしまう人もいますが、原則は喪主・ご遺族の意向を尊重するのがマナーとなります。

まとめ

お葬式に参列する場合、髪型・服装・挨拶・香典・焼香・供物などのマナーを守ることが重要です。

しかし、お葬式は頻繁にあるものではないからこそ、マナーについては知らない人も多いのではないでしょうか。実際、どのようなマナーがあるのかわからない人も少なくありません。

そのため、初めてお葬式に参列する人は最低限のマナーを守れるよう事前に勉強しておくと安心です。

お葬式を執り行う場合は、よりそうお葬式にご相談ください。よりそうお葬式は、初めてのお葬式でも安心して執り行えるように複数のプランを用意しています。

家族葬を中心に「一日プラン」「二日プラン」を用意している他、火葬式にも対応しているため、一度お問い合わせいただけると幸いです。

当社では、24時間365日対応の無料相談ダイヤル(0120-541-692)を設置しているため、お葬式で「何から手配すれば良いかわからない」という場合はぜひ一度ご相談ください。

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