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お葬式に行く際は、お葬式用のネクタイを着用する必要があります。
お葬式用ネクタイは黒無地にするのが一般的ですが、そのうえで素材やマナーの知識を持つことが大切です。また、失礼がないように結び方も知っておきましょう。
この記事では、お葬式用ネクタイの選び方や購入場所・マナーに関する気になる疑問を紹介します。
この記事の監修者
岩田 昌幸
人はなぜ弔い、弔われるのか、葬送儀礼を意味のある営みとして理解し、私たちは次世代へ伝えていきます。葬送儀礼マナー検定実施中。
お葬式用のネクタイを選ぶ場合はマナーを遵守することが大切です。ここでは、葬儀用のネクタイの選び方を解説します。
お葬式で使用するネクタイは黒色が一般的です。
黒色は弔意を示す色であり、濃ければ濃いほど故人さまへの思いを示すといわれています。そのため、ネクタイに限らずお葬式の服装は黒が基本です。
なお、以前は喪服が白色だった時代もあり、黒色が定着するきっかけとなったのが第二次世界大戦とされています。
これは、戦死者の急増によって白い喪服の汚れが目立ち、すぐに使い物にならなくなったためです。
そこで貸衣装屋は汚れが目立ちにくい黒の喪服をそろえ、欧米諸国の影響もあって急速に黒が定着しました。
このような背景もあり、現在ではお葬式に参列する際には黒が基本であり、ネクタイの色も喪服に合わせる必要があります。
お葬式用ネクタイを購入する時は、光沢の無いものが最適です。
光沢があるネクタイは、喪服などのブラックフォーマルに合わせると印象が派手になってしまいます。
故人さまを悼む場所で光沢があるネクタイはふさわしくありません。よって、光沢がない漆黒のような黒色にすると良いでしょう。
柄やストライプが入ったネクタイも派手な印象を持たれる可能性があり、ふさわしくありません。
基本的に黒無地のネクタイを着用することがマナーであり、落ち着いた柄や刺繍であっても避けましょう。
お葬式用ネクタイはさまざまな場所で販売されています。ここでは、お葬式用ネクタイを買える場所を紹介します。
お葬式用ネクタイは紳士服店や百貨店で購入できます。
ブランドによって価格は異なりますが、3000円~10000円が相場です。なお、黒色が薄くなった法事用もあるので、間違えないようにしましょう。
ネット通販でも購入可能です。
1500円ぐらいの価格で販売されているものもあり、紳士服店や百貨店よりは安く買える可能性があります。しかし、注文してから届くまでの日数を確認することが大切です。
急なお葬式の場合、使いたい時間までに届かない場合もあります。
100円ショップやコンビニでもお葬式用ネクタイが販売されています。
100円ショップで安く購入できますが、安い分、見た目が劣る可能性もあります。一方、コンビニでは1500円~3000円ぐらいで黒ネクタイの購入も可能です。
しかし、コンビニのどの店舗にも置いてあるとは限りません。お葬式用ネクタイを探す時は、ビジネス街にあるコンビニや葬儀場の近くを見てみるといいでしょう。
お葬式用の喪服がない場合は、喪服一式をレンタルできるサービスがあります。
よって、喪服と一緒に黒色ネクタイをレンタルのも一つの手段です。お葬式に合った葬儀用ネクタイがレンタルできるため、お葬式に適したものを借りることができます。
ここでは、お葬式用ネクタイのおすすめの結び方を解説します。
ネクタイにはいくつか専門用語があるため、ネクタイを結ぶ際に必要となる下記の用語も合わせて覚えておきましょう。
プレーンノットは、小ぶりですっきりとした結び目に仕上がるネクタイの結び方です。ネクタイの種類やシャツの襟の形を選ばないことや、簡単に結べるメリットがあります。
プレーンノットのやり方は以下の通りです。
プレーンノットは簡単な結び方ではあるものの、ノット部分が小さく、長さが残りやすい点に注意が必要です。
また、左右がアンバランスになりやすく、強く締めると結び目が小さくなり、ゆるすぎるとだらしない印象を与えるため注意しましょう。
ウィンザーノットは、型崩れが起きにくくボリュームのある結び目に仕上がるネクタイの結び方です。
正三角形に近いボリュームのある結び目が特徴で、上半身とのバランスが取りやすいメリットがあります。クラシカルな結び方であり、フォーマルなシーンにも最適です。
ウィンザーノットのやり方は以下の通りです。
ウィンザーノットは、ノットの主張が強いという特徴があります。そのため、シャツによってはバランスが悪い印象を与えてしまう可能性もあるため注意しましょう。
セミウィンザーノットはウィンザーノットよりも結び目が小さく、ボリュームを抑えられる結び方です。
ネクタイの主張を控えたいシーンに向いており、どのタイプの襟型シャツとも相性がいいメリットがあります。フォーマルなシーンはもちろん、ビジネスシーンにも最適です。
セミウィンザーノットのやり方は以下の通りです。
大まかな手順はウィンザーノットと変わりません。セミウィンザーノットの場合は、大剣を裏側からまわす工程をカットします。
お葬式用ネクタイにはさまざまなルールやマナーがあります。ここでは、お葬式用ネクタイの注意点を解説します。
お葬式用ネクタイの長さに特別な決まりはありません。
一般的なネクタイと同じように、結んだときに大剣がズボンのベルトにかかる位の長さに調整します。
ベルトがバックルの長さを超えてしまうと、だらしない印象を与えるため注意しましょう。一方で、ネクタイの長さが短すぎると引き締まった印象を得ることができません。
また、ネクタイそのものの長さにも気をつける必要があります。
首の太さや体型によって変わるものの、一般的には170cmの身長だと145cm~155cmが適切です。これを基準として身長が高い場合はさらに長いネクタイ、低い場合は短いネクタイを選ぶ必要があります。
お葬式用のネクタイの幅は、大剣の幅が7~9cmの一般的なものを選びましょう。
大剣の幅が6.5cm以下の細いネクタイはカジュアルな印象を与えてしまい、お葬式の場には適切ではありません。ビジネス用のネクタイと同じ太さのものを選ぶとよいでしょう。
お葬式用のネクタイは黒が基本ですが、色だけでなく素材にも気をつける必要があります。
例えば、ポリエステルやレーヨン、サテンなど、ツヤが強い素材は派手な印象を与えます。お葬式では光沢のない漆黒に近いネクタイ選びが大切です。
お葬式用ネクタイとして販売されていても光沢が強いネクタイがあるため、なるべく避けた方がよいでしょう。
一方、お葬式に適しているネクタイの素材はシルクです。シルクは深い色に染まりやすく、高級感もあって故人さまを偲ぶ場所での使用に適しています。
ウールやコットン、リネンは光沢はないものの、ものによってはカジュアルな印象になりやすいため注意しましょう。
お葬式では、ディンプルをつけずにネクタイを着用するのがマナーとされています。
ディンプルはネクタイに立体感を出しておしゃれにみせる効果があるためです。ビジネスシーンではディンプルを作ることもありますが、お葬式の場で華やかさは好ましくありません。
一方、過去にはお葬式に参列した際にディンプルを作っていた皇族もおり、問題ないという声もあります。
いずれにしても、大切なことは故人さまやご遺族、まわりがどう感じるかということです。
お葬式でディンプルを作っている参列者が少ないなら、マナー違反だと捉えられてしまう可能性もあるでしょう。
お葬式にネクタイ無しで参列することはマナー違反です。
ネクタイ無しでの参列はカジュアルな印象を与えてしまうため、どうしても用意できない場合は、お店で調達してから出席しましょう。
お通夜も同様に、スーツを着用していく場合はネクタイを着用してから参列してください。
お葬式ではネクタイ必須ですが、小学生から高校生は例外です。
学生は学校の制服でお葬式に参列するのが一般的で、制服にネクタイがない場合はそのままで問題ありません。
制服にネクタイがある場合は、着用して参列する必要があります。この場合は学校指定のネクタイが派手な色だと目立つため、黒色や暗い色に変えた方がよいでしょう。
宗教・宗派によっては黒色のネクタイではなく、白色のネクタイを着用する場合があります。
特に白色がフォーマルとされているキリスト教や、神道系の宗教で用いられることが多いです。
お葬式には黒色のネクタイを着用するのがマナーですが、一部の宗教や宗派によっては白色の場合もあることも知っておきましょう。
喪服を着用しない場合もネクタイは必須です。
お葬式によっては「平服でお越しください」と案内が来る場合もあります。平服とは略喪服のことで、男性はダークスーツを着用するのがマナーです。
スーツを着用する場合は、喪服でなくてもネクタイを着用しなければなりません。
お葬式に参列する際にはネクタイ以外の服装にも注意する必要があります。ここでは、お葬式で注意したい服装マナーを解説します。
お葬式のワイシャツは白色がマナーです。
白無地のシンプルなワイシャツを選びましょう。ワイシャツのボタンを留めている糸の色にも注意が必要で、赤や青など派手な色がアクセントになっているデザインは避けてください。
ネクタイと同じくワイシャツも生地や素材、柄に注意しなければなりません。白色であっても、光沢感が強く織柄が施されているワイシャツはマナーに反します。
一方、襟デザインは、レギュラーカラーとワイドカラーが望ましいです。レギュラーカラーは清潔感や堅実な印象を与え、ワイドカラーはネクタイの結び目が強調されるデザインとなります。
また、ビジネスシーンで見かけるボタンダウンシャツはお葬式に相応しくありません。襟のボタンがついているデザインのシャツは、カジュアルな印象が強くなるためです。
結婚式で着用することの多い小さな立ち襟のデザインも、お葬式にはNGとなります。
袖口のデザインは、シンプルなシングルカフスがよいでしょう。袖が折り返しているダブルカフスもマナー違反ではないものの、お葬式では目立ってしまいます。
お葬式では、ネクタイと同様に靴下も黒色がマナーです。
喪服やネクタイすべて黒色の中、白い靴下を履いていると悪目立ちします。汚れが目立ちやすく歩く際に汚くみえてしまうことも、マナーに反するといえるでしょう。
柄も無地が基本であり、ロゴやマークなどワンポイントの靴下も避けた方がよいです。材質もすっきりとしたものを選び、冬用の分厚い靴下はカジュアルな印象があるため避けましょう。
靴下の丈はふくらはぎあたりまでのクルーソックスが無難で、ハイソックスでも問題ありません。椅子に座ったときに、素肌が見えない丈を意識して選びましょう。
また、指ありソックスは黒無地でもカジュアルな印象を与えてしまいます。
お葬式では、着用するベルトも靴下と同じように黒色で統一しましょう。
紺色やグレー、茶色など暗い色でも、真っ黒な喪服を着用すると目立ちます。素材も、革や綿で光沢のないものを選ぶのがポイントです。
ナイロン素材やエナメルは、つるつるとした光沢があるため避けましょう。
バックルは黒もしくは銀色でも問題ありません。ゴールドや光沢のあるもの、デザインが目立つものは避けましょう。
リンク式やプラスチックタイプは、色に問題がなくてもカジュアルな印象を与えるためNGです。
また、ベルトの太さは2.5cmから3.5cmくらいを一つの目安に、ノーマルなものを選びましょう。
基本的に喪服とベルトはセットであり、ベルトを着用してお葬式に参列するのは基本的なマナーです。
ネクタイほど目立つものではないですが、ジャケットを脱ぐシーンがあった場合にベルトがないとだらしない印象を与えてしまいます。
冬場のお葬式に参列する際に、コートを着用する場合は黒色が基本です。どうしても黒色のコートがない場合は、黒色に近いダークカラーでも問題ありません。
例えば、紺色や濃いグレーでもワンカラーで統一されていれば問題ないでしょう。暗い色のコートが用意できない場合、落ち着いたベージュ系の色でも許容範囲です。
一方で、赤色や青色、黄色、オレンジのコートなどの明るい色はマナー違反となるため注意しましょう。
平服で参列を案内されていても、マナー違反と捉えられてしまう可能性もあります。
ビジネスコートがある場合は派手な色やデザインを施したものが少なく、シンプルなものが多いためおすすめです。
お葬式にふさわしいハンカチは白色が基本です。
白は正常で穢れのない色とされ、神聖な儀式で広く用いられてきました。故人さまが身につける装束も白色であり、白いハンカチを持つのがマナーとなっています。
ただし、最近は喪服や靴下、ネクタイの色と合わせて黒色を持参するケースも多いです。座ってハンカチを膝に置いたときにも、黒色であれば喪服と同化して目立ちにくいメリットもあります。
一方で、赤や黄色、柄物など暖色系や派手な色のハンカチはお葬式の場にはふさわしくありません。目立つようなハンカチは控え、白や黒のハンカチを用意しておきましょう。
男性の場合、お葬式にバッグやかばんを持たないのが一般的です。
お焼香の際に手荷物用の台や足元などにバッグを置く必要があるため、バッグを持つと目立ってしまいます。
お財布やスマートフォンは喪服やスーツのポケットにしまって手ぶらで参列します。ただし、ポケットにしまう際にはポケットがふくらむのはNGであり、荷物は最低限に減らしましょう。
また、バッグを持ってはいけないというルールはないため、荷物が多すぎる場合はセカンドバッグを用意しても問題ありません。
バッグを用意する場合は光沢がなくコンパクトで、なおかつシンプルな黒色が最適です。
お葬式に参列する際に、アクセサリーは華やかな印象を与えるためふさわしくありません。
腕時計は本来時間を確認するためのものであり、着用しても問題ありません。しかし、装飾が多いものや派手なものはお葬式の場にふさわしくないため避けましょう。
さらに時計を確認していると、ご遺族は「時間を気にしている」と思ってしまう可能性もあります。このような誤解を与えないためにも、腕時計は外しておいてもよいでしょう。
ネックレスやブレスレットなどの装飾品も、デザインが地味でも必要がないなら外しておいた方が無難です。
ただし、結婚指輪に関してはお葬式に着用してもマナー違反にならないとされています。
ここでは、お葬式のネクタイに関する気になる疑問をまとめています。
葬儀用ネクタイを購入する際は、柄や刺繍・光沢がない黒無地のネクタイを選びましょう。
紳士服店や百貨店でも購入できますが、コンビニや100円ショップにも置いてあるため、状況によって選択することが大切です。
また、コンビニや100円ショップのネクタイを使っても失礼にはならず、それよりも場にふさわしくないネクタイを着用する方が失礼です。
さらに、結び方はプレーンノットなど、シンプルに結ぶと良いでしょう。
お葬式についてご不安やお悩みがある場合は、よりそうお葬式までご相談ください。
お葬式に関する小さなお悩みやご心配なことも、専門の相談員が通話料無料で24時間365日対応します。お葬式費用や流れなど基本を解説した詳しい資料をお届けいたします。
お葬式が初めての方も、お気軽にお問い合わせください。
監修者のコメント
近年は急な訃報でもネクタイは購入できる場所が多いことから、平常時に着用するスーツで参列してもネクタイだけは喪服仕様にする人がほとんどです。ネクタイピンは機能的な側面もあるのでダメというわけではありませんが、おしゃれアイテムとして見られがちです。つけるならシルバーのつや消しか、黒、真珠のネクタイピンが無難です。
「よりそうお葬式」では、無料の資料をご請求いただいた方全員に「お葬式読本」を無料で贈呈しています。はじめての喪主でも安心の役立つ情報がそろっています。もしも時のための事前準備に活用できます。
記事の制作・編集
よりそうお葬式 コラム編集部
よりそうは、お葬式やお坊さんのお手配、仏壇・仏具の販売など、お客さまの理想の旅立ちをサポートする会社です。
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