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直会とは?挨拶や作法・挨拶例文について

  • 2022年04月04日

神社などで行われる祭事が終わった後、必ず行われる会に「直会(なおらい)」というものがあります。直会にも挨拶の仕方や作法というものがあるため、事前に直会のことを把握しておきましょう。

では、直会とは具体的にどのようなことを行う行事なのでしょうか。今回は直会の特徴、挨拶の例文やマナーについて詳しく解説します。

記事の監修

終活ガイドという資格を通じて終活の専門家を育成すると同時に終活ガイドの皆さんが活動する基盤づくりを全国展開中。

直会(なおらい)とは?

直会(なおらい)とは、祭典に奉仕した神主および参列者が祭典の後に行う儀式のことです。直会は「もとに戻る」という意味合いである「直り合い」が語源と言われています。

直会では、神前に捧げた神饌(しんせん)と呼ばれる供物をみんなで分け合って食べます。神様が食した供物を食べることによって、神様のお力を分けてもらうというのが直会の目的です。

一般的な直会は、米や神酒(みき)、餅や魚といった食物が神前にお供えされます。本来は直会も祭典の立派な一部なのですが、お酒なども出るために祭典が終わった後に行う宴会のようなものと認識している人も中にはいるでしょう。直会の中には神社など祭典が行われる場所以外に、直会用の宴会場所を用意してそこで行うところもあります。

直会の挨拶例文

直会は開始時と終了時に喪主、および遺族代表が挨拶をすることがほとんどです。開始時・終了後、ともに短く簡潔に挨拶を行うことが大事と言えるでしょう。

ここでは、通夜祭の後に行われる直会開始時の挨拶、そして終了時の挨拶2例をご紹介します。

開始時の挨拶例

「本日はお忙しいなか通夜祭にご臨席いただき、誠にありがとうございます。また、(故人名)の存命中に格別のご厚情を賜わりまして、厚くお礼申し上げます。故人も皆様の御厚意を受けて喜んでいることかと思います。どうぞ、召し上りながら思い出話などお聞かせいただければ幸いです。それでは、本日は誠にありがとうございました。」

終了時の挨拶例

「本日はご多用のなか、お越しいただき誠にありがとうございました。皆様のおかげで、滞りなく通夜祭を終えさせていただくことができました。もう夜も更けてまいりましたので、どうぞご自由にお引き取りくださいませ。本日は、誠にありがとうございました。」

直会に参加するときの服装

直会では葬儀・通夜同様に、男性・女性とも派手目な服装は避けることがマナーとなっています。

男性の場合、カジュアルな服装はNGで地味な色合いのスーツが基本です。スーツは黒やグレー、ネクタイ着用も必須でスーツと同じ色が好ましく、靴も黒が無難です。

女性の場合はスーツやワンピースで、色は黒やグレー、紺など派手さのないものが良いでしょう。色が地味だからといって露出度の多い服装をするのはNGです。夏の暑い時期でもノースリーブ着用・ストッキングなしは避けた方が良いでしょう。ストッキングや靴も派手な色は避け、黒など地味目な色が好ましいです。

直会の作法

直会が行われる時間の目安は1時間〜1時間半と言われています。喪主や遺族側は長引かないように目安の時間内にすべてを終えることが大事です。喪主や遺族は参列者にお酌をして回ることも忘れないようにしましょう。

直会で振る舞う食べ物についても注意が必要です。直会では肉や魚を食べること自体が禁止されてはいませんが、火を使った料理を作ることは避けるべきとされています。
火を通した料理が良い場合は仕出しなどを利用すると良いでしょう。また、宗教上の理由で直会で出された料理を食べることを辞退される人がいた場合は、仏式のお葬式と同様に「御膳料」を渡します。

監修者のコメント

直会は神事の後にお供えしたものを神職や参列者で共食することで神さまと一体になることが本来の意義ですが、形式的にお神酒をいただくことで神事の区切りにあてることが多くあります。神事のひとつの儀式になりますのでマナーを守るように努めましょう。

まとめ

直会は、自由な雰囲気の宴会というわけではありません。故人を偲ぶための神聖な儀式ですから、一連の流れやマナー、注意点をしっかりと把握してから参列するようにしましょう。事前に注意点を確認していれば、喪主や遺族関係者であれば円滑に進めることができ、参列者であれば失礼なく振る舞うことができます。

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