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日本人になじみの深い仏教に、さまざまな宗派があることは広く知られているところです。そのひとつである「本門佛立宗」は、庶民のための宗派と言っても過言ではありません。
いろいろな願いをかなえるために、全国津々浦々の神社仏閣を訪れる必要はなく、たったひとつの御題目「南無妙法蓮華経」さえ唱えていれば、どんな病気や悩み、願いも叶えてもらえるというのが本門佛立宗の修行なのです。そんな本門佛立宗の特徴について紹介します。
この記事の監修者
岩田 昌幸
人はなぜ弔い、弔われるのか、葬送儀礼を意味のある営みとして理解し、私たちは次世代へ伝えていきます。葬送儀礼マナー検定実施中。
本門佛立宗は、建長5年に日蓮聖人による「南無妙法蓮華経」の布教から始まります。当時、庶民は仏教への信仰があったものの、疫病や争いが絶えない世の中でした。そういった世の中に疑問を持ち、仏の教えを一から学び直し、日蓮上人は法華経こそが仏のもっとも伝えたい教えだと悟るのです。
しかし難しい内容では、子供からお年寄りまで経典を唱えることは出来ないと考え、法華経にある本門八品で示さている御題目「南無妙法蓮華経」こそが、多くの人々に仏の教えを伝えることが出来るものであり、後世に残すべきものだと確信を得たのでした。
鎌倉時代に始まった日蓮上人の教えですが、その後順調に信仰を広めていったわけではありません。江戸時代には幕府によって、法華宗などの仏教界は日蓮の説いた仏の教えとは程遠い、堕落したものへと形を変えていました。
しかし幕末に歌人や書家として有名な日扇聖人があらわれ、本来の日蓮上人の教えを正しく広めたいという信念のもと、本門佛立宗のもととなる道場を立ち上げます。数々の弾圧にも負けずに地道に御題目「南無妙法蓮華経」を布教した結果、本門佛立宗は現代に至ることとなったのです。
最大の特徴は、御題目「南無妙法蓮華経」の口唱修行です。「南無妙法蓮華経」を唱えるときに、太鼓や拍子木、音の出る楽器がない場合は膝を叩いたりするのも本門佛立宗の特徴です。
他の宗派では見ることが少ないということもあり疑問を持つ人も多いのですが、お寺で多くの信者たちと声をそろえて「南無妙法蓮華経」を唱えるときに、心とタイミングを合わせやすいようにということから行っています。この太鼓や拍子木の音は、邪気や邪念を追い払う意味合いもあると言われています。
明治時代に長松清風が開いたとされています。
本山は京都市上京区北野にある宥清寺です。このお寺は日蓮門下といわれるお寺の中でも、もっとも古いと言われる由緒ある寺院になります。宥清寺の歴史は紆余曲折があり、場所を何回か移転したり、天台宗のお寺を改宗したり、江戸時代には荒廃した姿になったりもしました。最終的には日扇聖人が入所して立て直し、その後、本門佛立宗の創立の際には大本山としたのです。
全国には宥清寺の末寺や別院が300か所もあると言われていて、その地域の人々の信仰を支えています。また本門佛立宗は、アメリカ・ブラジル・オーストラリア・韓国・台湾といった海外にも寺院があり、そのほかの国々にも信者が増え続けています。
一般的に、仏教というとご本尊にはお釈迦様が祀られていることが多いでしょう。しかし本門佛立宗ではお釈迦様をご本尊としてはいません。「南無妙法蓮華経」を記した大曼荼羅をご本尊としています。法華経自体はお釈迦様が説いたものですが、お釈迦様が説いた教えの中から、特に「法華経」のみを大切にしているため、ご本尊は大曼荼羅としているのです。
1857年(安政4年)に、本門法華宗の前身となる本門佛立講を、本門法華宗の内部に開いたとされています。その後、1869年(明治2年)に本山となる宥清寺を、本門法華宗から譲り受けます。
1941年(昭和16年)には宗教団体法によって、本門法華宗と本妙法華宗と法華宗の三つの宗派が合同し、法華宗と公称します。ただ、1946年(昭和21年)には法華宗から独立し、本門佛立宗と公称する事になります。なお、本門宗から独立した年は1947年(昭和22年)という説もあります。
葬儀の式次第は他の宗派と特に変わりません。お題目が南無妙法蓮華経なのが特徴です。ただし細かい部分での違いはあります。例えば、本門法華宗では、御題目「南無妙法蓮華経」だけではなく、「法華経」のなかで重要な部分を一部読誦することがほとんどです。しかし本門佛立宗では「南無妙法蓮華経」を何度も繰り返して口唱するのが基本です。
使用される数珠は、主玉を108個使い、長い輪になった本体に三本の房と二本の房が出ている勤行数珠と呼ばれるものです。ただしこの数珠は信者が使うためのものであり、ほかの宗派である人が葬儀などに参列する場合は、自身の持っている数珠で構いません。
焼香はひとり1回、お香を右手の指3本でつかみ、おでこの前に押しいただいてから静かに香炉に落とします。ちなみに線香をたてるときは1本です。また香典の書き方ですが、本門佛立宗では葬儀に持参する香典の表書きは、御霊前・御香料・御香典のうちひとつを選びます。初七日の法要では御霊前、四十九日よりあとの法要は御仏前となります。
本門佛立宗の特徴について日蓮聖人が「南無妙法蓮華経」をお題目にしたことが始まりです。宗派として独立したのは江戸末期の日扇聖人のときです。京都にある宥清寺を譲り受け、法華宗から独立し、本門佛立宗を創立しました。葬儀などのマナーは基本的に法華宗と同じではありますが、宗派としては法華宗と異なるため、お坊さんを呼ぶ際には気を付けるようにしましょう。
監修者のコメント
本門仏立宗は、法華宗本門流の系統に属する在家の集まりから端を発し、本門仏立講ともいわれていました。特に現世での生活を重視する在家主義の立場をとっているのが特徴です。
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記事の制作・編集
よりそうお葬式 コラム編集部
よりそうは、お葬式やお坊さんのお手配、仏壇・仏具の販売など、お客さまの理想の旅立ちをサポートする会社です。
※本記事の情報正確性等につきましては、細心の注意を払っておりますが、いかなる保証もするものではありません。特に宗教、地域ごとの習慣や個別の事情によって考え方や対応方法が異なることがございます。掲載情報は、ご自身の責任と判断においてご利用ください。情報の利用によって何らかの損害が発生した場合でも、当社は一切の責任を負いません。本記事に掲載の提供情報は、法的アドバイスの提供を目的としたものではありません。
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