“よりそう”という名前に恥じない行動を追求する

いまの役職と、主な業務内容について教えてください。

執行役員、マーケティング部部長として、「よりそう」のマーケティング全般を担っています。お客さまに「よりそうお葬式」の価値を感じていただけるように、サービス開発やプロモーションなどを幅広く手がけています。

よりそうに入社した決め手は何ですか?

入社のきっかけとなったのは、社名でもある「よりそう」という言葉に惹かれたことでした。

そもそもライフエンディングってあまり考えたくないもので、つい嫌厭してしまいますよね。それでいて、いざというときに本当に「わからないこと」だらけなんです。悲しみや苦しみのなかで葬儀や相続などと向き合うご家族に対してできることとして、「よりそう」ことの重みを感じるとともに、この言葉がすごく響きました。

また、ビジネス的な視点でも魅力がありました。気持ちに寄り添うことととDX化、両面から課題解決をしていくことで、世の中に大きな価値提供ができると感じたんです。

今の仕事でやりがいを感じる瞬間を教えてください。

マーケティングという観点でいえば、幅広い領域に関われる面白さがあると感じますね。例えばプロモーションでも、CM、WEB広告、メールマガジン、パンフレットと様々な媒体を扱う楽しさがあります。

とはいえ何より嬉しいのは、やはりお客さまからいただく声です。アンケートや満足度調査を通して「いいお葬式ができました」といった言葉をいただけるのは、大きなやりがいです。

弊社の「よりそうお葬式」の特徴の1つに、葬儀の際に故人の思い出の写真を並べる「メモリアルコーナー」の設置や、生前伝えきれなかった想いを手紙にして棺に入れる「ラストメッセージ」といったサービス展開があります。

この背景には、お葬式の時間や空間を通じて、ご家族同士がよりそい合っていただきたいという思いがあります。だからこそ、ご家族の方が一緒に過ごしてきた日々や絆を思い返せるような時間・空間をつくることができ、ご家族の方々に喜んでいただけたときには、この仕事をしていてよかったと思えます。

よりそうのMissionについて、ご自身の思いをお聞かせください。

これは私の解釈なんですが、「よりそう」という言葉には2つの意味があると思っています。

1つは、大切な方を亡くして悲しんでいる方、困っている方によりそい、サービスを提供すること。そしてもう1つは、悲しみにくれているご家族の方々がよりそうことです。

お葬式は、ご親族が集まり故人と過ごした時間や絆を振り返るなど、ご家族同士でよりそう時間でもあるんですよね。故人を偲んで家族同士がよりそい、大切な方の思い出や絆を感じられるようなサービスの価値は、日本に限らず世界に共通するものだと思います。そういう意味では、「よりそう」を通して、少しずつ世界を変えていくことができるのではと期待しています。

ご家族がよりそうことに大きな意味があるからこそ、「このお葬式でよかった」と心から思っていただける体験を創出していきたいですね。

よりそうのVisionについて、ご自身の思いをお聞かせください。

ライフエンディング領域は、多くの人にとってわからないことだらけです。そのため、残念ながら「時間がないなかで、満足いく選択ができなかった」「もっと安くできたなんて知らなかった」と後悔することも多いのが現状なんですよね。

そこを我々がプラットフォーム化し、よりそいながら一連の流れをサポートするうえでは、葬儀社さまをはじめとするパートナーさまが必要不可欠です。

「一緒にいいサービスを作っていきたい」という思いを共有できるパートナーさまと提携してサービスを展開していくことが、ビジョンに掲げる「ライフエンディング・プラットフォームの創出につながると考えています。

よりそうのCulture(徹底的によりそう、プロフェッショナルであること、新しいあたりまえをつくる)を体現するために、ご自身が一番大事にしていることを教えてください。

まず「徹底的によりそう」ことについては、ユーザー体験をいかにリアルに考えられるかが重要だと思っています。

私は入社後に、何度か葬儀スタッフとしてお手伝いをさせていただいたのですが、そこで改めて、お客さまが葬儀で体験する過程を理解できたように思います。「徹底的によりそう」というのは、なんとなくわかったつもりになるのではなく、徹底的に考えることなのだと思います。

「プロフェッショナルであること」は、スピードとクオリティともに高い意識を持ち、言い訳をしないことです。時間と質というのは相反するもので、どちらかを言い訳にしてしまいがちな傾向があります。しかしプロフェッショナルであるためには、相反する2つを包含する覚悟を持つ必要があると考えています。

「新しいあたりまえをつくる」について言えば、お葬式はこうでならなければいけないという型って、実はないと思うんです。故人らしさが反映されていたり、家族がよりそいあいその方を偲ぶことができたりするのであれば、それでいいのではないでしょうか。「これが当たり前」とただ慣習に従うのではなく、今の時代の価値観やニーズにあったお葬式の形を絶えず考え、作っていきたいですね。

一緒に働いている人たちは、どんな人たちが多いですか?

「こんなにいい人しかいないチーム・会社って少ないよな」と思うくらいに、いい人ばかりです(笑)

これは、ライフエンディングという事業ならではでしょうね。葬祭事業の会社で働くことに抵抗を感じるであろう人もいる一方で、「人の死や悲しみによりそおう」と思える人が集まっているからこそです。

また、社風としてもトップダウンではなく、チームみんなで意見を出し合い、意思決定をしていくような雰囲気です。代表の芦沢も副社長の篠崎もそう考えており、会社の魅力でもあるように思いますね。

ご自身が考える会社の魅力を教えてください。

マーケターとしていろいろな体験ができることは、魅力の1つです。お客さまが故人との最後の時間を後悔なく過ごせるような、また「よりそうお葬式」ならではの価値を感じてもらえるサービス開発を考えたり、サービスの費用を見直したり、さらには魅力が伝わるプロモーションを考えたりと、できることは本当にたくさんあります。

また、先ほどお伝えしたような社風も「よりそう」ならではの魅力です。

入社希望者にメッセージをお願いします。

弊社で大事になるのは、やはり人の気持ちによりそえるかどうかだと思います。「よりそう」という気持ちを大事にしている方に、来ていただければ嬉しいですね。

ぜひ、一緒にライフエンディング業界の課題解決をしていきましょう!

2021.06.30 プレスリリース

“よりそう”という名前に恥じない行動を追求する

インターネットを通じて明朗会計セットプランのお葬式「よりそうお葬式」を提供する株式会社よりそう(東京都品川区、代表取締役:芦沢 雅治、以下「よりそう」)は、新型コロナウイルス感染症にともなうお別れの環境およびご要望の変化に対応した新プラン「よりそう火葬式 基本プラン」を発表するとともに、「よりそうお葬式」の全プランをリニューアルし、2021年3月31日(水)より全国で提供を開始いたしました。

「よりそう火葬式 基本プラン」提供開始の背景

新型コロナウイルス感染症(以下、「新型コロナ」)の感染拡大防止策として、入院患者と家族の面会を制限する病院が後を絶ちません。そのため終末期患者のご家族を中心に「最期は自宅で看取りたい」と考える方が増加しています。2019年の日本における全死亡者のうち、病院で亡くなった方は71.3%(※1)でしたが、ある医療法人では2020年4月から10月に在宅で亡くなった方の数が前年同月比で約50%増加するなど(※2)、看取りのかたちに変化が訪れています。
病院でお亡くなりになった場合、数時間以内にはお体を安置施設に運ぶ必要があることから、ご家族は早急に葬儀社を決めなければなりません。一方、ご自宅で最期を迎えた場合は安置施設を早急に決定する必要がないうえ、そのままお体を安置することも可能です。そのため、看取りとお別れの双方をご自宅で行う方が増加することが予想されます。
参列者を招いての葬儀が難しい集合住宅などにお住まいのご家族でもご自宅で納得のいくお別れを実現できるよう、「よりそう火葬式基本プラン」の提供を開始いたしました。

(※1)厚生労働省「令和元年(2019)人口動態統計」(2020年9月)より (※2)yomi Dr.「新型コロナで、在宅の看取りが大幅に増加……医療との付き合い方が変わる」(2020年11月2日) https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20201030-OYTET50000/

リニューアルの背景

葬儀においては多くの参列者を招いての葬儀を控える傾向が続いており、通夜・告別式を実施せずにお身内のみで故人さまをお見送りする「火葬式」を選ぶ方が増加しています。よりそうが実施した調査では、新型コロナ感染拡大時の葬儀として「火葬式」を選ぶ割合は拡大前に比べ約2倍となりました。(※3) 新型コロナによる看取りおよび葬儀の環境変化により、火葬式を選ぶご家族が増加するなか、限られた時間内で後悔のないお見送りをしたいという要望に応え、今回のリニューアルに至りました。

(※3)よりそう「新型コロナを受けた葬儀の意識調査」(2020年10月)より